こんにちは、百萬です。
中高年の目標設定・・・その気持ちが継続できればとってもいいいこと。
けれども、体や頭がなかなか 思ったように働かなくなるのも 事実ではないでしょうか?
もちろん、中高年でもかなりの個人差があります。
その違いは、どこから生まれるものでしょうか・・・
しんどいけれど、目標に向かって進める中高年。
しんどいから、まあこんなものでいいかと前進をやめる中高年。
中高年が苦労して立てた目標・・・
どうせなら、いったん決めたことをやり遂げられたら、とっても気持ちがいいものでしょう。
中高年が所期の目標を達成するためには、中高年が抱えている課題を知ったうえで、うまく対策をとっている人たちを参考にして取り組めばいいのでは?
そんな観点から、対策を考えてみたいと思います。
目 次
- 中高年は目標の計画表を 毎日見られるように 壁に貼り付けて、今日の分が終わったら目立つ色で塗りつぶし、モチベーションを高めるのがいい方法です!
- 1つの目標がなんとか達成できたら、中高年はよくできたことで自分をほめてあげ・・・ちょっとまずかったところを修正して 次の目標を考え、また次のステキなご褒美を考えましょう!
- まとめ
中高年は目標の計画表を 毎日見られるように 壁に貼り付けて、今日の分が終わったら目立つ色で塗りつぶし、モチベーションを高めるのがいい方法です!
目標を立てて、それを具体的な計画表に書き込みます・・・
それだけで 目標が達成できそうな気持になりますが、中高年の現実はどうなのでしょうか?
進捗状況を定期的にチェックするために、実行可能な計画表をつくることは・・・とても重要なことです。
これは誰でもわかること・・・教科書にもそのように書いてあります。
けれども、いうのはカンタン、実際にやるのは案外に難しいもの。
中高年は、この計画表の作成作業を後回しにする人が、けっこう多いのではないでしょうか?
たとえば、お客さまのビルや工場などに、大型の製造機器などを搬入・設置するときは、必ず詳細な工程表を提出します。
提案書を提出する際に必要不可欠なものは、工事を含んだ工程表です。
お客様の要望を十分にお聞きした上で、工程ごとにどの時期までに、どのように進めるか。問題点が発生した場合には、どのような対応を取るのかなど・・・詳細な工程表をお出しするのが必須です。
お客さまはそれを確認して・・・自分の希望が期限通りに、計画的に進むのかどうか、どのようなリスクがあるのかなどをじっくり考えます。
このような工程表がないと、お客さまは最終的に契約を結んで、発注することはないでしょう・・・それぐらい大切なものが、工程表という名の計画表。
中高年の目標管理。
社内の中高年それぞれの計画表をみると、残念ながら・・・お客さまに提出する工程表のような、詳細な計画表をつくる社員はあまりいないものです。
中高年社員の1割くらいは、紙に実際に書いて、いつも見えるように目の前に貼り付けています。
けれども、たいていの中高年社員は頭の中にざっくりした工程表を描いて、そのポイントを紙にメモする程度が多いもの。
自分の立てた目標とその具体的な進行計画表を、自分が毎日いやでも見える状態にしておくか、おかないか・・・
これは、目標を達成できるかどうかという点で、とても大きな分かれ目になります。
人はとっても忘れやすい動物。
少し時間が経つと、最初の熱い気持ちは いつの間にかどこかへ消えてしまうもの。
それが普通でしょう。
そうならないように・・・
①パソコンでつくった計画表を紙に打ち出して、いつも目に見えるところに貼り出しておき、
②それを朝と夕方の2回、チェックする時間を決めておくのはどうでしょう。
たったこれだけのことですが、目標を達成する確率がかなり上がるもの。
計画表の作成と、日々のチェックを行うことによって、目標に着実に近づけるものです。
逆に・・・紙に書いて、いつも見えるように 目の前に貼っていない中高年社員が、大きな目標を達成したことを、見たり聞いたことがほとんどありません。
「見える」計画表は、それほどに重要でしょう・・・
そして、実際にその1つずつを日々行っていきますが・・・
計画した今日の目標項目が完成したら、計画表に目立つ色で終わったというチェックを必ず入れることです。赤が一番いいでしょう。とても目立ちます。
それを見れば、今日は全体の10分の1が終わったとか、4分の1までできた・・・などがはっきりとわかります。
そのため、ますますゴールに向かって進めようとする気持ちが湧くものです。
計画表を紙に印刷して見えるところに貼っておき、今日の項目が終わったら必ず目立つ色でチェックする。
重要なのはただこれだけのことですが・・・特に長期間を要する目標管理においては、必須条件でしょう。
一方で、これをやっている中高年社員がそれほどいないのも事実。
言うは易し、行うは難し・・・です。
1つの目標がなんとか達成できたら、中高年はよくできたことで自分をほめてあげ・・・ちょっとまずかったところを修正して 次の目標を考え、また次のステキなご褒美を考えましょう!
