こんばんは、百萬です。
50代からの中高年・・・
「そろそろ頭が硬くなってくるころなので、ご注意を・・・」
雑誌やネットなどでこんな記事を見かけませんか?
よけいなお世話と、中高年は思いがち。
でも、20代の若者たちが関心のあることにまったく興味がない。
話している言葉がよくわからない。
知りたいとも思わない。
そう思いはじめると、かなり危険なゾーンかも・・・??
そんな中高年は、絵本の世界にしばし浸るといいかも。
何も考えずに、絵と少しのことばを見て、ただただ 感じるだけの時間を持つ・・・
これだけで、四角い頭の角が少しだけ削れたような感覚になるかも。
子どものころの純な気持ちがちょっとだけ蘇るかも?
今回の絵本は、友情ってやっぱりいいなあ、ステキだなあと思える感じ・・・
コチコチになった中高年の頭を、少しだけ破壊するお手伝いができればうれしく思います。
目 次
- レオニート・チシコフさんの『そらに かえった にゅうどうぐも』(2022年)は、子どものような発想の豊かさと、少年と雲のステキな友情に 思わずほほ笑んでしまうかも?!
- トミー・ウンゲラーさんの『エミールくん がんばる』(1975年)は、人といきものの心のふれあいに出会えるかも?!
- とい よしひこ さんの『ぼくらの ひみつきち』(2022年)は、すぐにうちとけ合う少年たちにほっこりできるかも?!
- まとめ
レオニート・チシコフさんの『そらに かえった にゅうどうぐも』(2022年)は、子どものような発想の豊かさと、少年と雲のステキな友情に 思わずほほ笑んでしまうかも?!
おばあさんにマフラーとセーターを編んでもらいたい。
そんな思いから 男の子は山に登って、一番近くにいた雲の友だちをつかんで、棒にクルクルと毛糸がわりに巻きつけました・・・
さて、雲がマフラーとセーターに姿を変えた後、どうなったのでしょうか?
男の子は自然が大好き。
いつも近くの山に登っては、空に浮かんでいるたくさんの雲をず〜と眺めています。
雲は男の子と仲のいい友だち・・・
男の子はいろんな形の雲を見ていると、とてもワクワクしていられるのです。
けれども山にいると、日によってはとても寒くなります。
男の子がかぜを引かないかと心配なおばあさん。
男の子が山でかぜを引かないようにと、マフラーとセーターを編んであげることに・・・
しかし、貧乏なため、毛糸が底をついているのに気づきます。
ごめんねぇ・・・おばあさんは男の子に謝ります。
男の子はいつもの雲のうち、1つくらいなら毛糸がわりにしてもだいじょうぶだろう。
雲の糸を使って、おばあさんに編んでもらったマフラーとセーターはとても暖か。
男の子はとってもうれしくなります。寒くないので、ずっと雲を眺めていられますから・・・
ところが・・・空から雲が1つなくなってしまったことで、降る雨の量が変わってしまい、動植物などに大きな影響を与えることに・・・
男の子は大好きな友だち雲を、マフラーとセーターにしてしまったことを反省します。
大切な友だちに甘えてしまってごめんね・・・
メルヘンチックな香りが漂うこの絵本。
思わず、異次元の世界に引き込まれること、うけあい。
トミー・ウンゲラーさんの『エミールくん がんばる』(1975年)は、人といきものの心のふれあいに出会えるかも?!
人間とタコの間に生まれた友情は、はたして永遠でしょうか?
そんな奇想天外な、こころ温まるストーリーにほほ笑むことができれば、中高年に子どもの目線がまだ残っているかも・・・
かっぷくのいい警察の船長は、一度海で死にそうに・・・
そのときに救ってくれたのが、タコのエミール。
それ以来、2人?は大のなかよしに。
警察の船長が、違反のものを密輸をしようとした船を捜索中。
なんと、悪い連中に逆にやられてしまいます。
タコのエミールはすかさず、警察の船を奪った悪い連中をサササッと追いかけます。
8本の足を巧みに使って拳銃を奪い、悪いやつらをあっという間に・・・
エミールはずっと長い間、海にいる元気なタコ。
とってもひょうきん。人間にも大人気です。
このあと、警察の船長はタコのエミールに友情のあかしを贈ります。
さて、それは・・・???
子どもに限らず、こころが和むストーリーは中高年にも合うような・・・
特に、仕事でヘロヘロになって、笑いを忘れかけている方にピッタリかも。
とい よしひこ さんの『ぼくらの ひみつきち』(2022年)は、すぐにうちとけ合う少年たちにほっこりできるかも?!
都会から来た男の子と、田舎の少年たち。
お互いになかなか なじめないことが多い シチュエーション・・・ですが、どうすれば仲良くなれるのでしょうか?
親としてはそのあたりがすごく心配でしょう。
大きな都市から転向してきたばかりの男の子。
この田舎では、みんなと言葉も違うし・・・なかかな友だちができないみたい。
男の子が珍しいトンボをつかまえました。
それを田舎の2人の少年たちがとってもほしがります。
男の子はクワガタには興味がありますが、トンボはそれほどでもないので、あっさり いいよ・・・と。
少年たちは、クワガタやカブトムシなど、いろんな昆虫がいる大きな木に「ひみつのきち」を作っています。
普段なら、そんな大切なことを教えない少年たち・・・
けれども、トンボのお礼にと男の子を誘います。
そこから3人の友情がドンドン深まって・・・
いくつもの山を超え、川を潜って、着いたところは・・・???
まとめ
今回の3冊の絵本は、友情をテーマにしたもの。
子どもはたぶん・・・すなおに こういうのいいなあと、思うような気がします。
では、頭がかなり固くなった中高年はいかがでしょう?
ほほえんだ人、しかめっ面の人、バカバカしくて途中でやめる人それぞれでしょう。
頭をまっさらにする時間を少しでも持つと、けっこう頭がスッキリする人が多くなるとか・・・
中高年は疲れたら寝ますが、目を開けているあいだはずっと何かを考えている・・・そんな調査結果もあります。
子どもの目線を一瞬でも取り戻すと、まわりの世界が少し変わって見えるかも・・・
・レオニート・チシコフさんの『そらに かえった にゅうどうぐも』(2022年)は、子どものような発想の豊かさと、少年と雲のステキな友情に 思わずほほ笑んでしまうかも?!
・トミー・ウンゲラーさんの『エミールくん がんばる』(1975年)は、人といきものの心のふれあいに出会えるかも?!
・とい よしひこ さんの『ぼくらの ひみつきち』(2022年)は、すぐにうちとけ合う少年仲間にほっこりできるかも?!
固くなってきた50代からの中高年の頭を壊してみたい・・・
ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
これまでの「中高年のための絵本」シリーズは、つぎのとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その1>・・・「幸せは人とのふれあいの中に」 編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その2>・・・「こころの冒険」 編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その3>・・・「豊かな発想」 編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その4>・・・「大切なことを教えてくれる」 編
hyakuman-amane.hatenadiary.com