こんばんは、百萬です。
日本の平均寿命がドンドン伸びてきました。
平均寿命が長くなる一方で、健康寿命はなかなか伸びない現実も・・・
どうしたら、歳をとっても 毎日を元気に生きることができるのでしょうか?
個人ごとにみれば、寿命も 健康寿命もバラバラ。
健康に長生きできる人もいれば、介護生活が長くなる人もいます。
老化ということばは、昔からあるもの。
けれども、その意味は時代とともに少しずつ変化しているような・・・
戦前は「人生50年」とよくいわれていました。
けれども、今では男女ともに平均寿命が80歳を超えました。
これは、スゴイこと。
できれば、長寿社会を 日々イキイキと元気に楽しみたいもの・・・
今回は、老化への抵抗方法について考えてみました。
参考になればと思い、お知らせします。
目 次
- 戦後の平均寿命の伸びはあまりにも急激すぎて、体と心がついていけない状況かも!
- 健康寿命をもっと伸ばしたい・・・そのためのキーワードは「学ぶのも、働くのも、楽しむのも、ずっと現役をめざす」がいいかも?!
- 生きている限り 毎日を「学び、働き、楽しむ」・・・「人生毎日3分割法」はけっこういいかも?
- まとめ
戦後の平均寿命の伸びはあまりにも急激すぎて、体と心がついていけない状況かも!
歳をとると、なぜ人はボケ出すのでしょうか?
多くの人と雑談していると、そんなことはあたり前じゃない・・・という意見が大多数。
疑問の余地なし、という感じ。
けれども、人によってボケ出す年齢と その程度にけっこうな差があるのが、気になるところ。
中高年の私が、近所の人生の大先輩たちと日々話しをすると、それぞれの健康度の差がはっきりわかります。
こういう現実を見ると、ちょっと考えてしまうことに・・・
精神科医の和田秀樹さんの『70歳が老化の分かれ道』(2021年)によると・・・
「漫画サザエさんの連載が始まったのは1947年。父親の磯野波平は当時54歳の設定でした。
今の私たちから見ると、どう見ても60代半ばくらいに見えます。それぐらい現在の日本人は若返ってきた」と書かれています。
私がサラリーマンになった40年以上前は、たしかに定年55歳の会社が圧倒的。
そして定年退職した先輩たちは、60代で亡くなる方がけっこう多かった印象・・・
戦後わずかで平均寿命が30年以上も伸びるというのは、考えたら気味が悪いくらい。
人間って、平均寿命がゴムみたいに伸びるものなんだあ みたいな感覚・・・
平均寿命は各国ともに、主に戦後の栄養状態の改善と、医療の向上によって急激に伸びたとされています。
その意味では、いまの私たちはいい時代に生きていると いえなくもないかも。
その一方で 変化が激しすぎて、私たちの体と心が追いついていないような感覚に。
といって、手をこまねいているだけではまずいし・・・
健康寿命をもっと伸ばしたい・・・そのためのキーワードは「学ぶのも、働くのも、楽しむのも、ずっと現役をめざす」がいいかも?!
健康寿命とは、日常生活においてまったく支障なく生きていられる年齢上限のこと。
残念ながら健康寿命は、平均寿命の伸びにぜんぜんついていけてないみたい・・・
男女ともまだ75歳の手前で足踏み状態ですから。
わかっているようで、わかりにくい健康寿命・・・健康寿命が足踏みなのはなぜ?
医師の和田秀樹さんによると・・・
「70代をうまく生きないと、長生きはできても、よぼよぼとしたり、介護を受ける期間の長い高齢者になってしまうということです。」
ということに。
では、どうすればいいのか?
これまでの傾向からすると、今後も平均寿命がますます伸びそう。
平均寿命が100歳に限りなく近づいていく可能性が高まるとすると、これはまさに人生最大のリスクにもなりそうです。
そうなると、65歳になったからとか、歳をとったから引退と考えるのは けっこう危険かも・・・
これは本人にも、家族にとっても同じ。
いつまでもなるべく「現役」でいることが、老化やボケを遅らせることにつながりそう。
これが最も現実的な対策となり、それがうまくいけば 長い老後をほどほど 元気に過ごせるかも。
ボケとは前頭葉の萎縮からスタート。
それは、実は40代から始まっていて、画像診断で確認ができる時代に。
私も30代と40代のときに人間ドックで画像を確認しました。脳のスカスカ度が、しろうとの私にもなんとなくわかるような印象・・・
放っておけば萎縮はドンドン進み、50〜60代ごろから思い込みが激しく・・・
さらには頑固に、また怒りっぽくみたいな傾向が。
この前頭葉の老化を防ぐには、変化のある生活をすることが一番。
これはどの医師も言っていること。
前頭葉とは、想定外のことに対処するときに活性化する部位。
毎日、単調な生活を繰り返していると、前頭葉は活性化せず衰えていくだけ・・・
考えたら、あたりまえかも?
