hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 「50代からの中高年を刺激する自己啓発 」 人生の大先輩たちから学び直す! : < その1 > 竹内均さん 編 】

 

中高年の自己啓発
ずっと続くもの・・・

 

中高年社員ともなると、自己啓発の必要性は十分にわかっているはず。

けれども、さて いざ本を読もうと思っても、何を読んだらいいのか・・・そんなことはありませんか?

 

社内の社員教育チームの仲間と、このあたりをよく雑談します。

新しい本をドンドン読むのもいいけれど、けっこう当たりハズレがあるみたい。

そのため、少し古いけど 今も読まれている本は決してハズレない・・・

 

そのようなことから、現在、若手社員向けに社内教育資料やマニュアルを見直す中で、今も読まれ続けている 著名人の自己啓発本を読み直してみることに・・・

 

すると、社内教育資料の随所に、あの 竹内均さんの教えを入れていたことが 再確認できました。

また、新たに追加したいと思う内容もたくさん得られました・・・

 

その中での気づきが参考になるかもと思い、お知らせします。

 

目 次

 

竹内均さんのプロフィール

 

あまりにも有名な方ですが、一応 プロフィールを・・・

 

竹内均さんは東京大学名誉教授。地球物理学の権威。

退官後に、代々木ゼミナールの札幌校長や、科学雑誌ニュートン』の初代編集長を務めるなど、異色の経歴の持主です。

 

生涯に著書 約450冊、論文 約90本を執筆するなど、とても精力的な人。

日本中を震撼させた?映画「日本沈没」( 小松左京 原作 : 1973年 )にも、大学教授の立場で特別出演されています。(これがけっこうおもしろいかも・・・)

 

竹内均さんはものすごい数の本を書かれました。

その最もベースにある考え方を、次の本から久しぶりに抜粋してみました。

今回は、自己啓発本である次の2冊を利用しました。

・『頭をよくする私の方法』(1974年)

・『人生を最高に生きる法』(1992年)

 

大きな目標は小さな作業に分割して、1つずつ実行していけば必ず達成できる!

 

横浜市立図書館から引用。
小さい本ながら 中身はすごく濃い内容

 

①とにかくまず始める

あまり考えすぎずに、ある程度 考えがまとまったらスタートするほうがいい。

すると、とにかく前に進む。

途中で変だと思えば、直せばいいだけ・・

 

②本を書くために、常に100個の異なるテーマを持つ

世の中を知的好奇心でながめれば、興味深いものは無限にある。

それを忘れないうちにメモして、テーマにする。

そして、それらを繰り返し確認することがとても大切・・・

 

③100のテーマ1つひとつについて、さらに100の断片に分けて原稿を書いていく。

手持ちのテーマは常に100個くらいあるので、すぐにイメージできるものを 日々そこから選ぶ。

選んだテーマの100の断片のうちのどれかを、空いた時間にランダムに書いていく。

これが飽きずに、書き進められるコツ・・・

 

④断片ごとに、原稿用紙3枚分の原稿を書いていく

どの断片から書くかは、書けるところからが原則。書く順番で悩む必要はない。

これを「ランチェスターの法則」にならって 説明されています。

 

ランチェスターの法則とは、相手が大部隊なら その一部にこちらの戦力を集中してまず勝ち、戦局を有利に進める方法。

 

⑤100の断片がそろったものから1冊の本にする

100の断片を塊ごとに分けて、章や節などに組み立てるには、KJ法を使うと効率的にできる。

 

KJ法とは、川喜田二郎 京都大学名誉教授の考案したデータ編集手法。さまざまなデータをカードに個別に記述し、そのカードをグループごとにまとめて、論文や本を書いていく方法。

 

⑥過去の先輩たちの遺産(すばらしい著作やデータなど)をもっと活用する

新しい価値とは、過去の遺産の組み合わせを変えてつくり上げるもの。

それまで世の中になかったものをつくるのは 誰にでもできるものではないが、世の中にあるものの組み合わせを変えるのは誰にでもできる。

その視点を持って実際にやるか、やらないかだけ・・・これが大きな差に。

 

時間の使い方は  「 断片の15分 」に集中して、最後にそれらをつなぎ合わせるのがコツ!

 

忙しい現代、中高年でもなかなか
まとまった時間は取れないもの・・・

 

①まとまった時間ができたらやろう というのは難しい

いまは忙しい時代。まとまった時間は確保できないもの。

だから、15分程度の半端な時間が確保できたら、400字詰原稿用紙を3枚書くと決めておくのがいい。

短い時間でも、それらをまとめて全部合わせたら、それなりの時間になる。

 

②頭の切り替えは15分単位がいい

これは人間の生理にもとづく裏づけがあり、強い集中力を生む。

同じ内容のことをずっと続けていると、必ず能率が落ちる。

15分単位で1200文字を書く作業。これを項目を変えながらやると能率が上がる。

 

文章は、その時代の「文明の力」を活用して早く、かつ わかりやすく書くのがいい!

