hyakuman_amaneのブログ

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【 「蔵書貧富度」から 新刊本が早く借りられる図書館 推奨一覧 : < 図書館 その4 > 東京23区・横浜市・川崎市 編 】

たくさんの本を図書館で早く
借りたいけど どうしたら・・・

 

給料がしだいに減っていくサラリーマン・・・

そんな中、大好きな本だけはしっかり読みたい。

 

そのような人は、どうしたらいいのでしょうか?

 

答えは、公営図書館をもっとモット もっと「賢く」利用することかも?

本をたくさん読みたい人、あるいは読まざるを得ない人には、それがぜったいお得。

とても高ぁ〜い地方税を払っているのですから、地域の恩恵にもっと預かってもいいのでは・・・

 

ただし、読みたい新刊本を 図書館から早く借りるには、ルールがちゃんとあります。

そのルールの1つが、

① 図書館ごとの「蔵書貧富度」をしっかり知って、

② ターゲットとする図書館を「賢く」選ぶこと・・・

 

今回は、そのことをお知らせします。

 

目 次

 

とっても借りやすい図書館と、まったく借りられない図書館があることを 知っていますか?

こんなに多くの本があるのに
なぜすぐに借りられないの?

 

本が早く借りられる図書館は、「蔵書貧富度」が高い。

逆に順番待ちが多い図書館は、「蔵書貧富度」が低い。

 

「ぞうしょ ひんぷど」ってナニ?

・・・それは、図書館ごとの住民1人あたりの本の数。

 

東京23区と横浜市川崎市の公立図書館 それぞれの 住民1人あたりの蔵書数を見てみると・・・

 

・最も多い ベスト3

千代田区    8.00冊

②文京区     5.24冊

荒川区・港区  4.37冊

 

・最も少ない ワースト3

横浜市     1.07冊

川崎市     1.27冊

墨田区     2.01冊

 

なんと、ベスト1の千代田区と比べると、 ワースト1位にランクされた 横浜市の蔵書貧富度は なんと その1/7もない現実・・・

また、東京都23区で最も少ない墨田区でも、横浜市の2倍近くあります。

 

それぞれの公立図書館が持っている本の数は、自治体ごとに多少違っても、それほど驚くような差はないだろう・・・

そんな思い込みが、ずっと私にはありました。

 

しかし、実際に東京23区と横浜市川崎市それぞれの、住民1人あたりの蔵書数を確認してみると・・・グラフAのとおり。

こんなにも違うものかと、とにかくビックリ!

 

こんなに違うのなら、読みたい本を予約しても、わりと早く借りられる地域と、そうでない地域があるのはトウゼン!!

赤は蔵書貧富度トップの千代田区
オレンジは最下位の横浜市川崎市

 

私は横浜市に住んでいます。

そのため、横浜市立図書館のホームページで検索して予約します。

 

ところが、新刊本はいつも何十人待ちの状態。

人気のある本は百人を超えることもしばしば。

これでは1年待っても読めない感じ・・・

 

蔵書貧富度が著しく低~い、私の住む横浜市

予約してもなかなか借りられない理由が ハッキリとわかりました。

 

これじゃ、いつになることやら・・・いつもそんなため息をつくしまつ。

 

注1)人口は、東京都総務局『住民基本台帳による世帯と人口   令和3年4月1日現在』によります。(グラフA・B・Cともに)

注2)蔵書数などは、『東京都公立図書館調査 2021年』および『神奈川県の図書館 2021年』によります。(グラフA・B・Cともに)

 

「蔵書貧富度」をさらに細かく見ると、新刊本を早く借りられる作戦が立てられそう!

蔵書貧富度が低くても・・・
戦略を立てればなんとかなるかも?

 

図書館ごとの蔵書貧富度をじっと見ていると・・・

自分の住んでいる場所だけでなく、もっと早く借りられそうな図書館に予約した方が賢いかも・・・

と思った人はけっこうスルドイかも。

 

そうです・・・

会社や学校、その他ときどき通っている場所があれば、その経路にある図書館を利用することができるはず。

 

図書館によっては、その場所の住民と通勤・通学の人しか利用できないところもあります。

けれども、最近はそうでない人にもドンドン開放する図書館が増えてきました。

これはとてもいいこと・・・

人口が多いところほど、1人あたり
蔵書数がどんどん減っていく・・・!?