普通ならああそうね、で終わり。
けれども、いったん自分の脳の画像を見てしまった以上、なんとなく意識せざるをえなく・・・
なんでもいいので、とにかく外に出かける用事を生活の中に組み込むことでしょう。
仕事で会社に行っている人はまだマシ。
そうでない人は、ボランティア、趣味の集まりなど何かに手をつけてみてはいかがでしょうか。
前頭葉を鍛えて ボケの進行を遅らせるには、これしかなさそうな印象・・・
生きている限り 毎日を「学び、働き、楽しむ」・・・「人生毎日3分割法」はけっこういいかも?
定年後に「気楽で自由な生活」を夢みることが、ボケ防止の点からリスクがあるのであれば・・・
一般に言われている「人生3分割法」は本当にいいこと?
人生3分割法とは、人生を次のように3つに分けて、それぞれの時期に合うことをやろうというもの。これまでの普通の生き方・・・
①誕生〜学生時代 (0〜22歳ごろ)は「学ぶ」
②就職〜定年 (23〜65歳ごろ)は「働く」
③定年以降 (66歳〜)は「楽しむ」
・・・というパターン。
中高年になった人にしか わからないこと・・・
それは、想像以上に体力、気力、知力が低下すること。
40代前半までは、そうなることが なかなかわからないものです。
定年後は仕事なんてやめて、好きなことを思いきりやろう・・・
そう思っている40代前半までの方は多いはず。
私も当時は、そう思っていた1人。
仲間と話ししていても、だいたい同じようなもの。
今にして思えば、若いころに人生の大先輩たちともっと話しをしておくべきだった・・・
そう思う今日このごろ。
何をするにも、まず健康。そして体力でしょう。
この前提が崩れると、気力も知力もそれほど持てないもの。
歳をとったら、自由気ままに好きなことをやれる・・・というのは、多くの人にとってけっこう厳しい現実かも。
となると、人生3分割法というのは、ちょっと見直すほうがいいような・・・
人生を3つに輪切りにせずに、「人生毎日を3分割」にする方が自然かも。
これは、自営業の方や、かつてのほとんどの農家の方々の生き方でしょう。
この世に生まれてから、毎日の一部が「学び」であり、一部が「働き」、そしてまた一部が「楽しみ」・・・という自然な流れ。
そのウェイトは年代によって変化するものの、生きている限り引退なし。
最近、このようなことを考えるように・・・
そしてそのような考え方を、『逆転の発想』で有名な糸山英一さんの著書を読んでいて、その中に偶然見つけました。
同じようなことを考えている人がいるものだと、妙に納得。
まとめ
仕事から完全に引退すると、人は毎日何をするのでしょうか?
男性ホルモンの減少は70代になったら顕著になるとのこと。
これは よくいわれることかも。
そうなると、相手が男女に関係なく 人づき合いがしだいに億劫に・・・
女性も一定の時期以降に、男性ホルモンが増加することがわかってきたとのこと。
それによって活動的で、社交的になっていく人も・・・
男性ホルモンの減少は他者と関わる気持ちや、好奇心や意欲などのはつらつさを失わせてしまいがち。
体を動かす意欲も減少するため、運動機能面でも老化が進行。
医師の和田秀樹さんによれば・・・
「日本人の男性高齢者の場合はこの男性ホルモンのレベルが低く、多分70代の人の8割位が不足してる状態ではないかと、私は臨床経験の中で感じています。」との判断。
男性ホルモンの減少と老化の関係・・・
これは中高年にとって ゆゆしき問題。
・戦後の平均寿命の伸びはあまりにも急激すぎて、体と心がついていけない状況かも!
・健康寿命をもっと伸ばしたい・・・そのためのキーワードは「学ぶのも、働くのも、楽しむのも、ずっと現役をめざす」がいいかも?!
・生きている限り 毎日を「学び、働き、楽しむ」・・・「人生毎日3分割法」はけっこういいかも?
ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「50代からの中高年のボケ防止?」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その12>・・・「プラネタリウムで無の境地に」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その11>・・・「1日1合の玄米ごはんを食べて、毎日の体調を整える」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その10>・・・「中高年でもなんとかなるかも・・・英会話」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com