hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 沖縄「ガンガラーの谷」の遊歩道を歩く!:半径300メートルをはるかに超える世界の散歩 <その6> 】

ガンガラーの谷の入口
中はそれなりに涼しく・・・

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年のとっても気ままな散歩・・・

 

どのくらいの中高年が、週に2〜3日ほどの散歩をしているでしょうか?

また、そこそこ散歩している人は、どこを散歩するのでしょうか?

 

自宅から比較的近いところを散歩するのか・・・

それとも、ときどき自宅から遠く離れたところを散歩しているのか・・・

それは人によってさまざまでしょう。

 

今回は、久しぶりに自宅から遠く離れたところを、けっこう地味に散歩してみました。

それは2月の沖縄・・・

 

自宅の近所では感じられない、 いろいろな気づきがありました。

 

目 次

 

大きな葉っぱに覆われた 南国の自然の遊歩道を、中高年らしくのんびり散策すると・・・まるでミニアマゾンの原生林を歩いているような妄想に?!

 

中高年はこんなところを歩くと
非日常の世界に入れるかも・・・

 

①那覇空港から郊外へ脱出失敗・・・祝日に出かけたのが運のツキ、超ノロノロ運転

 

最南端あたりにある ガンガラーの谷

 

沖縄の自然いっぱいの遊歩道を、老夫婦がのんびり散策すると言ったら・・・

中高年のみなさんは、何を想像されるでしょうか?

 

那覇空港に着いて、しばらくしたのち レンタカーで移動しました。

観光客が多いため 手続きにけっこうな時間がかかり、さらに空港から郊外に抜ける道が驚くほどの大渋滞。

 

みな同じ時期に、同じようなことを考えているものだと・・・変な感心をする始末。

 

1日目はそれなりにいい天気・・・

郊外まで出てしまうと 車の数がぐっと減って、快適に走ることができました。

 

②郊外はレンタカーでスイスイ走れて、とってもいい気分でガンガラーの谷へ

 

最初に訪れたのは、ガンガラーの谷。

いくつもの鍾乳洞があり、その間に自然の景観を保った遊歩道があります。

 

まるで、ミニアマゾンの原生林のような感じの場所を・・・

20名くらいのグループで散策を開始。

 

若い男性ガイドに付き添ってもらい、遊歩道をズンズン歩いていくと・・・

まわりは大きな葉っぱでうっそうと覆われている感じ。

 

原生林のよう・・・とはいえ、遊歩道はけっこう整備されていて、とても緩やか。

中高年の私たちでも、大地をゆっくり踏みしめながら歩くことができます。

 

本土ではめったにお目にかかれない 濃い緑色の大きな葉っぱを持つ植物や・・・

高い所からたくさんのヒモがぶら下がっているような木が密生しています。

 

物珍しそうに あたりをキョロキョロ見渡しながら歩くのが、とってもおもしろく・・・時間のたつのをすっかりと忘れます。

 

2月の沖縄は気温がけっこう低くなると聞いていましたが・・・

当日は20℃くらいまで気温が上がり、体が少し汗ばむまでに。

 

最低気温は14℃ほど。

そのため、ほぼ終日爽やかな気分で、遊歩道を散歩できました。

 

③首が痛くなるくらいに見上げたガジュマルの木々

天を突き抜けるようなガジュマルの木
これはスゴイのひとこと・・・

 

歩いていると、巨木がたくさんあり・・・かなり年数がたっているような雰囲気。

大きな葉っぱや、変わった草花にときどき手で触れながら、自然の感触を楽しんでドンドン歩きます。

 

巨木を見上げると、上から編んだヒモのようなものが たくさんぶら下がっています。

ガジュマルの木です。写真では何度か見たことありますが、実際に見るのは初めて。

まさに巨木そのもの・・・度肝を抜かれました。

 

ヒモのようにぶら下がっているものは根っこ。きっと柔らかいのだろうと思っていましたが・・・

触ってみると、こんなにも硬いのかという感触が指に広がります。

 

一緒に遊歩道を散策しているほかの参加者たちも、ぶら下がっている細いヒモのようなところにおもしろそうに触れています。

 

あちらこちらから、変わった鳴き声がときどき聞こえてきます。

本土ではあまり聞かないような種類の声・・・

目を閉じると、なんだか本当に 映画で観た・・アマゾンの原生林にいるようで、とっても不思議な感じ。

 

ガイドさんが立ち止まって、観光スポットを説明してくれます。

それを聞きながら、同時に、すぐ横を流れているせせらぎの音にも耳を傾けたりします。さらさらと・・・

 

川の水はとても澄んでいて、まさに清らかそのもの。

雨季になると、水が溢れるようなときがあるとか。

 

今はほんとにちょろちょろ流れている程度なのに、大量の雨が降ると この川が溢れんばかりになるというのが・・・ちょっとピンとこない感じ。

 

ガンガラーの名前の由来は、昔 あった大きくて深い井戸に、小石を投げ入れたときの音・・・とってもわかりやすいものでした!

