hyakuman_amaneのブログ

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【 中高年の激しい思いこみを20% ゆるくするステキな絵本・・・今週の3選?! : < その17> 何だろう なんだろう? 編 】

絵本を読んであげている
お父さんのほうが楽しそう?

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年の頭はとってもかたいもの・・・そのような評価が一般的みたい。

少しでも柔らかくするには、何が効果的でしょうか?

 

電車の中で、中高年がナンプレをやっている姿をたまに見かけます。

また、スマートフォンの脳トレ アプリとにらめっこの中高年もときどき。

 

これらは、数字や論理での頭の柔らかさをトレーニングするもの・・・

 

それに加えて、イメージの世界で中高年の頭を柔らかくするには、絵本がピッタリかも。

「感じる」世界でも、頭のかたさをこわしてみませんか・・・

 

今回の絵本は「何だろう なんだろう」がテーマ。

ごいっしょにいかがですか?

 

目 次

 

マージョリー・フラックさんの『アンガスとあひる』(1930年)は、いったい何だろう?という好奇心と、初めて経験するおどろきの ヘンテコなハーモニー?・・・に中高年も 時を忘れるかも?!

 

(横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

「向こうの世界」から聞こえてくる不思議な音・・・向こうが見えないから、ますます知りた~い。

 

そんなとき、どうしてもわけを知りたいと思う中高年はボケないかも?

 

アンガスという名のスコッチテリア。

体はとても小さいのに、頭は大きな犬。

 

見るもの聞くものなんでも知りたがる、とっても好奇心旺盛なワンちゃん・・・

 

アンガスは家の外のことが知りたくて仕方がありません。

けれども、首をつながれている革紐のせいで外へ出られない・・・

 

アンガスがいま最も知りたいのは・・・

庭の生垣の向こうから聞こえてくる すごくやかましい音。

ガア、ガア、ガー・・・

 

ある日、家のドアが開けっ放しになっているスキに・・・

アンガスは表に大脱走。

 

小道をかけ降り、向こうとの境目にある生垣に潜り込んで、アンガスが向こう側に出ると・・・

 

目の前に、見なれぬものが2つ。

アヒルたちがこちらに向かって進んでくると・・・びっくりしたアンガスは、ウ〜ワンワン。

 

アヒルたちは驚いて、逃げるのに大騒ぎ。

アンガスはあとを追いかけて・・・

 

アヒルたちはやがて水飲み場で立ち止まって、代わりばんこに冷たい水にくちばしを入れました。

アンガスがうなると、アヒルたちはまたあわてて逃げ出して・・・

 

そのあと、疲れたアンガスが冷水をピチャピチャ飲んでいると・・・

向こうのアヒルたちは、何やら話し合っている様子。

 

しばらくして、アヒルたちは突然アンガスに向かって走り出して・・・

1羽のアヒルがくちばしでアンガスのしっぽをつつき、もう1羽のアヒルが翼を大きくパタパタと。

 

アヒルたちのとつぜんの逆襲にびっくり仰天のアンガスは、一目散に逃げるしまつ。

生垣の下を潜り抜け、小路をかけ上がって家の中へ駆け込むと、ソファーの下に潜り込んで・・・

 

チックタックと時計が刻む3分間・・・

アンガスはこれ以上、何も知りたいと思いませんでした。

 

いったい何だろうという好奇心と、とっても驚きのヘンテコなハーモニー?がけっこうおもしろくて・・・

中高年でも、子ども心にかえって お腹を抱えるかも。

 

この絵本はとっても古典的な1冊。

ずっと子どもたちを夢中にさせてきた絵本は、その後も読まれ続けるもの・・・

中高年の方も、かつて読んだことがあるのではないでしょうか?

 

五味太郎さんの『ひよこは にげます』(2018年)は、いった何だろう、どこまで行くのだろう?というワクワク感をたっぷりくれるかも?!

 

(横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

ひよこたちが「何か」から必死に?逃げているみたい・・・

いったいどこまで逃げるのでしょうか?

 

勢いよくかけっこしている子どもがいると、いったいどこまで行ってしまうんだろう・・・そんな好奇心がわきます。

けれども一方で、親は不安も感じるのではないでしょうか?