 

グラフBで、地域ごとの蔵書貧富度がもっと詳しくわかります。

このグラフから、新刊本を少しでも早く借りられる戦略が立てられそう・・・

 

・狙いめは、蔵書貧富度の高い図書館を、グラフの赤枠、水色枠の順に、自分が通えそうなところを探すこと

順位1  千代田区

順位2  文京区

順位3  荒川区・港区

という具合に・・・

 

実は 図書館の世界では、住民1人あたりの蔵書数を示す「蔵書密度」という用語がちゃんとあります。

けれども、今回 各自治体の1人あたりの蔵書数を確認してみたら、その差のナントすごいこと、スゴイこと・・・

 

あまりにも驚いて、「蔵書密度」なんてレベルではないと感じたしだい。

それで、私が勝手に「蔵書貧富度」と名づけてみました。

これでなんとなく、自治体の蔵書数のリッチまたはプアな感じがよくわかるのでは・・・??

 

私の場合は、自宅が横浜市。会社が東京都大田区

通勤途上、または少しだけ寄り道すれば通える図書館のある地域は、品川区、目黒区、世田谷区、川崎市

このグラフには入っていませんが、神奈川県立図書館は 予約した本を横浜駅近くのコーナーに運んでくれるので、ときどき利用しています。

 

「蔵書貧富度」から、私が新刊本を予約するときは 次の順。

大田区 (会社)

②目黒区 (通勤経路から近く)

③品川区 (通勤経路から近く)

④世田谷区(通勤経路から近く)

横浜市 (自宅)

川崎市 (通勤経路上:借りられるが 予約はできない)

⑦町田市 (自宅の近く:借りられるが 予約はできない)

1人あたり蔵書数が少なくても、
横浜市の蔵書数がダントツ。
つまり種類が多いということ・・・
(赤線は蔵書貧富度の平均あたり)

 

ただし、横浜市の名誉?のために言っておくと、蔵書数が最も多いのは横浜市で ダントツ。

そのため、蔵書貧富度の高い図書館(赤枠、水色枠、オレンジ枠の順)で見つからない本は、横浜市立図書館なら借りられる可能性があります・・・

 

私は、2〜3年以上経過の既刊本はほとんど横浜市と決めています。

たいていはすぐに借りられる本なので・・・しかも、近くの地区センターに車で運んでくれるので。

ということで、新刊本と既刊本を予約する図書館を分けています。

 

ターゲットにする図書館を決めたら、あとは「カーリル」を利用して、「本の受け取り図書館の設定」と「こまめなチェック」を!

カーリルのホームページより引用

 

利用する図書館の優先順位を決めたら、次は全国のさまざまな図書館の蔵書を、横断検索できるシステム「カーリル」の出番です。

 

カーリルは、知っている人は ああ〜あれね・・・

ですが、知らない人は何それ? みたいな感じ。

 

このカーリルをホームページで検索して、次の3つを行うだけ・・・

 

①取りに行ける複数の図書館を登録して、

②予約したい新刊本を、「読みたい本」リストに登録するだけ

③あとは、カーリルで新刊本の入荷状況を1日3回(朝・昼・夕方)、計15秒ほどチェック

(読みたい本が図書館一覧で表示されるので、一瞬でチェックできます)

④登録した新刊本が「読みたい本」リストに表示されたら、本が入荷した図書館にすぐに本予約する

 

とにかく、③と④がもっとも大切・・・

 

興味のある方はネットで「カーリル」を検索して、使い方をもう少し詳しく確認してみてください。

使い方をとってもシンプルに書いてくれています。

数分ですぐにわかります。

 

まとめ

 

できれば、図書館で借りた たくさんの
本を静かな書斎で読みたいもの・・・

 

今回は東京23区と、隣接する横浜市川崎市のエリアで、蔵書貧富度を確認してみました。

すると、けっこう いろんなことがわかりました。

図書館をよく使う方の参考になればと思います。

 

今後、他の大都市・中都市などの蔵書貧富度も確認してみたいと思います。

さらに興味深いことがわかるかも・・・

 

・とっても借りやすい図書館と、まったく借りられない図書館があることを まず知りましょう!

・「蔵書貧富度」をさらに細かく見ると、新刊本を早く借りられる作戦が立てられそう!

・ターゲットにする図書館を決めたら、あとは「カーリル」を利用して、「本の受け取り図書館の設定」とこまめなチェックを!

 

図書館を日頃から利用している人は、もっとスゴイ技を使っているかも・・・

いろんな技が図書館利用者の仲間で、共有できるといいなあと思います。

そのような技の提供を期待しています・・・

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

なお、図書館に関する これまでのブログは次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

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