最初に立てた目標を一定期間以内に達成することができたとすると、それはとてもすばらしいことです・・・
中高年は、そんなときに 自分自身をしっかり褒めてあげているでしょうか?
目標を1つ達成できたら、最初に考えていたご褒美をすぐに自分にプレゼントしましょう。
お酒を飲む必要はありませんが・・・「美酒に酔う」という感覚はすごくいいもの。
自分をほめなくても頑張れる中高年は必ずいて、それはそれでスゴイもの。
けれども、99%の中高年は、何らかのご褒美のある方が より頑張れるものではないでしょうか?
これは・・・自分で、自分を釣るようなものかもしれませんが。
けれども、中高年のモチベーションアップには・・・ご褒美はとても重要なもの。
会社でさまざまな研修をやっていると、中高年といえども ささやかなご褒美でけっこう盛り上がります。
水族館のイルカやアシカは、さまざまな訓練をして、いろいろな技を覚えます。
そして、そのステップの1つごとに、うまくできると係員が食べ物を与えて褒めています。それが嬉しくて、イルカやアシカは次も頑張ろうとするようにみえます。
・・・でも、人間はイルカやアシカとは違うという人がいます。
確かにそうでしょう。
けれども、ここ一番のモチベーションアップのためには、現実的な方法として 何らかのご褒美を自分に用意したほうがより頑張れるのも事実です。
デール・カーネギーさんは『人を動かす』という本を書き、世界中で大ベストセラーになりました。その書籍の中で、人を動かす方法として3つを掲げています。
①人を非難しない
②人のいいところを(積極的に探して)褒める
③相手が動きやすくなるように仕掛ける
そのうち ③について、著者はこんなふうに書いています。
・・・魚を釣るのに、釣り針にケーキをつける人はいない。魚にとっての好物はミミズ。だから、私は釣り針にミミズをつけて海に投げ込み、おひとつ いかがとやると、すぐにかかってくれる・・・
相手に動いてもらうためには、「自分が思うこと」ではなく、「相手が何を望んでいるのか」を考えること・・・多くの例を用いて、この重要性を繰り返し述べていて、とっても参考になります。
そして、それは自分を動かすときも同じはず・・・自分が望むものを自分に与えてあげれば、モチベーションアップに役立つはずでしょう。
その意味で、ここまでやったら、自分にこういうご褒美をあげるというのは、目標達成を促進する上でとても有効なものです。
中高年は体力・気力・知力などがしだいに低下するのが避けられないため、目標達成するしようという最初の熱い意欲がしだいに下がってきやすいもの。
したがって、ご褒美をポイントごとに絶妙に設けることによって、目標達成がかなり楽になるのは事実でしょう。
そして、それはとても大切なことでしょう・・・
まとめ
中高年の目標・・・
熱するのはかなり難しく、冷めるのはとってもカンタン。
中高年は体力、気力などの面で、やっぱりハンディが多くなります。これはやむを得ないこと。
それでも、今後どのような目標を持って、どのように対処すれば、もうちょっとがんばれるか。
中高年が目標に向かって進めるうえで、中高年ならではのコツが必ずあるもの。
考え方とやり方の工夫1つで、中高年の毎日がワクワクするか、そうでないかがある程度決まります。
その際に 目標管理というツールは、中高年に とっても役立つでしょう・・・
・中高年は目標の計画表を毎日見られるように 壁に貼り付けて、今日の分が終わったら目立つ色で塗りつぶし、モチベーションを高めるのがいい方法です!
・1つの目標がなんとか達成できたら、中高年はよくできたことで 自分をほめてあげ・・・ちょっとまずかったところを修正して 次の目標を考え、また次のステキなご褒美を考えましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「50代からの中高年の目標はナニ?」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その11>・・・「継続のためのモチベーションアップの方法 ①」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その10>・・・「もっとも大切な中高年のセルフコントロール」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その9>・・・「中高年にピッタリ合う目標管理の方法は?」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com