 

小さな子どもは、ちょっと目を離した隙に、どこへでも行ってしまいがち・・・

親はずっと子どもを監視していても、他のことにちょっと気を取られると とっても危険。

 

子どもはあっという間に、近くにいなくなることがあって・・・

そのようなときの親の心理状態が 見え隠れする絵本かも。

 

ひよこが、「何か」から一所懸命に逃げています・・・

すると、他のひよこたちもいっしょに逃げます。

 

でもよく見ると、けっこう元気そうに逃げているようにも見えて・・・

なんだか不思議。

 

走り疲れると、少し休んでまた逃げます。

時間がたっぷりあるわけではありません。

 

水で体がびっしょり濡れても逃げます。

ドンドン走るのみ・・・

 

あ〜、ちょっと疲れてきたかも。

でも、何かに追われているのか?・・・休まないで逃げなくっちゃ。

 

隠れるところを探して、草むらにも逃げ込んで・・・

誰かに見つからないようにじっとして、しばらくしてまた逃げることに。

 

最後に着いたところはどこでしょうか?

まさか、地球を1周まではしないでしょうが。

でも、元気なひよこなので もしかして・・・

 

そんなことを思わせ、中高年も思わずハラハラするかも。

 

ヨシタケシンスケさんの『なつみは なんにでもなれる』(2016年)は、子どもと大人の「何だろう」がまったく違うもの ということを教えてくれているかも?!

 

(横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

子どもはいろんなことを考えます。

すると、それを親に言いたくてしょうがないみたい・・・

 

けれども、言いたいことがうまく親に伝わらないと、子どもはどのように反応するものでしょうか?

 

お母さん、なつみはすごくいいこと思いついたよ・・・

また?

 

もうすぐ寝る時間なんだけど・・・

なつみが何かのマネをして、それをお母さんが当てるゲームだよ。

 

当たらなくても怒らない?

簡単だから大丈夫。

 

じゃぁ、第1問ね。

これなんだ?・・・と言って、あるポーズを。

 

何かの踊り?

違うよ、ポットだよ。

 

じゃあ次、これなんだ?・・・またポーズ。

・・・違うよ、洗濯バサミだよ。

 

じゃあ、これは?・・・またまた不思議なポーズ。

あ〜・・・おひな様?

違うよ、おにぎりだよぉ。

 

じゃあこれは?・・・かなり不明なポーズ。

芋虫?

違うよ、オムライスだよ。

 

じゃあこれは?・・・はい、ポーズ。

とんがったオムライス?

違うよ、富士山だよ。

 

あのね・・・お母さん洗濯物をたたみたいの。あと3つぐらいにしない?

じゃあ・・・・・あと10問ね。

 

ポーズはずぅ〜と続いて。

 

・・・なんで わかんないのよぉ?

ほら怒った。怒るんだったらやんないよ。

 

わかったよ。じゃあ次はサービス問題。

・・・・・・なに?????

 

ぜ~んぶ宇宙人だよ。

宇宙人なんか見たことないから、わかんないよ・・・

 

どうしてわかんないの?・・・なつみの気持ちになってよ。

そんなのわかるわけないでしょ。じゃぁね。

 

なつみは、まだお母さんに食い下がって・・・

けれども、眠くてそのうちに目がトロンとしてきて。

 

じゃあ、これは?

わかんない。ヒントをちょうだい。

 

なつみはバケツをかぶって、ポーズをとると。

・・・いつのまにか、眠ってしまったみたい。

 

最後のマネは、一体何だったんだろう?

首をかしげるお母さん・・・

 

子どもはエネルギーを使い果たすまで、動き回るもの。

普通の家の 普通のストーリー・・・けれども、何だかあったかい気持ちに。

 

まとめ

 

絵本を読むと、中高年の頭が
かるく柔らかくなるかも・・・

 

子どもの好奇心は、とっても奥深いもの。

中高年は、子どもたちの「何だろう?」という気持ちを見習うと、ちょっと頭が柔らかくなるかも。

 

何事もだいたいわかってしまう中高年・・・

それが、頭をかたくする元凶?かも。

 

そういうときは、絵本を眺めて・・・

子どもの心の動きをマネするのが、けっこういいかも。

 

絵本はイメージの世界で、中高年のかたい頭を少しこわしてくれるみたい・・・

 

・マージョリー・フラックさんの『アンガスとあひる』(1930年)は、いったい何だろうという好奇心と、初めて経験する驚きのヘンテコなハーモニー?に時を忘れるかも?!

・五味太郎さんの『ひよこは にげます』(2018年)は、いったい何だろう、どこまで行くのだろう?というワクワク感をたっぷりくれるかも?!

・ヨシタケシンスケさんの『なつみは なんにでもなれる』(2016年)は、子どもと大人の「何だろう」がまったく違うもの ということを教えてくれているかも?!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「中高年のかたい頭をこわす絵本」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その16>・・・「気づいてほしい」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その15>・・・「いったい何だろう?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その14>・・・「私も欲しい・・・」編

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