hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって、かたい頭の破壊ぐすりかも? : <その7> 今回の3冊は「困ったときのうれしい仲間たち」 編 】

子どもが大好きな絵本・・・
たまには中高年もいかがでしょう?

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年の方は、若者たちは どうして自分とまったく違う発想ができるのだろうと、思うことはありませんか?

 

その答えの1つに・・・中高年が新たなことを あまり受けつけないからかも。

 

社内研修などで、会社の若手社員と それなりに話をする機会があります。

私は中高年の中でも、若手社員ともけっこう会話をする方・・・

すると、私とはまったく違う 新しい発想に出あうことがあります。

 

子どもの影響で、私は最近 テレビよりも ネットニュースやYouTubeを見ることがかなり増えました。

自分がそのような行動をしているうちに、若手社員が自宅にパソコンを持たない理由もわかったりしました。

 

なるほど、若者はけっこう合理的に生きているのだな、ということも理解できるように。

そのような経験を重ねると、中高年の私が・・・いかに これまでに経験した範囲内でしか、物事を見ることができなくなっているのかに 気づかされます。

 

では中高年は、かたくなった頭をどうすれば 少しでも柔らかくできるでしょうか?

 

毎日さまざまな人の意見を聞いたり、会話したりできる人は、あまり問題はないでしょう。

けれども、1人だけで過ごす時間が多くなると、どうして考え方が固定化しがち・・・

 

そのような方には、気軽な絵本ワールドはいかがでしょう。

どんなに疲れていても、やさしい言葉とおもしろい絵が、中高年の頭にも すぅ〜と入ってくること うけあい。

 

今回のテーマは「困ったときのうれしい仲間たち」。

いろいろ気づく点が多かったので、お知らせします。

 

目 次

 

石川えりこ さんの『庭にくる とり』(2022年)は、転校してきたばかりの男の子が 鳥ととってもなかよしになるおもしろさを教えてくれるみたい!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

転校してきたばかりの男の子。さみしくてたまりません。

誰かが仲よくしてくれるとうれしいのですが、そのためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

そういうときは、仲よくしてくれる相手を待つだけでなく、自分から工夫して動くといいかも・・・

そんなことを教えてくれるかもしれません。

 

お母さんの都合で実家に戻った はじめくん。

昔の友達と別れて、新しい学校に転校することになったことから、寂しさいっぱいの毎日。

 

お母さんのお父さん、つまりおじいちゃんはとても温厚な人。

寂しがっている孫のために、庭の木に鳥のエサ台を作ります。

 

そこにかぼちゃなどの種をそぉ〜と。

はじめくんは、そんなことをしても、鳥はやってくるのかなと半信半疑。

 

でも、2日目に2羽のヒヨドリがエサを食べにやってきて・・・

おじいちゃんが作ったエサ台におかれた種をつついています。

 

おじいさんはエサになる果物や、生えているたくさんの木々をよ〜く知っています。

いろんな種類のエサをたくさんエサ台においておくので、多くの種類の鳥が飛んでくるように。

 

その鳥の1羽がついに、はじめくんに声をかけて・・・

仲間ができるっていいもの。

はじめくんの顔がピカピカに輝いて・・・

 

陳天璽(ちん てんじ)さん・由美村嬉々さんの『にじいろのペンダント』(2022年)は、無国籍の人たちが手を取り合って仲間の輪を広げる努力をたたえています・・・!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

世の中にはたいへんな苦労をしている人が大勢いるもの。

自分のせいではない場合は、なおさら困ったことになります。

 

自分のせいでもないのに国籍のない人たちは、どうしたらいいのでしょうか?

