hyakuman_amaneのブログ

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【 絵本は50代からの中高年にとって かたい頭の破壊ぐすりかも? : < その12> 今回の3冊は「予測できないかも?」 編 】

中高年もその昔、おばあちゃんに
絵本を読んでもらったのでは?

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年はそれなりに人生経験が豊富・・・

そのため、さまざまなことが今後どのようになるかが、だいたいわかるようになってくるもの。

それはそれで、中高年が成長したあかしかも?

 

けれども、先がある程度読めてしまうのも・・・一方では変化がなく、ちょっとつまらない感じでは?

 

小さな子どもは、絵本を読むと この先どうなるんだろうと・・・とっても興味津々の表情。

中高年も予測しにくい絵本の世界に入り込むと、とてもワクワクするかも。

 

かたくなった中高年の頭を少しだけ壊してみたい・・・

今回の3冊は「予測できないかも?」です。

 

目 次

 

林明子さんの『ズボンのクリスマス』(1987年)は、言うことを聞かない男の子のズボンが勝手に暴走する奇想天外なストーリー・・・中高年の頭が溶けるかも?

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

今日は、おじいちゃんとおばあちゃんのクリスマスパーティーに出かける日。

なのに、何度せかされても、もっくんはズボンをはかずに遊んでいて・・・

 

こういうときは、どうすれば子どもがすぐに動き出すでしょうか?

 

この絵本では、ズボンが主人公。

ズボンが、もっくんのお父さん、お母さんの気持ちを代弁してくれているみたい。

 

「ズボンがパーティーに行きたがっているわよ」と、お母さん。

でも、もっくんは知らぬ顔。

そのうち、もっくん以外はみんな出かけてしまって・・・

 

そのうち、ズボンがもっくんの背中をトントンたたいてから、もう大変なことに。

ズボンはもう待ちきれなくて、1人で外に飛び出してしまい・・・

 

ズボンは1人で、どんどん坂を登って、下って・・・さらに、川を渡って走っていきます。

もっくんは 上着を着ているものの、下はパンツ1枚の姿。あら、恥ずかしい。

 

そうしているうちに、ズボンともっくんは息をはずませて、おじいちゃんとおばあちゃんの家に着いてしまうことに。

ズボンはさらに飛び跳ねて、クリスマスツリーの周りを逃げ回ったあたりでくたびれて、ついにもっくんに捕まって・・・??

 

よく来たねぇ・・・おじいちゃんがもっくんに話しかけているところに、家族が到着。

楽しいパーティーが始まり、青いズボンも愉快なダンスを踊って・・・メリークリスマス?

 

意志を持ったズボンの予測できない行動に、子どもは大喜びかも。

中高年もこの絵本を少し読めば、無の境地になれるかも・・・

 

なお、林明子さんは、『きょうはなんのひ?』で第2回絵本にっぽん賞を受賞されています。

 

ヨシタケシンスケさんの『もうぬげない』(2015年)は、衣服に遊ばれてしまう男の子の苦悩?を、太宰治 調で語るスリラーものかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

着ている衣服に 子どもが支配されて、身動きできなくなった・・・

もし、そんな場面に遭遇したら、親はどう行動するでしょうか?

 

そんなことをいろいろと考えさせてくれる絵本・・・

バカバカしいと思わないのが、頭のやわらかさのバロメーターかも?

 

服が脱げない・・・

僕の首に引っかかって、脱げなくなってしまってから・・・どのくらいたつのかなあ。

 

(一番上のボタンをはずせばいいのに・・・という中高年らしい?ツッコミは なし)

 

お母さんが、僕にお風呂に入りなさいって・・・

これがそもそもいけないんだ。

 

僕は自分で服を脱ぐって言ったのに・・・

お母さんが急がせるからだ。

 

1人でいろいろ脱出を試みたけれど、やっぱりダメみたい。

 

でも、服が脱げなくたって、偉くなった人はたくさんいるさ。

だって服が首に引っかかっているだけで、他の人と何も変わらないんだから。

・・・???

