hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって、かたい頭の破壊ぐすりかも? : <その8> 今回の3冊は「つい忘れがち」 編 】

子どもといっしょに
中高年も絵本はいかが?

 

こんばんは、百萬です。

 

若者はイキイキとして、笑顔の人が多いように見えます。

一方、中高年はというと、表情のかたくて きつい人が少なくないような・・・

 

中高年が笑顔を少しでも増やすには、どうしたらいいのでしょうか?

 

厳しい顔をした中高年を笑顔にするには、ややかたくなってきた頭を 少し壊す必要があるのでは・・・

 

そのためには、日々いろんな人と楽しい会話をするとか、自分がほんとうに大好きなことをするとか・・・まさに人それぞれにあるでしょう。

 

けれども、なかなか楽しめるものがない人もいるかもしれません。

多くの時間が取れないとか、人と話すのがちょっとおっくうとか、さまざまかも。

 

そういう人は、絵本ワールドはいかがでしょうか。

はぁ、絵本?

・・・と言わずに。

 

絵本は、中高年を短時間でグイグイ引き込んでくれること うけあい。

気がつくと、子どものころのすなおな気持ちで、絵本ワールドに没入しているかも・・・

 

今回の3冊は「つい忘れがち」の絵本。

かたくなった中高年の頭を少しだけこわしたい。

 

そんな思いで、お知らせします・・・

 

目 次

tupera tupera(ツペラ ツペラ)さんの『ねずみさんのパンツ』(2022年)は、「中高年が 頭にのせたまま 忘れている老眼鏡」・・・を思い起こさせてくれるかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

「いったい、どこにいったんだろう?」

大事にしているパンツをなくして、ねずみさんがとっても困っています。

 

こんなとき、お友だちはどうアドバイスしてあげればいいのでしょう?

 

ねずみさんがはいていた大切なパンツが消えた?

こんな経験は はじめて。

そのため、ねずみさんはすっかり気が動転・・・どうしていいのか わかりません。

 

仲のいいシロクマくんに相談すると、誰かが間違ってはいているかも、と。

すぐに仲間たちのパンツを1匹ずつ確認して回ることに・・・

 

あっ、どんぐりマークのパンツがあった。

顔を見ると、ああ リスさんのか。

じゃあ、違うねえ・・・

 

おっ、お星さまのパンツがあるぞ。

なんだ、フクロウさんのパンツかあ・・・

でも、これなら暗い夜でもわかりやすいかも。

 

こんなふうに、仲間たちのパンツを順番に確認することに・・・

 

大変な思いをしたものの、ねずみさんのパンツは思いもしないところで見つかりました。

さてさて、いったいどこに・・・?

 

読んでいるうちに、何だかおかしくて、思わず吹き出しそうになりそうなこの絵本。

ユーモアたっぷり・・・

 

作者は、第1回やなせたかし文化賞を受賞された方。

しろくまのパンツ』の絵本も ありますよ。

 

益田ミリさんの『はやくはやくって いわないで』(2010年)は、子どもはそれぞれにすばらしい個性があることを忘れないでね・・・そんなことを教えてくれるかも!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

子どもはそれぞれに個性を持っているもの。

得意なもの、そうでないもの・・・

好きなもの、そうでもないもの。

 

それなのに、他の人と比較されて、不足するところだけを叱られる・・・

そんなのいやだぁ。

 

そんなときって、子どもはどうしたらいいのでしょうか?

 

海の上を小さな船が走っています。

海の中を、サメやイカなど、いろんな種類の生き物が泳いでいます。

 

それぞれに、自分のペースで動いていて、とても楽しそう。

ニコニコして見えるような・・・

 

けれども、小さな船はつぶやきます。

もっと急げって人はいうけど、ボクはがんばっているんだ・・・

 

みな、それぞれ得意なものが違うじゃないか。

大きさも、重さも違うし・・・

長さも、かかる時間も異なるんだよ・・・

そんな大事なことを忘れないでほしいなあ。

 

なぜ できないの?って聞かないで・・・

誰でもわからない、できないこともいっぱいあるんだ。

 

と、そんな悩みが点滅しているときに・・・

どこからか・・・ステキな声が。

ゆっくりおいで。

待っててあげるから。

みんな一緒だよ。

 

子どもはみな個性を持っています。

得意なものも違うし、そうでないものもそれぞれ違います。

 

子どもはそれぞれにいいところを持っていることを忘れないで・・・

これが子どもがイキイキする秘訣かも。

 

そんなことをやさしく教えてくれているような・・・とってもステキな絵本。

 

神沢利子さんの『しあわせなワニくん  かんちがいレストラン』(2014年)は、忘れることが案外 人をうれしくさせたりすることを教えてくれるかも!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

楽しみにしていたデート。

相手が約束をすっかり忘れてしまっていた・・・

 

そんなとき、男の子はどうしたらいいのでしょうか?

 

好きなモモコちゃんとのデートの日曜日。

ワニくんは朝からソワソワ。

そんなとき、電話で話している最中に、モモコちゃんが約束を忘れていることに気づいてしまったワニくん。

 

えっ?

何それ・・・

電話の向こうでは、モモコちゃんのお父さんの 急がすような声が。

 

じゃあねえ、で 電話はガチャリ。

ワニくんはとっさのことで頭が回らず、ショックで街へフラフラと・・・

 

そんなときに、アフリカから到着したおばあさんワニが、落ち込んでいるワニくんに近寄ってきて・・・

おお・・・懐かしい私のかわいい孫・・・と勘違いされ、あれよあれよとレストランに引っぱりこまれて。

 

いっしょにワインを呑んで、たくさんおいしいものを食べて・・・

ええい、今日はもう何でもいいや。

 

お腹いっぱいでレストランを出ると、なんと目の前にモモコちゃんが!

モモコちゃんが、「おばあちゃん、ずっと探していたのよ・・・」

 

それぞれ皆が忘れん坊。

忘れることが、ときにはハッピーをもたらすことがあるかも。

 

中高年の顔が思わずニンマリ?

もしかして、吹き出すかも・・・心が和む、そんな絵本。

 

笑わない中高年の頭を少しだけ 壊してくれるかも・・・

 

まとめ

子どものように素直でやわらかい頭を
中高年も絵本で手に入れられるかも・・・

 

約束を忘れると、ふつうは大変なことに。

それを逆手にとって、「つい忘れがち」をハッピーなことや、ゆるい教訓のようなものにつなげる流れには意外性がたっぷり。

 

思わずなるほど・・・

そうきたか・・・など、絵本は中高年の固い頭では考えにくい世界をつくってくれます。

 

絵本は、360度どこへでも展開できるんだなあ・・・そんな予測不可能性を示してくれるかも。

 

読む前に、私はタイトルからときどき内容を予測してみたりします。

でも、たいてい外れ。

この感覚が興味深いところかも。

 

・tupera tupera(ツペラ ツペラ)さんの『ねずみさんのパンツ』は、「中高年が頭にのせたままの老眼鏡」・・・を思い起こさせるかも?!

益田ミリさんの『はやくはやくって いわないで』(2010年)は、子どもはそれぞれにすばらしい個性があることを忘れないでね・・・そんなことを教えてくれるかも!

神沢利子さんの『しあわせなワニくん  かんちがいレストラン』(2014年)は、忘れることが案外 人をうれしくさせたりすることを教えてくれるかも!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「中高年のかたい頭を壊す絵本」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その7>・・・「困ったときのうれしい仲間たち」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その6>・・・「わたしの大切なもの」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その5>・・・「ステキな友情」編

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