 

横浜市立図書館から引用。
文章作成の創意工夫は
時代が変わっても常に必要・・・

 

①テープレコーダーを利用して文章を早く書く

原稿用紙に鉛筆で書くのはとても能率が悪い。

だから、文明の力を最大限利用するとよい。私はテープレコーダーを使い始めた。

 

テープに吹き込んだ内容を聞いて、秘書が文字を起こしてくれる仕組みをつくった。

私は、それを最終稿に仕上げるだけ。

この方法により、私は多くの本を世に出すことができた。要は、創意工夫すれば何でもできる。

 

まさに発想の転換・・・

これは、今ではスマートフォンの音声入力が、簡単にやってくれる時代に。

 

スマートフォンによる音声入力については、次が参考になります。

よかったら、ご覧ください。

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

②1文1主語で文を書いて 文を短くすることが重要であり、そのためには「が」をやめる

 

例文が次のように載っています。

 

・1文1主語になっていない文章

「地球に人類が誕生して300万年がたつが、海に初めて生命が生まれたのが35億年前といわれているから、それは生命全体の歴史から見れば1000分の1の長さに過ぎない。」

 

これを、1文1主語に変えると・・・

「35億年前、初めての生命が海に生まれた。人類の誕生は300万年前である。生命全体の歴史から見れば、人類の歴史は1000分の1の長さに過ぎない。」

 

竹内均さんはこれを、「味気ない文ではある。しかしわかりやすい。」と説明されています。

 

また、文章がわかりにくくなる元凶は、接続詞の「が」・・・

これは多くの文筆家が指摘すること。

「が」で文を長くすると、読んでもらえない文章のできあがり?!

 

 

本の読み方は、自分に役立つところだけを拾い読みするのが最も効率的 ( 自分主体でいい )!

 

たくさんの本を効率よく読みたい。
誰でも思いは同じはず・・・

 

①本は、自分に役立つところを得るものだから、拾い読みができなければいけない

著者の言いたいことよりも、「自分が知りたい、確認したいことを読む」ことが重要・・・

そうでないと、効率的な本の読み方とはいえない。

 

②本は図書館を最大限利用しないと損

どんな発明・発見でも過去のデータ・書籍などから生まれる。

だから何か価値のあるものを生み出すためには、あるテーマについて多くの本を読むことが大切。

 

高価な本をたくさん買うわけにはいかないので、図書館を使い倒すのがよい・・・というところでしょう。

 

③新しい分野を勉強するときは、もっとも薄い入門書から読むのが、結局は近道

この原則を無視して、分厚い本から入る人は実に多い。

そのため、よく理解できないから挫折する・・・

 

もっとも薄い本は、ほんとうに精通している著者にしか書けない、ということでしょう。

歴史などの入門書としてのマンガも、同じかも。

 

まとめ

中高年はどうしてもスピードが落ちるもの。
だからこそ、能率よくやれる方法を身に
つけたいもの・・・

 

本屋や図書館に行けば、中高年社員の担当する仕事に関係する本がたくさんあります。

その中から、何冊かパラパラやれば、それほど時間をかけなくても選べるはず・・・

 

なのですが、何から読んだらいいか迷ってしまう との声が多いのも事実かも?

 

もしかすると、本が多すぎて逆に消化不良になっているかもしれません。

誰かのアドバイスがないと、本の洪水に飲み込まれてしまうかも。

 

そういうときは、著名な人生の先輩たちが書いた本を 読み直すのもいい方法。

いまだに読み続けられている本は、書かれている内容が多少 時代に合わなくなっても、仕事をする基本がしっかりと整理されているもの。

 

その意味で、人生の大先輩たちの本はとても参考になります。

このような本は読む人が少ないので、図書館で検索して予約すれば、最寄りの図書館ですぐに受け取れて 読めることまちがいなし。

 

・仕事の大きな目標は小さな作業に分割して、1つずつ実行していけば必ず達成できる!

・時間の使い方は「断片の15分」に集中して、最後にそれらをつなぎ合わせるのがコツ!

・文章は「文明の力」を活用して早く、かつ わかりやすく書く!

・本の読み方は、自分に役立つところだけを拾い読みするのが最もいい ( 自分主体 )!

 

とても高い地方税を払っているのだから、この際に 公立図書館をうまく使って、元を?取ることを考えるのもいいかも・・・

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。