 

いろんなことをさまざまに想って・・・

男の子の空想は意外なものばかり。

作者の頭の中が、垣間見えるような楽しさかも。

 

・・・・・

 

そのうち、大丈夫、僕はずっとこのままでいようと開き直り。

でも、ちょっと寒くなってきた。

 

やっぱりお母さんに脱がしてもらって、お風呂に入ろうかなあ・・・

でも悔しいから自分でやりたい。

 

もしかしたら、先にズボンを脱いじゃえば いいんじゃないかな。

けれど、ズボンも足元で引っかかるしまつ。

やんなきゃよかった、もうおしまいだあ・・・

 

とそのとき、お母さんが入ってきて、男の子の衣服をペロンと脱がしてお風呂場へ。

頭を体を、お母さんがゴシゴシ洗ってくれた。

 

はいこれパジャマね。

結局いつもお母さんのいいなり・・・僕はとってもくやしいかも???

 

1人立ちしたい子どもの 心の葛藤?がとってもユニーク。

中高年も楽しく笑えそう・・・

 

いつの間にか、私の妻もヨシタケシンスケさんの絵本を読んでいました。

もしかして、この絵本にハマったかも。

 

五味太郎さんの『まだまだ まだまだ』(2021年)は、男の子がいったいどこまで走っていくのだろうと 中高年がさまざまな想像を膨らませてワクワクできるかも?

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

男の子が、かけっこ。

よーいドン・・・

 

あとはあちらこちらを、元気よく走り回る姿がずっとずっと・・・続く絵本。

 

主人公の男の子は、いったいどこまで走るのでしょうか?

 

読んでいる子どもは、きっとさまざまに想像をひろげることでしょう。

目を閉じるヒマがないくらいかも・・・

 

そして、中高年も男の子といっしょにかけっこしているような気分になりそう。

 

男の子は街の中を駆け抜けて・・・

賑やかなところを走り去り・・・

 

大きなビルの間を通り過ぎ・・・

畑の中もへっちゃら・・・

 

牛や羊やアヒルの近くを走り・・・

森の中もずっとずっと走り続けます。

 

まだまだ、ずっとかけっこ。

まだまだ、まだまだ・・・

まだまだ、まだまだ、かけっこは続きます。

 

けれども、あれ?

いつのまにか、元の場所に戻って来ちゃったねえ。

 

けれども、男の子のかけっこはまだまだ、まだまだ続くかも??

 

中高年はなんだか目が回り出して・・・

子どものころの気持ちに、少し近づけるかも。

 

まとめ

中高年もときには絵本の世界で
のんびりするといいかも・・・

 

ある日の病院での待合室のこと。

待ち時間がたっぷりあったので、本棚に置いてあった絵本を開いてみたら・・・

 

いつに間にか、絵本ワールドに没入している自分を発見。

もしかして、口を開けていたかも。

 

時間にすれば、たかだか5〜6分ぐらいだったでしょう。

けれども、病院で順番を待つめんどうを完全に忘れていました。

 

絵本の世界にどっぷりつかっていて、時間をまったく忘れていた感じ・・・

 

長年生きていると、これはこんなもの、あれはああいうもの・・・と無意識に決めつけることが増えるもの。

いろんなことを見ても聞いても、中高年の頭は常識的な結論を考えてしまいがち。

 

そういうときはたまに、小さいころにお母さんやお姉さんに読んでもらった絵本を改めて読んでみたら、どうでしょう?

そうすると、かたくなった自分の頭が少し破壊されるような感覚になるかも。

 

今回の絵本は、「予測できないかも?」を選んでみました。

 

自分なりに物語の展開がどうなるのだろう・・・と、さまざまに考えてみました。

けれども、全部外れてしまいました。

 

ストーリーの展開は無限みたい。

予測できない絵本の楽しさ・・・そんなところに、中高年のかたい頭を少しだけこわすパワーがあるのかもしれません。

 

林明子さんの『ズボンのクリスマス』(1987年)は、言うことを聞かない男の子のズボンが勝手に暴走する奇想天外なストーリー・・・中高年の頭が溶けるかも?

ヨシタケシンスケさんの『もうぬげない』(2015年)は、衣服に遊ばれてしまう男の子の苦悩を、太宰治 調で語るスリラーものかも?!

五味太郎さんの『まだまだ まだまだ』(2021年)は、男の子がいったいどこまで走っていくのだろうと 中高年がさまざまな想像を膨らませてワクワクできるかも?

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「50代からの中高年の絵本シリーズ」の直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その11>・・・「笑顔が消えた?!」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その10>・・・「想定外の主人公?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その9>・・・「ささやかな願い」編

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