 

国籍を持たない人々。

世の中にはいろんな事情で、無国籍の人が1,000万人もいるとのこと。

 

この絵本は、厳しい現実に向かって前進しようとする無国籍の人たちが描かれています。

世界の無国籍の人たちが仲間になって、暮らしが少しでもよくなるようにと・・・

 

普通はその国で生まれれば、その国の人。

そのため国籍の問題は起こりません。

 

けれども、たまたまある国で戦争が起こっていたりして・・・

その混乱から逃れるため、日本にやってきた外国人が、その後に子どもを産んだ場合が問題に。

 

無国籍の人々の仲間づくりを呼びかけているこの絵本。

著者は、実際に無国籍で32年間日本で育った女性・・・

 

日本で生まれたのに、無国籍というだけでさまざまな権利がない・・・

そのために、つらくて悲しい経験がたくさんありました。

 

そんなときには、 いつも勇気を出して立ち向かっていく。

すると、胸のペンダントが虹色に輝いて・・・

そしてまた、自分と同じ無国籍の子どもたちを元気づけるための活動を続けていきます。

 

困ったときは、仲間の輪を大きくしていく。

くじけることなく、全員で前向きに進もうとする とても勇気ある内容の絵本。

 

土橋とし子さんの『おみまい』(2022年)は、カゼで保育園に行けない男の子の心配が よくわかるかも。ボクがいないと お友だちがきっとさみしがるはず!

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

保育園の友だちは、ボクが休むとさみしがるはず。

だから熱があるけど、どうしても保育園に行かなくちゃ・・・

 

こんなとき、ボクはどうしたらいいのでしょう?

 

お風呂から上がってパンツ一丁でいた男の子。

そのせいで風邪をひいてしまって。

 

保育園に行きたいけれど、熱があるので行けないことに・・・

お母さんはカゼ薬を飲ませて、ゆっくり寝かせようとします。

 

保育園で仲のいい女の子が、ボク以外の誰かと一緒にお昼ご飯を食べることができるかなぁ・・・

困っているんじゃないかなあ。

とっても心配。

 

そのため、男の子はどうしても保育園に行こうとします。

けれども、お母さんも 家のネコもぜったいにダメと説得。

今しっかり寝ないと、明日も保育園に行けないよ・・・

 

さらには、タンスの上にいた だるまさんまでが、真っ赤な顔で ちゃんと治さないと保育園に行けへんぞと、関西弁の大きな声でさらに叱るしまつ。

 

みんなに言われて、薬で眠った男の子。

お母さんから貸してもらった ウサギさんを抱いてスヤスヤと・・・

めざめた夕方にはすっかりよくなって、明日は元気に行けそうです。

 

保育園の女の子からのお便りが、ポストにちゃんと入っていて・・・

仲間ってほんとにいいもの。

 

まとめ

1冊の絵本が頭を柔らかく
してくれるかも・・・

 

子どものころに大好きだった絵本。

私の子どもにもよく読んであげました。

中高年になってからも、図書館に行くたびに 毎週3冊ずつ借りてくるように・・・

 

やさしい言葉とおもしろい絵で描いてある特別なワールド。

心と体が 絵本に素直に反応している自分を感じることがたびたび。

 

本来は子どもたちのために書かれた本でしょう。

けれども、中高年も絵本を眺めているだけで、子どものころの純粋な気持ちに少し戻れるかも。

すると、かたい頭が少しだけ柔らかくなったような気がします。

 

何かと忙しい毎日・・・

中高年の体力、気力、知力は、どんなに頑張ってもドンドン低下していくもの。

それは仕方のないことです。

けれども絵本によって、枯れない心をずっと持つことができるかもしれません・・・

 

・石川えりこ さんの『庭にくる とり』(2022年)は、転校してきたばかりの男の子が鳥となかよしになる工夫のおもしろさを教えてくれるみたい!

陳天璽(ちん てんじ)さん・由美村嬉々さんの『にじいろのペンダント』(2022年)は、無国籍の人たちが手を取り合って 仲間の輪を広げる努力をたたえています!

土橋とし子さんの『おみまい』(2022年)は、カゼで保育園に行けない男の子の心配を。ボクがいないとお友だちがさみしがるはず・・!

 

中高年のかたくなった頭を少しだけ壊したい。

そんな思いから、今回は「困ったときのうれしい仲間たち」の絵本をご紹介しました。

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「中高年のかたい頭を壊す絵本」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

 

よかったら、ご覧ください。

 

<その6>・・・「わたしの大切なもの」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その5>・・・「ステキな友情」編

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<その4>・・・「大切なことを教えてくれる」編

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