hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 沖縄 中城城跡・・・「いにしえの丘」空間をのんびり散策 : 半径300メートルをはるかに超える散歩 !<その8> 】

沖縄の城跡空間をゆっくり
歩いてみると、とっても
ゆったりした気分に・・・

こんにちは、百萬です。

 

中高年の散歩・・・その目的と効用は何でしょうか?

 

人によってさまざまでしょうが、1つには中高年の健康維持。

あまり歩かないでいると、足腰がどんどん弱ってきますから。

 

2つめは、家の中にじっとしていると 変化があまりないので、考えることがワンパターンになりがち・・・

 

老人医学に詳しい和田秀樹医師によれば・・・ワンパターンだと前頭葉を刺激できないため、ボケる原因をつくっているようなもの。

そんなことから、外へ出ていろんなものを見て、いろいろと思ったり考えたりすることで、日々 脳や体に刺激を受けるのは けっこういいことでしょう・・・

 

そして、ときには家から遠く離れた場所をぶらぶらと散策するのもいいもの。

いつもとは違う刺激を得ることができそうです・・・

 

今回は、沖縄の「中城城跡・・いにしえの丘空間を散策」です。

よかったら、ご覧ください。

 

目 次

 

高台に築かれた城跡を眺めながら「いにしえ」を偲ぶ散歩のスタート・・・中高年がとってもワクワク状態に?!

 

城壁内の通路はけっこう
歩きにくくて・・・とっても難儀!

 

① 城跡のある高台までカートでラクラク移動・・・まるでゴルフ感覚かも?

 

(グーグルマップより引用)

 

世界遺産に登録されている城跡のまわりを散歩しました。

中城城(なかぐすくじょう)跡を散策した中高年は、どれくらい いるでしょうか?

 

レンタカーで入口まで行き、そこから入場。さあ、頂上までゆっくり歩いて行こうと思ったら、無料のカートが出ます の声・・・

 

妻はちょっと膝が悪いので、迷うことなくカートに乗り込みました。

おかげで、ほぼ近くまで楽ラクに登っていけました。

 

観光者は私と妻の2人以外に、数名いるだけ。

カートに揺られていると、少しずつ高台に上がってるという感覚が楽しい感じ。

 

高台までやってくると、そこから海が一望できました。また、数多くの民家も転々と見えます。

今日も風が強くけっこう曇っていますが、それほど寒くはないので快適に歩けます。

 

② 見たことない色鮮やかな草花と戯れる時間・・・それは散歩人にとって極楽タイムといえるかも?!

 

散歩しながら城跡をいろいろな角度から観察してみます。

ところどころに、南国の沖縄に特有の花があちらこちらに・・・それを見ていると、足がすぐに止まってしまいます。

 

城跡の広さ、かたち、生えている草、近くに生えている草花など観察しながら歩いていると・・・いにしえの城で、人々の日々が彷彿としてくるような妄想にとらわれます。

とてもゆったり、のんびり気分。

 

ときどき、かれんな花が中高年の
つかれを癒してくれるような・・・

 

これは何の花だろう?  

城壁の刻印みたいな印には、どんな意味があるのだろう?

・・・これまでまったく見たこともない花が、とってもたくさん。

こんな感じで・・・世界遺産を見に来ているのか、そこにある草花や城壁沿いの通路だけを見に来てるのかよくわからない感じ。

 

強いていえば、両方ともそこそこ見ていると言えるかも。目にした草花はそれぞれに個性的で、色鮮やか・・・

 

③ かつて琉球の人たちが登った坂を、中高年も登ってみたい・・・

 

高台にあって、なおかつ城跡は想像以上にうず高く築かれていました。

下からじっと見上げていると、首がジワリと痛くなってきます。

 

城壁として積み上げた石が、それぞれにぴったりと合わさっていて・・・まさに、最高級レベルの芸術作品のよう。

 

この城壁を築いた人々の技術レベルがみえてきます。

かなり権力のある王だったのでしょう・・・多くの人民を使ってつくらせたに違いありません。

 

城壁の下層は、計測して切り出した石が積み上げてあります。

その上の方になると、自然の火山岩の形のまま・・・これもまた微妙な位置で、それぞれの凸凹を利用して積み上げてあります。

このあたりの感覚が、設計した人の感覚の面白さをあらわしているみたい・・・

 

地面には比較的平たい石が並べられていますが、それでも火山岩の凹凸がかなりあって、けっこう歩きにくい感じ。

登山用の靴を履いていると歩きやすいかも。スニーカーだと足の裏が少々痛い感じ・・・

 

城壁の石の積み方を眺めていると、中高年はいろんなことを妄想して・・・散歩がなかなか進まない感じ?!

