hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって、かたい頭の破壊ぐすりかも? : <その9> 今回の3冊は「ささやかな願い」 編 】

中高年のみなさま、絵本
ワールドへようこそ・・・

 

こんばんは、百萬です。

 

中高年になると、目のあまり笑っていない人が なんとなく増えるような・・・

会社でも、電車の中でも・・・家でも。

 

これは、気のせいでしょうか・・・もしそうなら、どうしたらいいのか?

 

中高年がステキな笑顔を取り戻すには、自分が本当にやりたいことをすること・・・

これがいいに決まっています。

 

けれども、中高年に 実際になってみないとわからないこと・・・

それは 想像以上の体力、気力などの低下。

 

老眼になると、特に本やマンガの好きな人には致命的かも。

老眼鏡をかけて15分もすると疲れてしまい、日によっては読み続けられなくなるときも・・・

 

そういう人は、絵本ワールドはいかがでしょうか。

絵本1冊が5〜10分ほどで ゆっくりと読めます。

 

中高年を短時間でグイグイ引き込んでくれること?うけあい。

気がつくと、子どものころの気持ちで 絵本ワールドに没入かも・・・

 

今回の3冊は「ささやかな願い」。

かたくなった中高年の頭を、少しだけこわしたい。

そんな思いで、お知らせします。

 

目 次

 

ヨシタケシンスケさんの『ぼくのニセモノをつくるには』(2014年)は、イヤなことから逃れたい子どもの気持ちに、どうしたら対処できるかを 教えてくれるかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

誰にでもイヤなことはあるもの。

宿題やお手伝い、部屋の掃除、やりたくないことはけっこうありそう・・・

 

そんなときに、自分のそっくりさんがいてくれれば・・・

子どもの こんなささやかな願いを、かなえるにはどうしたらいいでしょう?

 

僕は お小遣いを全部はたいて、ロボットを1体買った。

ロボットは、僕の代わりに何でもすることができるから。

 

そのためには、僕の特徴をロボットが全部知っていないといけない。

それから僕は、ロボットからの質問ぜめに・・・

 

僕の特徴って何だろう?

まず名前と家族、これはカンタン。

 

次に体の特徴・・・

これまでに自分の目で見たものは、え〜と。

どこが一番くすぐったいか、う〜ん。

おしりの左にホクロが1つ・・・

 

さらに、好きなもの、嫌いなもの・・・

できることと、できないことは、え〜と。

ちょっとめんどうかも。

 

僕はこれまでコロコロ変わってきた。

これからもイロイロ変わりそう・・・

僕の特徴って、う~ん???

 

まだ質問があるのぉ・・・??

めんどくさいなあ。

でも、僕しか知らないことがいっぱいあるしねえ・・・

 

苦労して、僕とロボットの努力はいったん終了。疲れたなあ・・・

いい線まで行ったかなあ。

 

家に帰ると、ロボットが僕でないことが、お母さんにはわからないといいのだけど・・???

さて、果たしてうまく いくかなあ・・・

 

ヤーノシュさんの『おばけリンゴ』(1969年)は、ささやかな願いがかなっても、欲張ると大変なことになるかも・・・そんなことを教えてくれそう!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

自分のリンゴの木だけに実がならない。

毎晩、ささやかな願い・・・1つでいいからリンゴの実をつけてください。

 

この男性の祈りが通じるには、どうしたらいいのでしょうか?

 

やがて、ついにリンゴが1つ実りました。

男性はとにかく大喜び・・・

 

リンゴの実がドンドン大きくなるので、収穫せずに待っていると、さらに大きくなって おばけ級の大きさに。

もっと大きくなるぞぉ・・・

 

けれども、大きなリンゴは汽車で運べません。

仕方なく、男性は大きなリンゴを背負って市場にまで、

けれども、おばけリンゴなので、みんなから気味悪がられ・・・けっきょく トボトボ家へ。

 

そのころ、恐ろしいリュー(竜)が国をおびやかしていて、とっても大変なことに。

王様は大きなリンゴをリューに贈り物せよ と命令。

 

そして、リューが 大きなリンゴをあわてて食べたら、喉につまって死んでしまいました。

やれやれ・・・

 

こりた男性はその夜、小さなリンゴが2つほしいと、ささやかな願いを。

そして、安らかに眠りにつきました・・・

 

この絵本は7か国で訳され、国際的な成功を収めたもの。

ささやかな願いが、実りますように・・・

 

広野多珂子さんの『ぞうきばやしの すもうたいかい』(2012年)は、小さな昆虫が 大きな昆虫をすもうで負かしたい というささやかな願いをかなえてくれるかも?!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

雑木林から、なんだかイセイのいい音が・・・

昆虫たちのすもう大会の始まりです。

 

小さな昆虫は、大きな昆虫に勝ちたい。

そんなとき、小さな昆虫は何をどうすればいいのか?

 

カナブンとタマムシ・・・光モノどうしの勝負。

押し出しでカナブンの勝ちぃ。

 

テンションがドンドン上がって・・・

 

次は、ダンゴムシとカマキリ。

なんと、カマキリの足にしがみついた小さなちぃさなダンゴムシ

カマキリがバランスをくずして、ダンゴムシの勝ち。

よく考えたねえ・・・

 

今度は、オサムシカメムシの勝負。

お互いにお尻からくさい匂いを出して、両方ともひっくり返り・・・引き分け。

 

さらに、ミドリシジミオオムラサキ・・・

続いて、クワガタとカブトムシの大勝負・・・

 

小さい昆虫は、なんとか大きな昆虫に勝ちたい・・・

そんなささやかな願い。

 

すると、小さな昆虫たちの さまざまな工夫が飛び出して。

雑木林の楽しいすもう大会は延々と・・・

 

まとめ

子どもの頃の素直な感性を
取り戻すには絵本が
けっこういいかも・・・

 

絵本なんて・・・

最初はそう思っても、ページをめくるごとに、中高年でも案外 引き込まれてしまうもの。

 

読み進めるうちに、思わずなるほど・・・

そうかあ・・・

絵本は中高年の固い頭を、少しだけカンタンにこわしてくれそう。

 

絵本は、結末が予期せぬ方向へ行くことがしばしば。

そんなところが、頭の固くなっている中高年に とってもステキな魅力になるかも・・・

 

ヨシタケシンスケさんの『ぼくのニセモノをつくるには」(2014年)は、イヤなことから逃れたい子どもの気持ちに、どうしたら対処できるかを 教えてくれるかも?!

・ヤーノシュさんの『おばけリンゴ』(1969年)は、ささやかな願いがかなっても、欲張ると大変なことになるかも・・・そんなことを教えてくれそう!

・広野多珂子さんの『ぞうきばやしの すもうたいかい』(2012年)は、小さな昆虫が大きな昆虫をすもうで負かしたい というささやかな願いをかなえてくれるかも?!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「50代から中高年のかたい頭をこわす絵本」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その8>・・・「つい忘れがち」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その7>・・・「困ったときのうれしい仲間たち」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その6>・・・「わたしの大切なもの」編

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