hyakuman_amaneのブログ

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【 50代から給料ダウンの中高年が 図書館を書斎にして楽しむ方法! : <その3> 読みたい本をすぐに借りるには? 編 】

立派な図書館が地域にあっても、
新刊本がすぐに借りられますか?

 

こんにちは、百萬です。

 

本が借りやすい図書館と、借りにくい図書館があるのをご存知ですか?

 

では、どうすればいいか・・・

まずは 図書館ごとの「蔵書貧富度」を知ることが重要です。

 

ぞうしょ ひんぷど?

タダで利用できる図書館を30年以上、けっこうヘビーに使ってきた私ですが・・・

蔵書貧富度をもっと早く知っていればと、今さらながら思います。

新刊本を図書館でネット予約しても・・・

すぐに借りられないから、めったに利用しない という声がけっこうあるもの。

 

今回は図書館で新刊本を早く借りる方法について、お知らせします。

 

目 次

①まずは、図書館ごとの蔵書貧富度を知ることがとっても大事・・・同じ新刊本でも「1週間」で借りられるか、「半年以上待ち」かの分かれめに!

 

「ぞうしょ ひんぷど」って・・・なに?

 

読みたい新刊本を、図書館で早く借りるには どうしたらいいでしょうか?

 

図書館で新刊本を早く借りて読むには、ちょっと工夫が必要。

まずは、図書館ごとの「蔵書貧富度」を知ること・・・

 

図書館ごとの蔵書貧富度ってなに?

・・・それは、図書館ごとの住民1人あたりの本の数で、私の造語。

 

多くの人は、図書館ごとの蔵書数はそれほど変わらないだろう と思っている人が大半かも。

けれども、都道府県や市町村ごとに、住民1人当たりの蔵書数を比べてみると、かなりの違いがあるものです。

 

例えば、みなさんの自宅の近くの図書館と、会社や通学している学校などのある別の場所の図書館とでは・・・

比べてみると、住民1人当たりの蔵書数がかなり違います。

 

たとえば、私は横浜市に住んでいて、会社は東京都大田区。

新刊本が図書館に入荷した場合に、それぞれでインターネット予約をしようとすると、かなりの違いが出ます。

 

横浜市では、人気がそれなりの新刊本については、情報を得てからけっこうがんばって予約しても50〜100人待ちがふつう。

あ〜あ、またか・・・という感じ。

 

ところが、同じ新刊本を大田区で予約すると、せいぜい5人待ち程度。

 

それぞれの図書館での新刊本の蔵書数は、最初はそれほど変わりません。

(予約数がきわめて多いときは、その後に蔵書数が少し増えます・・・それでもけっこうな待ち日数はあまり変化なし)

 

・・・ということは、同じ新刊本を予約しようとしても、住民1人当たりの蔵書数が違えば、これは当たり前のこと。

 

であれば、図書館ごとの蔵書貧富度をまず知った上で・・・

予約できる確率が高い図書館を選んで予約するのが賢いはず。

 

参考までに、東京都と横浜市・川崎市の住民1人あたりの蔵書数を比べてみると・・・

たとえば、蔵書貧富度ベスト3とワースト3は次のとおり。

 

・最も多い ベスト3

①千代田区    8.00冊

②文京区     5.24冊

③荒川区・港区  4.37冊

 

・最も少ない ワースト3

①横浜市     1.07冊

②川崎市     1.27冊

③墨田区     2.01冊

 

なんと、ベスト1の千代田区と比べると、 ワースト1位にランクされた 横浜市の蔵書貧富度は なんと その1/7もない現実・・・

また、東京都23区で最も少ない墨田区でも、横浜市の2倍近くあります。

 

え〜っ、という感じでは?

 

関心のある方は、次のグラフで詳細をご覧ください。

住民1人あたりの蔵書数・・・
地域によってこんなに違いが!

 

注1)人口は、東京都総務局『住民基本台帳による世帯と人口   令和3年4月1日現在』によります。

注2)蔵書数などは、『東京都公立図書館調査 2021年』および『神奈川県の図書館 2021年』によります。

 

②次に、図書館横断検索システムの「カーリル」に、「自分が通える図書館」と、目当ての「新刊本」を登録して1日1分間のチェック!

 

本を「借りる」から・・・「カーリル」??

 

使っている人は、普通に利用している「カーリル」ですが・・・

みなさんは使ったことがあるでしょうか?

 

これは登録した複数の図書館で、借りたい本を横断的に あっという間に検索できるシステム。

 

私の場合は、次の7つの図書館をカーリルに登録しています。

自宅のある ①横浜市立図書館、会社の近くの②大田区立図書館、通勤途中または近くにある③品川区立図書館、④目黒区立図書館、⑤世田谷区立図書館、⑥川崎市立図書館、⑦神奈川県立図書館です。

新刊本が近いうちに出るという情報が得られたら、カーリルの「読みたい本」にスマートフォンに登録します。

新刊予定の情報は、次のホームページなどが参考になるかも。

booklog.jp

 

あとは、朝・昼・夜の1日3回チェック。

慣れれば、1回あたり10〜15秒、1日1分くらい。

 

そして、登録した図書館のどれかに新刊本が入荷されたら画面の表示が変わるので、すぐに予約します。

そのタイミングで予約すると、たまに1番予約もあります。悪くても5番以内が多い感じ。

 

