こんにちは、百萬です。
子どもの手が離れた 50代からの中高年は、これまで できなかったことをやりたい。
そう思う人も けっこう多いのでは?
けれども、では何をしようかなと考えると、すぐ めんどくさくなったり・・・
そのようなときに その1つとして、知的好奇心を満たしたい人には 放送大学がいいかも。
ということで、私は50代半ばで放送大学の門をくぐりました。
そして、準備をけっこうしっかりやって、放送大学の入学試験になんとか合格できました。
やれやれと思い、合格したことを家族にいちおう伝えると・・・
その反応は・・・よかったね!ではなく
・・・やっぱり行くつもりなんだ~ みたいな 好奇な反応!??
まあ いいか、わが道をいかせてもらおうと スパっと割り切り。
あとは 最短2年間でなんとか目標を達成するため、けっこう綿密に計画を立てました。
今回は、放送大学での学生生活についてお知らせします。
このような方面のことを考えている方の参考になればと思います。
目 次
- 放送大学に入って、生まれて初めて「こころから楽しめる学習」が体験できました!
- 科目の選択は「ほんとうに学習してみたかったもの」にしたら、やる気が増しました!
- テキストと各章の設問、過去問を、中高年向けのコマーシャル記憶法(??)で乗り切り、全科目なんとか合格!
- まとめ
放送大学に入って、生まれて初めて「こころから楽しめる学習」が体験できました!
放送大学の学生となって最も変わったこと・・・それは、学習が心から楽しいと感じられたこと!!
これまで こんな感覚はなかったように思います。
土日に数時間とはいえ、自ら意欲的に 学習するようになりました。
さすがに試験前に、学習が遅れているときは 平日の夜も学習することがありましたが・・・基本は土日です。
昼間の仕事と長時間通勤に加えて、加齢に伴う疲労からか なかなか回復できないようになり、平日はひどく眠たくて まったくダメ。
テキストを読みながら、落としたことも・・・
そのため 平日は仕事に専念し、土日を放送大学の学習にあてる生活にしました。
これは、子どもが手を離れたことが大きいと思います。(正確には、相手にされなくなった?)
そのため、土日は時間がたっぷりありました。
それに対して、妻は相変わらず子どもたちに重宝がられて?うれしそう。これはとても不思議な感覚・・・
放送大学大学院のカリキュラムはとてもシンプル。
2年間で必要な履修科目が11。それと修士論文の完成。
最長で5年間在籍可能です。
1科目の授業は15週で構成されています。そのため、選択した科目の学習と認定試験が 半年ごとのサイクル。
学習の中心は、テキストと、テレビまたはラジオ講義の視聴です。
テキストは1科目200〜250ページくらい。
私は土曜にテキストを1週間分ザッと読んで、その日のうちにテレビまたはラジオを視聴しました。
テレビやラジオの講義は科目ごとに、放送日時が決まっています。
けれどもそれは学習のペースメーカーみたいなもの。録画があるので、実際にはいつでも視聴できます。
そのため、そのスケジュールを参考にしてはいましたが、仕事での疲れなどによって、かなり柔軟にやっていました。
科目の選択は「ほんとうに学習してみたかったもの」にしたら、やる気が増しました!
選択した科目はさまざま。
これまでのような「短時間で頭に入れて、試験で はき出すみたいなお勉強」ではなく、興味のあるものだけを「ほんとうに学習」したい。
そう思っていたので、選択したプログラム (コースのこと) とは まったく無縁の科目をいくつか選びました。
私が選択した人文学プログラムとは程遠い、心理学、人的資源管理、宇宙論などを選択して学習しました。
テレビなどでは、中高年向きにけっこうやさしく説明・解説してくれているように感じました。
そのため、わかりやすくとても興味が持てました。
なお、選択した科目数は12。
ほんとうは11でよかったのですが、万一のために保険をかけました。
そのために、1つ余分な出費と学習時間が必要に。
けれども、これはよかったと思います。
保険としての役割だけでなく、科目の内容がとても興味深かったからです。
テキストと各章の設問、過去問を、中高年向けのコマーシャル記憶法(??)で乗り切り、全科目なんとか合格!
土日で選択科目の学習を1週間分終えたら、内容を覚えているうちに章末の設問を解きました。
時間ができたらやろうなどと思っているうちに、中高年は学習した内容が頭からきれいに消えてしまいがち。
そうならないように、学習直後に テキスト章末の設問の回答を考えて、必ずスマホのメモ帳に記入しておきました。
こうした方が、結果的に時間の節約になると感じます。
最初は、学習後けっこう時間が経ってから 振り返りをやっていました。
けれども、それだと設問を解くときになって、また最初からテキストを読む羽目になってしまい、多くの時間ロスを出すことに・・・
なお、設問も解答もスマホの音声入力でメモに書きました。
音声入力で文章を早く書きたい人は、次が参考になるかも。
よかったら、ご覧ください。
hyakuman-amane.hatenadiary.com
人がいる場所で 設問をメモに記入するときは、教科書の文字を写真に取り、それを文字に変換するアプリを活用することもありました。
これらを使うと、かなり時間の節約になります。
科目の試験対策は、過去問を3年分確認しました。
すべて、テキストを参照しながら解答を作成。
試験直前は、1週間前から、設問と過去問を毎日5回程度 読みました。
1日5回程度 音読または黙読しました。(はい、単に 読むだけです)
それを5日ほど続けたら、8割くらいは頭に残っていた感じ。
どうしても相性の悪い2割は、こじつけなどで頭に無理やり詰め込みました・・・
私はこれを「コマーシャル記憶法」と言っています。
関心のある方は、よかったら 次のブログをご覧ください。
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なので、中高年の私でも それほど苦労することなく、ほぼ全科目をそこそこの成績で? 無事クリアできました。
(1科目再受験しましたが・・・)
まとめ
放送大学で学習する科目選択はさまざま。
とにかくたくさんの数があります。ほんとうに迷うくらい。
ただ、科目を選ぶのであれば、これまで学習してみたかったけど、なかなかトライできなかったものを選ぶのがベターかも。
誰かに強制されるわけでもなく、いい点を取るためでもないと思います。
自分のしたいことへの、大きなこだわりがいいかも・・・
自分にとってほんとうに関心のあるものに、一定期間 真剣に取り組んでみる。
自分が納得できるまで しつこく調べたり、考えたりしてみる。
仕事が忙しくなったので、くたくたになることも何度かありました。
けれども、かつての「やらざるを得ない お勉強」とは まったく異なる世界を感じました。
一定時間内に効率よく覚えて、それをペーパー試験に要領よく書き出すみたいなやり方をやめて、ほんとうによかったと思います。
・放送大学に入って、 生まれて初めて「こころから楽しめる学習」が体験できました!
・科目選択は「ほんとうに学習してみたかったもの」にしたら、やる気がとても増しました!
・テキストと各章の設問、過去問をコマーシャル記憶法(?)で乗り切り、全科目なんとか合格できました!
今回は放送大学入学後の学生生活について、私の体験をお知らせしました。
参考になるところがあれば、うれしく思います。
次回はメインイベントである 修士論文について、お伝えします・・・
放送大学に関する過去のブログは次のとおりです。よかったら、ご覧ください。
◎< その1 放送大学の魅力 編 >
hyakuman-amane.hatenadiary.com
◎< その2 入学動機・説明会・家族の反応 編 >
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◎< その3 入学試験 編 >
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◎ < その4 研究計画書 編 >
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◎< その5 提出書類の準備・受験本番 編 >
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ブログをご覧いただき、ありがとうございました。