 

大きな鍾乳洞を、ころばないように
ゆっくりのんびり歩きます・・・

 

ガンガラーの谷という名前には、なんだか独特な響きがあります・・・

とっても有名とのことですが、ご存じの中高年はどれくらい いるのでしょうか?

 

遊歩道の半ばあたりまで歩いて行くと、まわり一体がコンクリートで固められたトンネルがありました。

その上を、車がけっこう走っているような音が、かすかに聞こえてきます。大きな音はたぶんトラックでしょう・・・なんだかとっても重々しい感じ。

 

ガイドさんが、なぜ「ガンガラーの谷」という名前がついたのか?

・・・その由来を話してくれました。

 

今のおじいさん、おばあさんが小さな子どもだった頃に、この場所にけっこう大きくて深い井戸があったとのこと。

子どもたちがここに石を投げ入れると、ヒュ〜という長い音の後に、まわりの壁にぶつかってガン〜ガラッと音がしました。

 

そのようなことから、この場所は いつの間にかガンガラーの谷と呼ばれるようになったとのこと・・・

今は穴がふさがれて、周辺がコンクリートで固められてしまっています。当時の面影がまったくないのがとっても残念な感じ。

 

このガンガラーの谷は、一度閉鎖されてしまいます。

その後、再度 観光地化しようと園内をきれいにして、さまざまな宣伝をして再開するに至った・・・とお聞きしました。

 

ガンガラーの谷 近くで発掘された港川人の遺骨は、日本人のルーツかも?というロマンを感じつつ・・・もしかして、彼らも同じこの道を歩いていたかもしれません?!

 

風歩道の横を流れる疎水
この時期は水がほとんどないみたい・・・

 

この地域には、今から2万年前くらい ( 旧石器時代 ) に暮らしていた人間の骨がキレイな形で出土しています。

その地名から、港川人と呼ばれていて・・・もしかして日本人の祖先かもしれないと期待されているとの説明がありました。

これを、ご存じの方はどれくらい いるでしょうか?

 

古い地層の中に、当時の人間の遺骨が複数体、キレイな形で発掘されるのは・・・ガイドさんの説明のとおりかなり珍しいこと・・・

 

ガンガラーの谷の上の方に登ると、港川人が発掘された場所が遠目によく見えます。

もしかすると、日本人の祖先にあたるのかもしれないとの説明を受けると・・・こういう世界が大好きな中高年はきっとワクワクすることでしょう。

 

決定的な証拠はまだ見つかっていませんが、ロマンがあるのはとってもいいこと・・・

2万年前の人骨が見つかったため、周辺の発掘が今も続けられています。

 

この場所は海が近く、また海に注ぐ川も流れているため、川と海の両方の魚を栄養源にできたことでしょう。

 

また鍾乳洞を形づくっている洞穴があり、けっこうな広さ。

そのため、この中で火を焚けば、さまざまな動物から身を守るためのとってもいい隠れ場所になりそうな感じ・・・

 

鍾乳洞化している洞穴の中はそれなりに暖かく、寒い季節を過ごすにもいい感じがします。新鮮な空気も十分に入りそう。

 

はるか昔・・・もしかして日本人の祖先が歩いたかもしれない道を、中高年の私がまさに今歩いているのかもしれません??

そのように妄想すると・・・中高年の散歩にいっそう気合が入ってきます。

 

まとめ

 

ガンガラーの谷を出ると
そこはまさに南国の世界・・・

 

ときには自宅を遠く離れた場所を、ゆっくり のんびり散策すると・・・

近所とはまたひと味違うさまざまな気づきがあります。

 

街全体の雰囲気が違い、気温もかなり違い、散歩中に見える草花もかなり違います。

そして、出会った人と話していると、話す言葉だけでなく、考え方もけっこう違うことに気づいたりもします・・・

 

自宅の近所を散歩しているときとは違って・・・

土地それぞれの特徴を感じながら、楽しみながら歩いている自分がいます。

 

このあたりが・・・自宅の近所の散歩とは違う醍醐味かもしれません。

 

・大きな葉っぱに覆われた 南国の自然の遊歩道を、中高年らしくのんびり散策すると・・・まるでミニアマゾンの原生林を歩いているような妄想に・・・?!

・ガンガラーの名前の由来は、昔あった大きくて深い井戸に、小石を投げ入れたときの音・・・とってもわかりやすいものでした!

・ガンガラーの谷近くで発掘された港川人・・・もしかして日本人のルーツかも?というロマンを感じながら、彼らも同じ道を歩いていたかもしれません?!

 

ご覧いただき、ありがとうございました。