こんにちは、百萬です。
転勤の経験のある人とそうでない人では・・・家の中のモノの溢れ方はけっこう違うものでしょうか?
会社の中高年仲間と雑談していると、転勤の経験のない人の家ほど、モノで溢れかえっているような印象。
転勤するとなると、なるべく余計なモノは持たないようにする傾向があるからでしょうか・・・
家の中がモノで溢れている中高年は、今後のためにちょっと対策が必要かもしれません。今回のテーマは「片付けは部分から」の3回目・・・本の処分です。
よかったらご一緒にどうぞ。
目 次
- 『ちょっと早めの老い支度』(2012年)には、次のようなことが書かれています!
- これは売り、それは処分とパッと決めるには・・・自分なりの処分基準を決めるのがベターでしょう!
- 収納率が100を切る・・・その快感を中高年はぜひ味わってみたいもの!
- 本を処分したら、スライド式本棚がほんとうにスライドするようになった・・・という 変てこな喜びがありそう?!
- まとめ
『ちょっと早めの老い支度』(2012年)には、次のようなことが書かれています!
「 ”空き” のできたことが快感に」!
・あれは売り、これは処分と決めていったら、収納率が100を切った。
・スライド式本棚が、その名の通りスライドでき、1冊取るのに他の本が落ちてこない快感!
これは売り、それは処分とパッと決めるには・・・自分なりの処分基準を決めるのがベターでしょう!
■ 本を売る、または処分する判断は「ときめくかどうか」・・・??
エッセイストの岸本洋子さんは、比較的てきぱきとこれは売却、それは処分と決めていったようです。
けれども、モノで溢れかえっているとはいえ、日ごろから大事だと思ってるものを、売るまたは捨てようと パッと判断するのは案外に難しいもの・・・
『人生がときめく片づけの魔法』の著者である近藤麻理恵さんは・・・部屋のさまざまなモノを見て、「心がときめくか」どうかで、捨てる捨てないを判断するとしています。
部屋に溢れかえったモノ。気持ちの中にどうしても、これは取っておきたいとか、捨てるには忍びない・・・など、なかなか簡単にはいかないもの。
そのため、売るにしても、処分するにしても・・・それなりの判断基準が必要でしょう。
「ときめくモノかどうか」も、けっこう適切な判断基準になりそうです・・・
■ 本を売る、または処分するための判断基準は、部屋の容積との比較が一番では?
モノを売るまたは処分するときの基準として・・・部屋の容積が100とした場合、まずはそれ以内に抑えるという考え方は、とってもわかりやすいもの。
実際には100を大きく下回る基準にする必要があります。そうでないと、寝る空間さえなくなってしまいます。
心がときめくかどうかの基準で、捨てる・捨てないに分けた上で、捨てようと思ったものがかなりある場合は、ときめき基準では解決しにくい感じ。
例えば、過去1年間でまったく見たことがないとか、1度も使っていないものは処分するという基準は、けっこう客観的。これなら、処分するスピードがかなり増しそう。
1年基準で処分したモノのうち、どうしても必要になったモノは買えばいいのです。仮にあったとしても100のうち、せいぜい2〜3でしょうから。金額的にも知れてるのではないでしょうか。
さまざまなモノに部屋の大半を占領されて、精神的な苦痛を感じているよりはずっとマシでしょう・・・
収納率が100を切る・・・その快感を中高年はぜひ味わってみたいもの!
■ 収納率をあらためて考えてみると・・・
収納率とは何でしょうか?
たとえば、スライド式書棚に300冊の本を収納できる場合に・・・本がきっちり300冊入っていれば、収納率は100%。これは誰でも、納得できることでしょう。
でも、本好きの中高年はあっという間に本が増殖します・・・
仮にスライド式書棚に収めてある本の上や手前に本を30冊置くと、収納率は110%に。こんなふうに、収納率がドンドンうなぎのぼりに。
部屋も同様でしょう。クローゼット、タンスや机の引き出しなども、100%を超えてパンパンにふくらみ、閉まらない、開かない・・・こんなことはないでしょうか?
■ 「余白や遊び」の効用ってなんでしょうか?
