こんにちは、百萬です。
中高年のココロ・・・もしかして、とっても 乾きがちかも?
ささいなことにイライラしたり、なんだかやる気が出ないなど・・・症状はさまざま。
そんなときはすべてを手放して、心に少し栄養を与えてあげるといいかもしれません。
ココロにうるおいを与えるには・・・ベストセラーになった『世界の教養365』が案外にいいかも。
5日目のテーマは「音楽における音とはナニ?」です。
よかったら、ご一緒にどうぞ。
目 次
- 音楽における「音」とは、いったい何でしょうか?・・・『世界の教養365』には次のように書かれています!
- 1.自然界にある「音」の規則性・・・それをうまく活用できれば、動植物のヒーリングに役立てられます!
- 2.人間にはどのような「音」が聞こえ、どんな「音」が聞こえないのでしょうか?
- 3.オーケストラ指揮法・・・楽器それぞれの持つ音の規則性のわかる人が、1人ひとりの演奏者の力を最大限に発揮できる方向に導く能力が必要?!
- まとめ
音楽における「音」とは、いったい何でしょうか?・・・『世界の教養365』には次のように書かれています!
・音楽の基本的要素は「①音高、②音階、③調」の3つです。
・音高とは、音波の周波数のこと。西洋音楽には12の音高があります。
・音階とは、音高を高いもの順に並べたもの。長音階は明るくて、逆に短音階は暗い感じ。
・調とは、長音階または短音階のそれぞれ1つをもとにして並べたもの。
1.自然界にある「音」の規則性・・・それをうまく活用できれば、動植物のヒーリングに役立てられます!
何それ・・・??
この本によれば・・・音楽とはつまるところ、自然界にある音の周波数のうち「心地よいもの」を有効活用したもの。
① ところで、周波数ってあらためて何だっけ?
周波数は、一定時間内に、揺れ(波動や振動)が繰り返される回数をいいます。
1秒間に60回の波ができる場合、周波数は60Hz(ヘルツ)となりますね・・・関西の方におなじみの周波数です。
これに対して、関東の方は50Hzがなじみでしょう。
② 心地よい音の条件とは?
自然界にあるさまざまな音は、それぞれに異なる特有の周波数を持っています。
自然界の音は1Hzから数百万Hzまでかなり広い周波数に及んでいます。
けれども、人は20Hzから20,000Hzまでの周波数しか聴き取ることができません。
さまざまな周波数の中で、人にとって とても心地よい音もいろいろと研究されています。たとえば、安定の周波数「174Hz」がこれに該当します。
人の内側に作用することで、ゆったりと落ち着いた心になっていくとされています。
③ 音の性質を有効活用した例には、何があるのでしょう?
宮沢賢治さんの童話「セロひきのゴーシュ」の中に、1つのたとえが示されています。
ゴーシュが子ねずみをセロ(チェロ)の孔から中に入れて演奏してみたら、子ねずみの具合がよくなった・・・
これは、チェロの低い音が持つ心地よい振動が、動物の体に伝わって心身のヒーリングとして作用したと考えられる描写でしょう。
自然界のさまざまな音の中には、動植物が心地よいと感じるものが少なからず存在していて・・・それを上手に利用すると、心身にステキな影響を及ぼすことができそうです。
2.人間にはどのような「音」が聞こえ、どんな「音」が聞こえないのでしょうか?
その違いはナニ・・・??
人が聞こえる音と、聞こえない音。
他の動物が聞こえる音と、そうでない音。
この違いはどこからくるものでしょうか?
京都大学の三上章充 名誉教授によると・・・
動物が他の動物に襲われないようにするには、それぞれの置かれている環境によって、「嗅覚、視覚、聴覚」を変化させる必要があるとのこと。
そして 人間は他の動物と比べると、視覚が発達している反面、嗅覚や聴覚はそれほどでもないとのこと・・・でも、それはなぜでしょう?
それまで夜行性だった人間が、恐竜が絶滅した後に、昼行性の行動に変化してから・・・人間は安全面から、木の上で生活することを学習しました。
そうすると、他の動物と違って遠くまでよく見えるようになりました。
その過程で、他の動物から自分たちの身を守り、獲物を捉えるには・・・嗅覚や聴覚よりも、視覚を発達させる必要がありました。これはサルも同じ・・・
この考え方は、けっこう信ぴょう性がありそうではないでしょうか。
実験によれば、聴覚については 人間よりも犬や猫などの動物の方が幅広い音域をとらえることができます・・・
音をとらえる能力である聴覚は、動物の進化の過程で生じているという説明は、けっこう興味深いもの。
必要は発明の母・・・このことばは、応用範囲が広そうです。
3.オーケストラ指揮法・・・楽器それぞれの持つ音の規則性のわかる人が、1人ひとりの演奏者の力を最大限に発揮できる方向に導く能力が必要?!
無限の組み合わせ・・・
①オーケストラと「音」の関係は?
オーケストラといえば、それぞれの楽器の持つ固有の「音」をどのように組み合わせ、変化させるかとっても重要。
『オーケストラ指揮法』の著者である高木善之さんによれば・・・
楽器固有の音の組み合わせは無限にあるけれど、それぞれの楽器の演奏者1人ひとりが最大限の力を発揮できないと、ステキなハーモニーは生まれないとしています。
そのため、指揮者にはその能力がぜったいに必要・・・
高木善之さんはまた、このオーケストラを指揮する考え方は、経営、夫婦、親子関係など、あらゆる人間関係でも同じだとしています。
オーケストラの指揮も、さまざまな人間関係も、それぞれが持つ波動をいかに調和させられるか・・・
うまく調和できればすべて調子よくいき、調和できなければまったく逆の結果が出てしまう。
うまく調和させるには、それぞれが持つ「波動」の協力がとっても重要でしょう。
けれども、頭でわかっていても、ちょっとしたことが原因で 人間関係はややこしくなりやすいもの・・・
心地よいハーモニーをつくりだすには、「さまざまな音の集まりとしてのまとまり」が大切であることを思い出せれば、とってもいいかも。
人は命令されて動くのではなく、自分自身の気づきによって積極的に動くのですから・・・
まとめ
自然界にあるさまざまな音・・・
自然の音って、人にとっても優しい音もあれば、身の毛もよだつようなものもあります。
その中で、人にも動植物にも心地よい音には、一定の規則性がある・・・これはとってもステキな発見でしょう。
この発見から数百年の年月をへて、さまざまな民族音楽が生まれ、クラシック音楽などが誕生し・・・さらに現代のいろんな曲へとつながっています。
考えてみると、これはスゴイことかも。
中高年のココロが、ちょっとでもうるおったらうれしいですね・・・
・音楽における音とは、『世界の教養365』によれば・・・音楽の基本的要素である ①音高、②音階、③調の3つの組み合わせ、とあります。
1.自然界にある音の規則性・・・それをうまく活用できれば、動植物のヒーリングに役立てることができます!
2.人間はどのような「音」が聞こえ、どんな「音」が聞こえないのでしょうか?・・・人間は視覚優勢・聴覚劣勢なので、聞こえる音域は少なめ!
3.オーケストラ指揮法・・・楽器それぞれの持つ音の規則性のわかる人が、1人ひとりの演奏者の力を最大限に発揮できる方向に導くもの!
ご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「中高年の心の栄養」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<4日目>・・・「クローン技術とは?」
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<3日目>・・・「ラスコー洞窟の壁画とは?」hyakuman-amane.hatenadiary.com
<2日目>・・・「 ジェイムズ・ジョイス(小説家)とは?」
hyakuman-amane.hatenadiary.com