hyakuman_amaneのブログ

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【 50代からの中高年の目標はナニ?: <その5> できばえをよくするQCDってなに? 編 】

中高年の目標へのチャレンジ、
もっとうまくできる方法はないかなぁ・・・

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年が目標を達成する上で、最も重要なことは何でしょうか?

 

適切な目標設定の方法、PDCAというツールをうまく利用するなど、重要な要素はいろいろあります。

その中で、目標達成の「できばえ=成果」を高めるツールの1つがQCD。

 

もっといい品質にしたいとか、コストをさらに下げたいとか、できるだけスピードを上げたいなど・・・目標管理にはさまざまなニーズがあるもの。

QCDはこれらの目的に対応できる道具。

 

社内研修で中高年社員と意見交換していると、それなりに効果ありとの QCD。

 

今回は目標の成果を高める上で、効果のあるQCDについて考えたいと思います。

 

目 次

 

目標達成のQCDとは何でしょうか?・・・このツールを使うと できばえが驚くほどよくなるみたい?!

 

仕事のできばえをよくする
QCD・・・なにそれ?

 

せっかく取り組むなら、目標のできばえをよくしたいと 誰でも思うもの。

そのためのツールとして、中高年は何が最も使いやすいでしょうか?

 

その答えの1つがQCD。

きゅ〜・しぃ〜・でぃ〜?

 

何それ・・・という感じかも。

工場勤務の経験がある人は、たぶん1度は聞いたことがあるはず。

 

QCDの・・・

① Qはクオリティー、つまり品質のこと。

② Cはコスト、つまり費用のこと。

③ Dはデリバリー、つまり納期(スピード)のこと。

 

QCDの3つの点から、より品質のいい製品を、1円でも安く、お客さまの希望どおりに納品しようという手法のこと。

 

これが後に、製造だけでなく、さまざまな分野の仕事にも応用されて・・・

いまでは仕事全般について、品質、費用、スピードそれぞれの面で もっとよくするために活用されるようになりました。

 

中高年は目標設定をしたあと、それを実行するための計画やスケジュールを立て・・・

あとはそれにそって、実際にコツコツと進めていきます。

 

そして、最終的に一定の成果が得られた・・・

となると、やったぁ〜と、とってもうれしいもの。

 

そのようなときに、終わったで終わらせずに、そのできばえをもう少し高めたい・・・

という気持ちがわいたら とてもいい感じ。

 

そのときに使うツールがQCD。

 

目標を立て、それに取り組んで一定の成果が出たときに・・・

いま一度、その品質、コスト、スピード面からもう少し創意工夫ができないかと考えてみる。

 

ここをもう少し変えたら、さらに使いやすくなるのでは・・・

ここをこんなふうに改善してみたら・・・もっと費用が下がるのでは・・・

他の人のやり方を観察して、こういうふうにするほうがいいのでは・・・

 

一度終えた目標について、いろいろな視点から見つめ直してみると、新たな工夫ができそう・・・

こんなところから、仕事の内容やレベルがしだいに高いものになっていくもの。

それがQCD・・・

 

もちろん、目標達成に向かって実際に取り組んでいる最中にも、QCDはドンドンしていいもの・・・

 

PDCAのDのやり方をもう少し工夫できないか?・・・1日の終わりに、今日の業務のやり方を振り返って5〜10分ほど考えてみると、意外な発見がありそう?!

 

え~、日々の仕事が終わってからも
なにかやることがあるのぉ???

 

がんばって設定した目標は、けっこう大きいものが多いもの・・・

そのため、すぐに手をつけられずに、ズルズルと後回しになることが多くないでしょうか?

 

これを解決するためには、大切なことが2つあります。

 

① 大きな目標は、いくつかの小さな目標に分ける

 

こうして、今日やるべきことを考えるようにすると、けっこうスムーズにいくもの。

 

大きな目標であっても、今日はこの部分だけやろう・・・

そして今日やろうと思う部分についてトライしてみて、少しずつでもいいので一定の成果を出すようにしよう。

 

そうすると、昨日よりはちょっとでも前進できたことがわかり、翌日もトライしようという気持ちにつながるもの。

 

そして、もう1つ大切なこと・・・

 

②目標達成に向かう作業の中で、1日の終わりにその日に行ったことを振り返る

 

今日行ったことについて、もう少し違った角度から振り返ってみるのは とてもいい方法・・・

もっと効率的なやり方がないかなあ。

もっと質のいいものにするために、さらに工夫できないかなあ。

 

日々取り組む業務というのは、それほど華やかなものではなく、むしろ地味なもの。

コツコツとやることが多いものです。

 

そして、その作業だけに専念していると、それに没入してしまい・・・

違った角度から物事を見るとか、工夫してみるなどの観点が失われがち。

 

そのため、1日の仕事の終わりに、一定の時間をとって・・・

一定の時間といっても、せいぜい5〜10分くらいがいい感じ。

それ以上やっても疲れてしまい、いい考えが出にくいもの。

 