街で目にする宣伝用ポスター・・・
いろいろな写真や絵、文字などがごちゃごちゃと書いてあるものはとても見にくいもの。見てもらえるポスターには、ある程度の余白が必要でしょう。
車の運転も同じでしょう・・・ブレーキに遊びがないと、ちょっとした不注意から急ブレーキがかかって大事故になりかねません。そのため、遊びというものは、とっても大切なもの・・・
部屋も同じ。その容積には限度があります。モノを可能な限り詰め込むと、とっても息苦しいような・・・
会社の机の上下も同じかも。机の上にパソコンしかない人と、紙書類が所狭しと並んでいる人。作業スペースの広さ・狭さだけでなく、心理的な解放感がけっこう違うような・・・
■ ゆとり空間って、人の精神面でとっても大切かも・・・
「余白や遊び」と同様に、室内には「ゆとり空間」という考え方がけっこう重要。これは時間についても、同じことが言えそうです。
時間にゆとりがある場合は、さまざまな物事を落ち着いてみることができます。
ところが時間にゆとりがないときは、すべてがやっつけになったり、中途半端になりがちです。出来栄えも落ちるでしょう。
そのため、部屋の整理整頓を考える場合には、床面積の遊び、空間容積の遊びを少し考えて・・・
自分が落ち着けるような空間がどのようなものかを、少しイメージするといいのではないでしょうか。
室内面積のうち50%までならモノを置いていいとか、容積は40%くらいまでならOKとか・・・
自分なりの基準を持つと、モノを新たに買いたくなったときに、ちょっとだけ何かを考えるキッカケになりそうです・・・
本を処分したら、スライド式本棚がほんとうにスライドするようになった・・・という 変てこな喜びがありそう?!
■ スライドしない本棚は・・・会社でも同じでしょうか?
会社などでスライド式の棚を使っている場合は、その便利さがとてもよくわかるもの。これをうまく使えば、狭いスペースをかなり広く使うことができます。
最近のスライド式の棚は、大型でもとても軽い感じ。どんどん進歩しています。
会社の業務では、スライド式の棚にモノを詰めすぎて、棚がスライドしないようになると・・・普通は上司に叱られます。そのため、スライドしなくなることはありません。
ところが、自分の部屋では誰にも叱られないので、スライド式書棚に本をどれだけ積んだり、置いたりしてもお構いなし。
まあいいや、大丈夫だろうみたいな気持ちはどんどんと広がっていき、そのうちにスライドしなくなりやすいもの。
■ 本棚がスライドしない不快感・・・
スライドしない本棚は不快なもの。
確認したい本があるたびに、積んだり横になっている何冊かの本を別の場所に移動させる必要があります。
そして、全体の本の数を減らさない限り、今後も同じ作業が繰り返されるとわかっていても・・・つい めんどくさいとなりがち。
ちょっと気持ちを切り替えて、1年間読んでいない本などから処分するというのはどうでしょうか?
また読みたくなるかもしれないと思う人がいるでしょうが、1年間まったく見ていない本をもう一度読む確率は極めて低いもの。
どうしても読む必要があったり、もう一度読みたくなったら、図書館から借りるとか、ブックオフなどで買うとか・・・方法はいくつもあります。
本を100冊処分した後1年以内に、もう一度読みたいと思う本はせいぜい1〜2冊くらいではないでしょうか。
まとめ
中高年にはそれなりの人生経験があります。それに応じて、モノがしだいに増えていく傾向があるもの。
そして気がつくと、部屋中がモノだらけになっていたりします。
たまに整理整頓しようなどと思いながら、モノは一定量をはるかに超えると、その気持ちも消え失せてしまいがち・・・
そういう時は一気に片付けようとせず、「まず部分からアプローチする」方法が、中高年にはけっこういいかもしれません。
・これは売り、それは処分とパッと決めるには・・・自分なりの処分基準を決めるのがベターでしょう!
・収納率が100を切る・・・その快感を中高年はぜひ味わってみたいもの!
・本を処分したら、スライド式本棚がほんとうにスライドするようになった・・・という変な喜び?!
ご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「エッセイスト岸本葉子さんに学ぶ・・・中高年のステキな老後対策?!」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その5>・・・「片づけは「部分」から②」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その4>・・・「片づけは「部分」から①」編
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<その3>・・・「モノ減らしを覚悟③」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com