こんばんは、百萬です。
どんなにがんばっても、中高年になると体力、知力、気力はしだいに落ちるもの。
これは生物の宿命。
それはわかっているものの、それでもそれに逆らってみたい・・・
そう思う中高年は、何をどうしたらいいのでしょうか?
その答えの1つが・・・これまでに本当にやりたかったけれど、できなかったものにチャレンジしてみることかも。
そのような中高年に向けて、熱い刺激になるかもしれない「1冊の本」に出会いました。
久しぶりにスゴイと思ったので、お知らせします。
目 次
- 著者プロフィール
- 3年間の受験勉強を経て京都大学に合格、59歳で会社をやめて中高年大学生に!
- 卒業時になんと経済学部の総代に、そして現在 博士課程に在学中!
- 自己啓発の源泉は、なんといっても 強烈な知的好奇心!
- まとめ
著者プロフィール
著者の瀧本さんは現在66歳。
36年間のサラリーマン生活を経て、59歳で京都大学経済学部に合格。
4年間の大学生活の後、修士課程を修了し、現在は博士課程に在学中。
3年間の受験勉強を経て京都大学に合格、59歳で会社をやめて中高年大学生に!
なぜサラリーマンの終盤で、大学生になったのでしょうか?
そのきっかけは、息子の大学のキャンパスに行ったことから。
若い学生たちが限りなくキラキラと見えた、とのこと。
自分もこのキャンパスの輝きを味わえるうちに、トライしてみたくなった・・・
そんな突拍子もないこと?を思って以来、その思いはドンドン膨らむしまつ。
そのことを家族に言ったら、まあ好きにしたらみたいな反応・・・
(中高年が受かるわけない、というところでしょうか・・・???)
その日から、サラリーマンをしながら受験勉強を開始。
予備校に通う時間も お金もないので、自学自習の毎日。
ただし、予備校には模擬試験だけ受けに・・・
試験会場に、若者に混じって白髪頭のオヤジが何度も入場。
一種、独特の雰囲気かも。
中高年のハンデを乗り越えるため、3年かけてずっと受験勉強の日々・・・諦めずに継続。
元気なうちに、思いっきり本物の学習をしてみたい・・・この強い思いが、続けられた源のようです。
3年目の受験勉強の時期には、ドンドン成績が向上。
ついに、若い頃に一度苦杯をなめた 京都大学に合格。
その後、妻からは、本気でいく気なの?!と猛反対だったとのこと。
まさか受かるとは・・・と、いうところでしょうか。
そして、息子からの応援もあり、京都大学の有名な?オンボロ吉田寮住まいという格安条件で、京都大学に入学することに。
まさにコテコテの中高年大学生の誕生・・・
卒業時になんと経済学部の総代に、そして現在 博士課程に在学中!
中高年大学生の毎日は、どのような感じだったのでしょうか?
京都大学に入学してからの4年間。
やりたかった本物の勉強三昧の日々。
最初は自分の息子よりずっと若い普通?の学生たちとの違和感が、お互いにあったようです。
しかし、大学と寮生活で若手学生と常に一緒に行動したこともあり、比較的スムーズに同期生仲間になったとのこと。
若いときの学生時代には、今回ほど真剣に勉強した記憶はないようです。
しかし、社会人となって世の中の仕組みがある程度わかるようになってからは、もともと持っていた知的好奇心がムクムクと・・・
京都大学での4年間では、経済学部にこだわらず、関心・興味のある講義にはすべて出席。
とにかく、おもしろくてたまらないというノリで学習を続けた結果、なんと経済学部卒業生の総代に。
この年齢で・・・と一時は辞退も考えたものの、いろいろな方からの言葉を受けて、最終的には受けることに。
無事4年間を過ごした後、妻の期待をあっさりと?裏切って、さらに修士課程に進学。
勉学への興味は尽きないようです。
そして、さらには博士課程に・・・
妻は一度だけ京都大学のオンボロ吉田寮に来たことがあるとのこと。
あまりの汚さに、その後は訪問なし。
中高年大学生本人が、ときどき帰省しているとか・・・
自己啓発の源泉は、なんといっても 強烈な知的好奇心!
何が、中高年をこのような「魅力ある?危険な道」に進ませたのでしょうか?
私は興味シンシン。
知的好奇心たっぷりの中高年は、ほかにもたくさんいます。
私が50代後半に通った、放送大学の中高年仲間もそうでしょう。
その知的好奇心と底知れぬエネルギーには、限りがないように感じます。
99歳の放送大学生もいました。放送大学を3回卒業されても、次は4回目・・・
こんな猛者が人生の大先輩に大勢います。
今回読んだこの本の主人公である瀧本さんは、現在 京都大学の大学院生。
会社人生にオサラバして、これまでやりたかったことを、元気なうちにやり遂げたい。
そんな執念のような自己啓発の心意気がじ〜んと伝わってきました。
この自己啓発はある意味で、大いなる自己満足なのかもしれません。
けれども、自分のやりたいことが明確にあって、それを1つずつ達成していくプロセスに、拍手を送りたいと思う中高年も多いかも・・・
一方で、そんな年齢で大学に入ってどうするの?
中高年が大学に受かった結果、これからの若者が1人合格のイスを奪われた・・・みたいな誹謗もあったとか。
人はいろんなことを想うもの。
1度しかない人生ですから、自分の想いと信念を持った中高年大学生に 大拍手を送りたい気持ち・・・
まとめ
今回は、自己啓発のものスゴイ事例?をお知らせしました。
中高年といえども、とてつもない人がいるものです。
このような人がいるから、私たちはいい意味で刺激を得ることができます。
われわれ中高年も、それを参考にがんばろうみたいなノリになれるかも・・・
年金が満額で支給されるのは、現在65歳から。
それに合わせて、企業の定年年齢も65歳に。または60歳から5年間 再雇用の継続に。
では、いざ その年齢になったら、実際には中高年は毎日 何をすればいいのだろう?
漠然とした不安がいっぱい・・・というのが、現在の65歳前の中高年かも。
けれども、中高年にとって知的好奇心さえ枯れなければ、何とかなるかも・・・
そのためには、日々それなりに適度な刺激が必要でしょう。
そういうときは、スゴイ自己啓発パーソンの話を読み、耳にするのも一法かもしれません・・・
・3年間の受験勉強で京都大学に合格、59歳で会社をやめて学生に!
・卒業時になんと経済学部の総代に・・・そして現在 博士課程に在学中!
・自己啓発の源泉は、なんと言っても溢れ出る強烈な知的好奇心!
ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
「50代からのボケ防止?」シリーズ 直近のものは次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その8>・・・「EMを1000日間使ってみてわかった健康改善の効果と、一部の批判」 編
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<その7>・・・「カンタン ー コマーシャル記憶法 ー で記憶力の強化を」 編
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<その6>・・・「何年も忘れていた ”お風呂の換気扇掃除” で気分をスッキリ」 編
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