集中できるくらいの時間で、業務の進め方やできばえを振り返ることによって・・・

もう少し工夫できないかを考えてみる。これが現実的。

 

QCDとは、ささいな工夫の積み重ね・・・

 

なお、これは目標達成の行動だけでなく、日ごろの定型業務などにおいても同じ・・・

あるやり方に慣れてしまうと 楽なため、それ以上考えないことが多いもの。

 

物事を上から見てみる、横から見てみる、下から見てみる、他人の視点を拝借しながら見てみるなど・・・

見方をさまざまに変えることができれば、新たな創意工夫が思いつくヒントが得られそう。

 

目標が1つ達成できたら、その全体のプロセスを忘れないうちに、PDCAのA(アクション)を行なって、さらに創意工夫を考える習慣を!・・・これはQCDを行うことであり、中高年の能力アップに効果バツグンかも?!

 

目標を達成した直後に、やり方を振り返って
もっと工夫できないか考えてみると・・・

 

がんばって1つの目標が達成できた!

これはとてもうれしいこと・・・

 

けれども、PDCAを回すという意味では、最後に残っているのがA・・・

これを忘れることが多くないでしょうか?

 

大きな目標を小さな目標に分けて取り組む。

それがやがて一定の成果を出し、やれやれという感じですべてが終わるもの。

 

けれども、そこで終了としてしまうと、とてももったいない感じ。

Aのアクションがまだ終わっていないので・・・

 

1つの目標を達成したのちに、QCDの観点からもう少し工夫できないかと考えてみる・・・

実は、そのプロセスの中に、自分の能力を高めて、そして成果をさらによくするヒントがあるはず。

 

これはPDCAやQCDの教科書に書いてあること・・・

 

最初はちょっとしんどい感じがします。

やっと目標が達成できたばっかりなのに・・・という感じでしょうか。

 

けれども、ここで少しがんばれば、次の目標に向かうときに きっと役に立つことが多いもの。

慣れると、これも定型業務のようなものかも。

 

1つずつの作業の積み重ねで、目標を達成できたことはすばらしいもの。

これはとってもすごいことですが、そこで終わらずに、最後の仕上げの作業をすると次にとても活かせます。

 

PDCAのA・・・これはQCDを考えるプロセスと同じもの。

最後の最後に 行うといいものはこれ・・・

 

目標を達成したプロセスをすべて思い出せるうちに、QCDの点からもう少し工夫できないかと考えてみるのは・・・とてもとっても効果的。

 

これを行うことによって、次の目標を達成するプロセスの効率やできばえが1〜2割アップする可能性 大。

 

いったん終わった業務を、違った角度から見直すことによって・・・

自分の能力をさらに高め、もっといい成果を出せるようになる。

 

そのような創意工夫を考えるのは、とても重要ですが・・・

自分の頭だけで考えていると、なかなか創意工夫が広がらないもの。

 

そこで、次のような方法をとると効果的・・・

 

①社内で仕事ができる先輩のやり方を参考にする。

②関係するビジネス書を3冊ほど読んで、違った視点を確認してみる。

 

方法はいろいろ・・・

大切なのは実際のアクションを起こすことでしょう。

 

中高年の目標設定と実行。

成果をより高める方法として、PDCAとQCDというツールをうまく活用すれば・・・

中高年の能力を もっと効果的に高めることができるはず・・・

 

まとめ

 

やった~中高年でも
けっこう がんばれたぁ・・・!!

 

中高年の目標。

一定時間 考えて目標を立て、それを小さな目標に分割して・・・

日々 地道に作業を行い、最終的に一定の成果が得られた。

 

目標を立てて、それをゴールに導くためのツールがPDCA。

そして、そのできばえをよくするツールがQCD。

 

この両輪がうまく機能して、中高年の能力も成果も高まるはず・・・

 

中高年は50代から体力や知力がどうしてもドンドン低下するもの。

これは仕方がないこと・・・誰でも通る道。

 

けれども、中高年こそ このようなツールを効果的に使えば・・・

知力の低下を補い、けっこう高い効果を出すことができそう。

 

逆に、このようなツールを知らない、あるいは知っていても使わないと、なかなか成果は出にくいものかも・・・

 

今回は、中高年の成果や能力を高めるQCDについて考えてみました。

 

・目標達成のQCDとは何でしょうか?・・・このツールを使うと できばえが驚くほどよくなるみたい?!

・PDCAのDのやり方をもう少し工夫できないか?・・・1日の終わりに、今日の業務のやり方を振り返って5〜10分ほど考えてみると、意外な発見がありそう?!

・目標が1つ達成できたら、そのプロセスを忘れないうちに、PDCAのA(アクション)を行なって、さらに創意工夫を考える習慣を!・・・これはQCDを行うのと同じで、知力の低下する50代からの中高年には能力アップに効果バツグンかも?!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「50代からの中高年の目標はナニ?」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その4>・・・「PDCAにはホンモノとニセモノがあるの?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その3>・・・「目標設定って何をどうやるの?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その2>・・・「本物の目標管理ってなに?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com