hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって、かたい頭の破壊ぐすりかも? : < その4 > 大切なことを教えてくれる 編 】

絵本を読むと、中高年も
いい笑顔になれるかも・・

 

50代からの中高年は・・・

もしかして、頭が少し硬くなってきたかなぁ。

そう感じることが、増えてきていませんか?

 

そんなことはないと、誰でも思いたいもの。

でも、20代の若者たちの話している言葉や内容がよくわからない。

別に知りたいとも思わない・・・と思うようになると、けっこう危険なゾーンかも。

 

そんな中高年にオススメなのが、絵本の世界にしばし浸ること。

何も考えずに、絵とひらがなことばで、ただ感じるだけの時間に没入すると、けっこういいかも・・・

 

今回の絵本は、外国人作家が描いた 子ども目線のワールド。

ベテラン、新鋭などさまざまな3人です。

 

中高年の固くなりつつある頭を、少しだけ壊すお手伝いができれば・・・

 

目 次

 

リンダ・ニューベリーさんの『おもちゃ屋のねこ』(2022年)は、誰にも居心地のいい場所がぜったい必要・・・と教えてくれるみたい!

緑の目が輝くねこ、
これから何が起こるやら・・
横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

居心地のいい場所は、誰もが1つは持っているもの。

それがあれば、どんなことがあっても、なんとか自分を取り戻せる、楽しく生きることができる。

・・・そんな空間があるものでしょう。

 

もし、そんな場所を失ったら、どうすればいいのでしょうか?

この絵本はそんなことを教えてくれそうです。

 

1匹のねこが、いつに間にか おもちゃ屋さんのショーウィンドウの中に寝っ転がっています。

とても気持ちよさそう。

 

お店のご主人は経営があまり上手でない人。

人のいいおじさん。

 

ねこに気づいたものの、近所のねこだろう。それがわかるまで、ゆっくり寝かせてあげよう。

何日かたつものの、誰もねこを探しにきません。

 

店のおじさんの姪は、学校から帰ると必ずこのおもちゃ屋に寄ってお手伝い。

そのうちにねこが欲しくなりました。

 

ねこがやってきてから・・・不思議なことにお店は大繁盛。

緑の目を輝かせた黒っぽいねこは、お店の人気ものに。

 

姪がお店を手伝ってくれるお礼に、何かプレゼントしてあげよう、おじさんが言います。

・・・う〜ん、じゃあ このねこをお家で飼いたい。

おじさんはちょっと困ったけれど・・・いいよ、と。

 

その日を境に、お店にはお客さんはぱったり来なくなり、ねこもすっかり元気がなくなっていきます。

悩んだ末に、姪は ねこの元気がなくなった原因を真剣に考えることに・・・

 

作者はイギリスで数々の児童文学賞を受賞。

きめ細やかな観察を文章に活かしています。

 

ニック・ブランドさんの『あるひ くじらがやってきた』(2022年)は、人と生物たちがなかよく生活することの必要性を教えてくれているみたい!

 

くじらたちは、人間となかよく
過ごしていましたが・・・
横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

くじらの大群が地上に上がってきました。なぜでしょうか?

・・・それは海がすごく汚れてしまって、くじらが住めなくなったから。

 

ではなぜ、くじらが住めないほどに 海が汚れてしまったのでしょうか?

 

大勢のくじらが突然、陸に上がってきました。

子どもたちは大喜び。大人たちはかなり困惑。

でも、しばらくすると、人とくじらは仲良く暮らすように・・・

 

けれども、しばらくすると、いいことばかりではなくなります。

くじらの身体が大きすぎて、電車に人が誰も乗れなくなったり、街の長イスを壊したり。

 

さらにはくじらが食べた魚の骨が、街のあちらこちらに散乱して悪臭が立ち込めるように・・・

そのうちに、人はくじらに 陸から出て行けという運動に発展することに。

 

その中で、1人の女の子がくじらたちに やさしく質問します・・・なぜ陸に上がってきたの?

 

くじらは涙を流しながら答えます・・・海がゴミで汚れて、住めなくなったからだと。

 

人々は反省して、みんなで協力して、海じゅうのプラスチックやビニールなどのゴミを拾い集めます。

すると、再びとってもキレイな海に・・・

 

作者はオーストラリアのベテラン作家。

先住民族であるアボリジニの子どもたちの 支援活動も行っている方。

 

アドリア・シオドアさんの『わたしと あなたの ものがたり』(2022年)は、人としての尊厳を大切にして、強く生きることを教えてくれるみたい!

まわりと肌の色が違うだけで
なぜこんなに悩むのだろう・・
横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

日本人にはちょっとわかりにくい人種差別問題・・・

差別してはいけないと法律では決まっているけれど、現実は厳しい状況。

 

それでもなお、それに負けずに前に進むには、どうすれば・・・??

 

クラスにいる茶色い肌の女の子は、私1人だけ。

みんなは 面と向かって言わないけれど、私のことを陰でいろいろ言っている。

 

授業で奴隷解放のことを学んだ。

そのとき、私はクラスにいたくなかった・・・

 

でも、私の祖母やさらにその祖先たちは、学校の授業すら受けられなかった。

だから、それに比べれば私は幸せ。

そう思うけど、やっぱり・・・

 

ある日、男の子が自転車で 私の横を走りながら言った言葉。

リンカーン大統領がいなかったら、おまえはまだ俺たちの奴隷だったんだぞ!」

 

その後・・・お母さんが女の子にささやきます。

「望めば何にでもなれるわ。だから強くなりなさい。母は味方よ・・・」

物語はまだまだ続きます・・・

 

作者はアメリカの小児科医。

この絵本が児童文学でのデビュー作。

 

まとめ

中高年が絵本を読むと、すべてを
忘れて子どもごころになれるかも??

 

今回は、何か大切なものを教えてくれる絵本を選んでみました。

問題はそれぞれに異なっても、必ず解決策を見つけられる・・・そんな希望を抱かせてくれそう。

 

子どもは、へぇ そうなんだぁ〜と素直な反応でしょう。

 

では、中高年は?

もしかして、1つの問題にはいろいろな要素が絡んでいるから、なかなか難しいんだよ・・・となりがちかも。

 

こういうときは、子どもの目線でよりシンプルに考える方が、問題解決に向けて少しでも前進できるかも・・・

 

こり固まった中高年の頭を少しでも壊したい。

そんなことを妄想しました。

 

・リンダ・ニューベリーさんの『おもちゃ屋のねこ』(2022年)は、誰にも居心地のいい場所が必ず必要・・・と教えてくれるみたい!

・ニック・ブランドさんの『あるひ くじらがやってきた』(2022年)は、人と生物たちがなかよく生活することの必要性を教えてくれているみたい!

・アドリア・シオドアさんの『わたしと あなたの ものがたり』(2022年)は、人としての尊厳を大切にして、強く生きることを教えてくれるみたい!

 

子どものころの目線を少し取り戻すには、絵本が案外いいかも・・・

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。