hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって、かたい頭の破壊ぐすりかも? : <その6> 今回の3冊は「わたしの大切なもの」 編 】

中高年のための絵本は
いかがでしょうか?

 

さいころに絵本を読んでもらった人。

または絵本を読むのが好きだった人・・・

そのような人でも、大きくなると絵本を読まない人が多いでしょう。

 

でもそれって、あたり前なのでしょうか?

 

成長につれて、読む本はしだいに より混み入った内容になっていくもの。

そして内容が高度?になるほどに、絵本なんて読めないよ。

ということに・・・

 

けれども、それにつれて、頭がドンドン硬くなっていくかも・・・

1+1=2があたりまえ。それ以外はありえないみたいな感覚に。

 

でも、中高年も50代になると、少しずつ小難しい本を読み続ける根気が薄れていくのでは?

 

そういうときは絵本が、中高年の固まりつつある 頭とこころを少し壊してくれるかも・・・

さいころの とっても柔らかい 頭とこころを与えてくれるかもしれません。

 

今回の絵本は「わたしの大切なもの」がテーマ。

中高年の固まった頭を壊して、少しでも笑顔にできれば・・・

 

目 次

 

谷口智則さんの『つきをなくした クマくん』(2022年)は、クマと女の子が それぞれに失くした大切なものを 一緒に探す友情を教えてくれるかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

ほんとうに大切なものをなくしたとき・・・まったく見知らぬ2人は どう協力しあえばいいのでしょうか?

この絵本は、それを教えてくれているみたい・・・

 

クマと女の子はいつも「お月さま」を身についています。

クマは首のまわりの立派な模様。女の子はお気に入りのペンダント。

 

それはお互いにとっても大切なもの・・・

それをなくしてしまったから、それはもう大変なことに。

 

冬眠から目覚めたクマがビックリ。

それもそのはず、自慢の首のまわりのお月さまが なくなっている・・・

 

女の子は家から遠く離れた草むらで、なくした月の形のペンダントを、ずっと探し続けて・・・

 

そんなとき、クマと女の子はその途中でバッタリと。

さて、大切なものを探している2人が起こした行動は・・・??

 

2人にとって大切なものが やっと見つかったのは・・・とっても寒い日。

女の子のつくったパンケーキ。

クマさんは、はちみつがたっぷり入った熱い紅茶を。

これらが、2人のからだとこころを とても温めてくれたみたい・・・

 

佐野洋子さんの『わたしのぼうし』(1976年)は、モノを大事にする女の子の揺れる気持ちに とっても同情できるかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

女の子の大切なものは、さまざまでしょう。

それぞれに、かけがえのないもの。

 

それが一瞬にして、目の前から消えてなくなってしまったら・・・

そんなとき、親は子どもに何をしてあげられるのでしょう?

 

そんなことを考えさせてくれる絵本かも。

 

著者は『100万回生きたねこ』で有名な 佐野洋子さん。

初期の作品ですが、一番大切なものをなくした女の子と、お父さんとお母さんの揺れ動く心の動きを細やかに描いています・・・

 

お兄さんとおそろいの大好きな帽子。

どこに行くにも、いつも一緒。

 

ところが、ある日のこと。

列車の窓を開けて、外に顔を少しだけ出した瞬間に、お気に入りの帽子が・・・

 

ここから物語がいろいろに展開されて・・・

 

お父さんとお母さんがいくらなだめても、女の子の気持ちは内側に向いたまま。

けれども、そんな女の子のこころを癒やしてくれたのは、とても身近にいる ちょうちょ・・・

 

女の子の気持ちが上向くまでの繊細な描写が、こころの変化をうまく現していて・・・思わず、引き込まれること うけあい。

大切なものへの想いが、滲み出るているよう。

 

くどう れいん さんの『あんまり すてきだったから』は、1人の女の子が 世界中の「みんなにとって大切なもの」をプレゼントすることができるかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

テレビに映る歌手の歌声があんまりステキだと・・・とてもいいことが起こります。

それは、どんなことでしょうか?

 

いいことがあると、その影響でさらに いいことが起きていく・・・

そうなると、最終的には 世界中のみんなが とってもハッピーでいい顔になれるかも。

そんな期待を抱かせてくれる1冊。

 

こんちゃんは、とっても素直な女の子。

テレビで聞いた歌声があんまりステキに感じたので、カバの歌手さんあてに手紙を書きました。

 

それを集配した郵便屋さんは、葉っぱと同じ色の封筒を見て・・・

それがあんまりステキだったから、郵便屋さんは自転車をこぎながら、軽やかな口ぶえを。

 

その口ぶえがあんまりステキだったから、それを聞いた川のヤマメがはねて。

そして、その瞬間の 川のきらめきがあんまりステキだったから、それを見た月が・・・

 

そんな具合に、次々とステキなことが起きていき、ついには世界中でステキなことが・・・

 

1人の女の子の書いた手紙が、世界中に幸せを運んでくれるかも・・・

そんなステキな世界をイメージさせてくれる絵本。

 

中高年が子どものころを思い出し、もしかして固い頭が少しだけ壊れるかも・・・

 

まとめ

絵本のステキなワールド。
子どもも、中高年も
笑顔になれるかも・・・

 

誰にでも、大切なものが必ずあるはず。

それが何であっても、ある日 それがなくなったら、とても悲しいもの。

 

そんなときに、身近になぐさめてくれたり、共感してくれたり、一緒に手助けをしてくれる人がいると、ありがたみがよくわかります・・・

そんな想いを新たにさせてくれる3冊の絵本。

 

中高年の頭は想像以上に固くなっているもの。

これは、自分ではなかなかわからないものでしょう。

 

誰か親しい人がそれとなく言ってくれれば、それとわかるかも・・・

けれども、そんなに都合のいいことはあまりないもの。

 

そのようなときは、絵本の世界が頭を少し軽くしてくれるはず。

絵本を眺めていれば、気持ちが軽くなってくること 間違いなし・・・かも?!

 

今さら そんなものと思わずに、図書館に行く機会があれば、ぜひ1冊借りてはいかがでしょうか?

 

谷口智則さんの『つきをなくした クマくん』(2022年)は、クマと女の子がそれぞれに失くした大切なものを 一緒に探す友情を教えてくれるような?!

佐野洋子さんの『わたしのぼうし』(1976年)は、モノを大事にする女の子の 揺れる気持ちに とっても同情できるかも?!

・くどう れいん さんの『あんまり すてきだったから』は、1人の女の子が 世界中のみんなに「とっても大切なもの」をプレゼントすることができるかも?!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「中高年の頭を壊す絵本」シリーズの直近のものは次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その5>・・・「ステキな友情」 編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その4>・・・「大切なことを教えてくれる」 編

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<その3>・・・「豊かな発想」 編

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