hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって、かたい頭の破壊ぐすりかも?! : <その2> 今回の3冊は「こころの冒険」 編 】

 

 

こんばんは、百萬です。

 

相変わらず暑い日が続きます。

暇にまかせて、また今週も絵本を読んでみました。

それにスッカリ見慣れた妻は、今ではもうふ〜んという感じ。

 

数年前の妻は・・・何をどう言っていいのか みたいな顔をしていました。

その年齢で絵本なの? ・・・のような顔もときどき 垣間見えて。

 

中高年になってみると、われながら頭が硬いなあと思うことはないですか?

そう自覚している中高年におススメなのが、絵本の世界への招待・・・

 

絵本は、実務能力の低下とともに、1日の仕事が終わると 疲れ切っている中高年の脳みそを リフレッシュしてくれる効果があります。

そんな中高年の心の栄養になればと思い、この2週間で読んだ絵本について お知らせします。

 

目 次

 

石川えりこさんの『ほんやねこ』(2021年)は、中高年をメルヘンの世界へ誘ってくれます!

横浜市立図書館の蔵書より引用)



この絵本は、子どもたちが大好きなメルヘンの世界に連れて行ってくれます。

絵本の中の主人公が、絵本から突然 あちらこちらに飛び出します。

 

このような発想の絵本を読むにつけ、著者の頭の柔らかさを感じます。

私は年甲斐もなく?、グィグィとその世界に引きずり込まれてしまいました。

 

時間にしてたぶん10分程度。

けれども、ほんとうに時間の過ぎるのを忘れていました。

 

物語は・・・

本屋を営んでいる大きなネコ。

今日 最後のお客さんが帰り、店じまいです。

 

これからいつもの 夕方の自由な散歩。

ところが、何か考えごとをしていたのか、ネコが絵本のある部屋の窓を1つだけ閉め忘れてしまいます。

 

ネコがドアを開けたとたんに、すごい風が部屋の中に舞い込んできました。

その勢いで、たくさんの絵本の主人公たちが窓の外へ吹き飛ばされてしまうことに・・・

 

吹き飛ばされたのは、ピノキオ、シンデレラ、チルチルとミチル、青い鳥、魔法使いのおばあさん、3匹のコブタなどなど 大勢。

 

さあ ここから、散歩中のネコと、吹き飛ばされた主人公たちの予想できない楽しい?冒険が始まります・・・

 

繊細なタッチで描かれた挿し絵が、物語の流れと登場人物たちの特徴に うまくマッチングして、まさにメルヘンの世界に没入する感じ・・・

 

いちかわ けいこさんの『しってるねん』(2006年)は、虫歯の男の子の心の動きを 軽快な大阪弁で楽しませてくれます!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

 

子どもは好きなことや、楽しいことはいつまでもよく覚えているもの。

逆に、嫌いなもの、嫌なことから 逃れようとするのは天下一品。

 

この絵本は、小さな男の子のそのような心持ちをうまく描いています。

また、長谷川義史さんのユーモラスたっぷりな挿し絵が、大阪らしい?子どもや中年女性たちをすごくうまく表現していると思います。

 

これを読みながら、私はきっと口を開けて読んでいたような気がします。

わずか5分くらい。この絵本にも、魅了されている自分を発見してしまいました。

 

話しは・・・

飴をなめながら、大阪の商店街をぶらぶら歩いている男の子。

とても元気いっぱいです。

 

と、メガネの中年女性から声をかけられました。

「こんにちは!」(大阪弁の抑揚でどうぞ・・・)

 

頭を少しだけ下げたものの、はて誰だっけ?

・・・だめだ、思い出せへん。

確かに会ったことはあるはずやけど???

 

歩きながら、ずっと思い出そうとします。

でも、ダメ。

 

少しだけイライラしながらも、ずっと考え続けます。

商店街で知っている中年女性を次々と思い浮かべます。

でも、やっぱりダメ。

 

そのうちに 飴のなめすぎか、歯が痛くなってきて、歯医者に駆け込みます・・・

 

すると・・・!?

 

柴田ケイコさんの『パンどろぼう』(2020年)は、ストーリーと絵が溶け合っている感じ!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

根性が多少曲がっていても、自分を認めてくれる人がいると がんばれる・・・

味方が1人でもいると、人生が変わる。

そんないい味わいを出してくれるのが、この絵本かも。

 

どろぼうネズミが、パン屋からパンを盗みます。

それがこうじて、世界のいろんな おいしいパンの味を知ることに。

 

ある日、「世界一おいしいパン屋」の看板を見つけ、さっそくどろぼうに・・・

けれども、食べてみるとまずくて、マズクテたまりません。

 

怒ったどろぼうネズミは、そのパン屋に文句を言いに行きます。(なんと大胆な!)

そのときのパン屋さんの対応は 大したもの。

どろぼうのいいところを見つけて、ちょっとほめてあげました・・・

 

予期せぬことに どろぼうネズミはうれしくて、うれしくて、そのパン屋のために一所懸命に働くことに・・・

なにせ、世界中のおいしいパンを知っているネズミ。

さて、そのパン屋はその後どうなったのでしょう?

 

子どもは、同じ絵本を何回でも見たくなるもの。

中高年は1回読めば、しばしほっこりした気分になれるかも。

 

まとめ

 

 

中高年の頭はもしかして、けっこうガチガチでは?

いいも悪いも、いろんなことを数十年も経験すると、そうなるのは当たり前みたいになりがちかも。

 

私もその1人。

けれども 絵本を読むと、今の「自分の当たり前」が少し壊れそうに?なるのを感じます。

ドラえもんを読むと 空想が広がるみたいな、そんな感じに近いかも。

 

「当たり前」に疲れ切った頭を休めるには、非日常を味わうのがけっこう効果的。

映画、旅行、絵本、おいしいもの・・・今の時代は、元気であれば いろんなことを楽しめます。

 

先週と今週で4冊の絵本を読んでみました。

著者の目線や考え方がそれぞれに奇抜で おもしろく、わずかの時間ですが ときの経つのをすっかり忘れました。

 

机の上に絵本を置いておくと、ときどき妻もつまみ読みをしているような気配。

絵本が微妙にズレているので、それとわかります。

 

わたしから言ったわけではありませんが、『しってるねん』の絵がとてもおもしろい・・・と、はじめて一言。

へぇ、そこは意見が一致するなあ。

 

・石川えりこさんの『ほんやねこ』(2021年)は、中高年をメルヘンの世界へ誘ってくれます!

・いちかわ けいこさんの『しってるねん』(2006年)は、虫歯の男の子の心の動きを 軽快な大阪弁で楽しませてくれます!

・柴田ケイコさんの『パンどろぼう』(2020年)は、ストーリーと絵が溶け合っている感じ!

 

ときには、図書館に行った折に、絵本など借りてみてはいかがでしょうか・・・

もしかしたら、中高年の頭が軽くなって、ちょっといい気分になれるかも。

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。