(アマゾンプライムビデオより引用)
こんばんは、百萬です。
社内研修で、資料に書いてある 山本五十六さんの名前を、20代の若手男性社員が「やまもと ごじゅうろく」とはっきり言い切りました。
んっ!?
(それは読み方が ちと違うねえ)・・・かなり汗、あせ、アセ
別の日に 違う部署の研修でも、今度は20代の女性社員が「これって、ごじゅうろく でいいんですかぁ?」
そんなことがありました。
これは今から数年前にはなかったこと。
そうか、もしかして若手社員にとって「山本五十六」さんが死語になりつつあるのかも?・・・
今の若手社員はビジネス書をほとんど読まない、みたいな話を社内でよく耳にします。
それを聞くと、それは若手社員だけではないのでは?と私は思ってしまいますが・・・
中高年の社員は必要性を感じて、ビジネス書を読むことが確かに増えるものです。
けれども、社内で社員教育を長年担当してきた私からすると、それは中高年のせいぜい2割くらいかも。
それに比べて、私が若手社員を見ていると・・・
スマートフォンを自由自在に操って、多くが 実に多くの文字を日々読んでいるかが わかってきました。
私の会社ではコロナが原因で、数年前からやっとデジタル化が進み始めました。それまでは社内が紙だらけ。
実は、デジタル化の方針が決まってからの、若手社員の仕事ぶりには目を見張るものがありました。
そのことが参考になるかも と思い、お知らせします。
目 次
- 山本五十六さんは「ごじゅうろく」さん、それとも「いそろく」さん?
- 山本五十六さんが活躍した1930〜40年代は、すでに歴史の教科書の中のできごと!?
- 中高年は、若手社員の得意なデジタルの技を教えてもらうと、とってもお得かも!
- まとめ
山本五十六さんは「ごじゅうろく」さん、それとも「いそろく」さん?
「やってみせ 言ってきかせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
これは、人を動かすための重要事項として、ときどき社内研修などで使われる言葉です。(でした?)
人材育成の重要なポイントは・・・
後輩社員に力をつけさせるには、まず先輩社員が手本をちゃんと示す。
そして、なぜそうするかをきちんと教える。
後輩社員が理解できたら、実際にやらせてみる。そして、何度かやってうまくいったら、しっかりほめて士気を高める。
そういうやり方をしないと、後輩社員は自ら動かないもの。
そういう意味のことを言っていると思います。
ちなみに、若手社員から「なぜ、いそろく なんですか?」との質問。
「お父さんが56歳の時に生まれたからだそうです」というと・・・
へっ!それだけの理由? みたいな反応でした。
山本五十六さんが活躍した1930〜40年代は、すでに歴史の教科書の中のできごと!?
山本五十六さんは、第二次世界大戦のときの元帥海軍大将。また、第26・27代の連合艦隊司令長官でした。終戦の前に戦死・・・
たくさんの部下から深い人望のあった人。
この度の「ごじゅうろく」事件? からすると・・・
いまの若手社員が学生時代に学んだことの中には、すでに80年前の事実がそれほど多く語られていないことを感じます。
とすると、社内教育資料などに、研修を受ける対象者がほとんど知らない内容を書いていることに・・・
これは、大いに反省させられました。
そのため、今後作成する予定のさまざまな社内教育資料は、20~30代あたりが中心になって書いた方がいいかも。
ということで、テーマと内容は社内教育の企画チーム全員で考えますが、資料作成は若手社員にバトンタッチすることに。
すると、それから2年も経たないうちに、いろいろな資料がドンドン動画に変わっていきました。
その結果、従来の紙資料が激減・・・
今では新規に作成する社内教育資料やマニュアルは、8割くらいが10分程度の動画になってしまいました。
残りの2割は?
はい、中高年が作っている資料だけはなかなか動画にはならず、「いいね!」がつかない状態・・・
中高年は、若手社員の得意なデジタルの技を教えてもらうと、とってもお得かも!
この2年間。私は若手社員の動画の作り方をよく観察させてもらいました。
20〜30代の若手社員は、簡単なアプリを使って、あっという間にさまざまな動画を作ります。
これはいまの若手社員の持っている デジタル能力でしょう。
社内資料はテキストから動画へ大きく変化!
若手社員は、「多くの社員に観てもらいたい」という点から、社内資料をさまざまに工夫して考えているようです。
中高年の私たちはかなりの動揺・・・
若手社員はMicrosoft社のPower AppsやPower BI、Share Point、One Noteなどデジタル系のツールが大好き。
一部の社員には、マニアックなくらいすごい猛者がいます。
以前に比べると、簡易でめんどうでないアプリが急速に普及していることも事実です。
けれども、それだけではなさそうです。
こういうのは、若手社員はまずやってみて、仲間で情報交換をしながら さらにいいものができていくような流れがあります。
その中で、社員どうしの情報の共有がけっこうしっかりできていく・・・
若手社員に そんなたくましいパワーを感じるようになってきました。
私はほとんどの若手社員と、日頃から社員教育を通じて、けっこう冗談を言い合える間柄。
そのためか、デジタル技術でいいなと思ったら、若手社員に何でも教えてもらってかなり得をしている方かも・・・
中高年の多くは、若手社員に教えてもらうということが、ちょっと苦手な感じ。
これがまだ大きな課題かも・・・
まとめ
中高年と若手社員。年齢的には30〜40歳くらいの差があります。
そのため、お互いがそれぞれに「いいと思っている」内容には、けっこうな隔たりがありそう。
私と長男もこれくらいの年齢差。
いいところは お互いに歩み寄る目線を持てば、社内がもっと活性化するかも。
若手社員に教えてもらった Microsoft社のPower AppsやPower BIを使って、私は作業がすごく効率化できました。
たとえば、これまで受注・売上データの集計・分析作業に、Excelのpivotを使って2時間ほどかかっていたのが、教えてもらってからは 数分でできるように・・・
その後、部課長 全員がその便利さを体感したら、それがあっという間に社内に拡散。
素直な部課長が多くて安心しました。
若手社員と中高年社員。
お互いの持っているいいところが、もっと共有できるといいなあと 妄想はさらに広がります。
・山本五十六さんは「ごじゅうろく」さん、それとも「いそろく」さん?
・山本五十六さんが活躍した1930〜40年代は、すでに歴史の教科書の中のできごとかも?・・・そのため、社内資料を大幅に変えました!
・中高年は、若手社員の得意なデジタルの技を教えてもらうと とってもお得かも!
時代が激しく変化しても、人がそれにどんどんついていければ とてもいいこと。
そのためには、私たち中高年が若手社員の側に、もう一歩近づいていくことで さらにいい方向に進むかも・・・
先日、会社の中高年の仲間と雑談していて、そんな素直な意見が多くありました。
山本五十六さんの教育資料がキッカケとなり、私たち中高年が若手社員から学んだことをお知らせしました。
ブログをご覧いただき、ありがとうございました。