蔵書貧富度のよい図書館に新刊本が入荷されれば、1番予約がけっこうあります。

すると1週間以内に借りられることが多い感じ。

 

1日3回の確認がめんどくさいと感じるかどうかが、分かれめでしょうか。

けれども、本好きな方はこのシステムを利用しない手はないかも・・・

慣れてしまえば、1日1分ほどスマートフォンで確認すればいいだけですから。

 

私はこの方法で、新刊本を驚くほど早く借りられるようになりました。

 

カーリルの利用方法は、次を参考にしてください。

 

まず 通える「図書館を登録」して、
次に 「読みたい本リスト」に書名を入れて、
あとは入荷したかどうかをチェック・・・

③新刊本を借りるなら、意外な穴場は大学図書館や地域センターかも・・・ここも活用しない手はありません!

へえ~、大学図書館って
一般人でも使えるところが
増えているんだねえ・・・

 

図書館のヘビーユーザーが活用しているのは 地域の公共図書館だけでなく・・・

大学図書館などもけっこう使っているのをご存知でしょうか?

 

① 一般人にほとんど使われていない大学図書館

 

図書館をよく使っている中高年仲間と話していても、大学図書館っていうと・・・

へぇ~、大学図書館って社会人でも借りられるの?という人がほとんど。

 

発刊から2年間ほど経過している本を借りるのであれば・・・

よほど人気のある本でなければ、どの図書館でも楽に予約ができます。

 

けれども、新刊に関しては蔵書貧富度を確認した方がいいのは、先ほどのとおり。

 

これ以外の方法でけっこう穴場なのは、大学図書館でしょう。

一般の住民は大学図書館から借りることができない(だろう) と考えている人がけっこう多いようです。

 

けれども、最近の大学図書館は一般住民にもかなり開放してくれていて・・・それがドンドン増えています。

 

たとえば、私がときどき通っている図書館に・・・国士舘大学、國學院大學、横浜国立大学などがあります。

自宅または会社からわりと近いので・・・

 

大学図書館に実際に行ってみると・・・

手続きはとってもカンタン。図書カードは500〜1,000円ほどでつくれるところが多い感じ。

 

大学図書館は学生の利用者が多いところと、それほどでもないところがあります。

これは試験期間などの時期も影響します。

 

何度か行ってみて、学生が少ない図書館に焦点を絞って・・・

新刊を予約してみると、かなり早く借りられる場合が案外にあります。

場合によっては、その場ですぐに借りられることも・・・東野圭吾さんの新刊が一発ということもありました。

 

大学図書館はそこの大学生のみが使える・・・という思い込みを外せば、一般の図書館と同じように活用できて、かつ新刊が早く借りられるメリットがあります。

これを利用しない手はないでしょう。

 

② また、各地域には公共図書館の支部のようなものがあります。

 

横浜市では地域センターといって・・・図書だけでなく、子どもたちが遊べる施設や、各種サークル活動なども行われています。

 

予約した本を、自宅に最も近い地域センターに運んでもらえるので とても便利。

 

地域センターはあまり知られていないみたいで、地域センターが蔵書する図書はかなり早く借りられます。

蔵書数はそれほど多くないので、新刊本がすべて借りられるわけではありません。

 

けれども 、けっこう有名な著者の新刊本がときどき入荷したりします。

地域センターのネット検索で調べれば、逃すことはないでしょう。

 

住んでいる場所によっては、公共図書館が遠いことがあるもの。

その場合は、自宅に近い地域センターや公的施設などに運んでもらえる仕組みを利用すればとても便利です。

 

まとめ

 

お父さんも おじいちゃんも
図書館をもっとうまく使えばいいのに・・・

 

50代からの中高年は、給与ダウンで使えるお金がどんどん減りがち。

そのため、本に限らず 支出がけっこうキツイはず。

 

また、本好きの中高年の部屋は、買った本がいつの間にか溜まるものです。

もともと狭い部屋が、足の踏み場がない状態になることもしばしば。

 

部屋の中は 本だらけにならないように気をつけたいもの。

そのためにも、図書館を利用するのはとっても賢いやり方でしょう。

 

図書館を自分の大きな書斎と思えばどうでしょう。

もう一度参照したい本があれば、ネット予約して最も近い地区センターに毎週 運んでもらう・・・そんな使い方もありではないでしょうか?

 

ぞんな使い方をし始めてから、私の部屋はかなりスッキリしました。

図書館にない本はなるべく電子書籍を買うようにしていますが、それでも紙の本が少しずつ増殖します・・・

 

新しい本を図書館で借りるには、やはり戦略?が必要だと思います。

ちょっとした工夫で、新刊本を借りるのが楽になるはず・・・

 

新刊本を図書館で早く借りるには・・・

①まずは、図書館ごとの蔵書貧富度を知るとことがとっても大事・・・同じ新刊本でも「1週間」で借りられるか、「半年以上待ち」かの分かれ目に!

②次に、図書館横断検索システムの「カーリル」に、「通える図書館」と、目当ての「新刊本」を登録して毎日1分間チェック!

③新刊本を借りるなら、意外な穴場は大学図書館や地域センター・・・ここを活用しない手はありません!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「中高年の図書館」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その2>・・・「なぜ、図書館はあまり人気がないの?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その1>・・・「図書館は中高年にやさしい憩いの場?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com