 

内部は複数の部屋(郭)に分かれており、
ここを通ると広い城内空間につながっていて・・・

 

① 火山岩を精巧に切り出してあることに、とってもビックリ

 

城壁をつぶさに眺めていると、火山岩を切り出したものがたくさんありますが・・・

城壁を頑丈にするために、切り出しの形を微妙にさまざまに変えて密着させているようにみえます。

 

当時の人々は、こんなに精巧な切り出し方をどのようにしてやったのか・・・

また、これほど重そうな石を、どのようにして持ち上げることができたのか・・・

 

中高年の頭はいろんなことを想像します。

丸太を並べたり、テコの原理を利用して、たくさんの重い石を運んだのではないか・・・そんなふうにも考えられます。

それでも、かなりの人数を必要としたのだろうなあ。中高年の妄想はあちらこちらに拡散しまくり・・・

 

そんなことを思いながら、壁をじっと眺めていると・・・作業した琉球の人々のしたたり流れる汗を感じます。

と・・・気がついたら、ずっと向こうで妻がこちらをじぃ〜と見つめています。

 

② 自然の火山岩をそのまま城壁に使っている箇所もあり、設計者の意図を感じます

 

城壁の最も上のほうに積まれている石を観察すると・・・

自然がつくり出した細かなギザギザの石が、上手に積み上げられています。

 

崩れないように計画的に積み上げてあるようで、中高年1人くらいの力で押してみてもびくともしません。

1つひとつの石はそれほどでなくても、自然にできあがった石の形を適切に組み合わせる。このことによって得られるスゴイ強度・・・

 

切り出した石、自然のギザギザの石の微妙な組み合わせで城壁をつくりあげ・・・

敵にしっかり備えるというのが、当時の琉球の城壁づくりの基本だったかもしれない、などと空想します。

 

本土の城の築き方と、琉球の城のつくりかた。

城壁の下のほうは多少似ていますが、上の方はまったく違う考え方みたい・・・

 

③ 石に刻まれた刻印の意味はなに?

 

城壁の石の一部に、刻印が示されています。

すべての石ではなく、何枚かに示されています。

 

その形の説明は書いてあるものの、それが何を意味しているかまでは書いてありません。

15分くらい刻印をじっと観察して、いろいろに妄想してみましたが、何らのイメージも湧いてきません。

 

今後 研究が深まれば、解明される日がきっと来るのでしょう。

当時の琉球の王は、日々何を思い、何を考え、何をどのようにしたかったのかなど・・・それらが、もしかすると明らかにされる日が来るのかもしれません。

 

城壁に刻印を施すという考え方は、この大きく立派な城が自分のものであり・・・自分の権力を公に示しているのかも。

そのあたりの詳細がとっても興味深いところかも。

 

現代においては、大きなビルを建てると定礎2020年8月などのように刻印がなされることが多いですが・・・

もしかすると、それに通じるものがあるのかもしれません。

 

中高年の妄想はとどまるところを知りません。(すぐに忘れてしまいますが・・・)

 

城壁内側の狭い空間をのんびり歩くと・・・いにしえの人々の動きや想いがイメージでき、中高年の楽しい妄想はまだまだ続く感じ!

 

ここに腰をおろして、しばし
いにしえの人たちを妄想します・・・

 

① 城内はけっこう広い空間がひろがっていて・・・

 

城壁の内側に入ると、ただただ広い空間が四方八方に広がっています。とにかく想像以上の広さ・・・

 

高台に構えているこの城跡は、カートで昇ってくる途中で少しだけ見えていた城空間よりも・・・はるかに広がりを持っていました。

 

広がる空間をランダムにあちこち歩くと、足下の敷石のゴツゴツさにけっこう閉口。

まわりには、城壁の内側に幅1メートル弱くらいの通路空間があって、人がなんとか歩ける感じ。

 

踏み台を登って、その道を実際に歩いてみると、敷石の微妙な高低差があるためとても歩きにくい感じです。

でも、かなりの人がここを歩いたのでしょう・・・石の表面はかなり滑らか。底の厚い靴を履いているので、ゴツゴツしたところを歩くにはとても楽です。

 

② かなり狭い通路にちょっと閉口ぎみ???

 

昔の人は、今の人よりもかなり体が小さかったことでしょう。

この城壁内側の歩道が1メートル弱とはいえ、それなりの幅を確保した設計になっていると思われます。

 

城の敷地の周りすべてが楕円形であり、周囲をぐるりと細い通路がはりめぐらされています。

敷石の摩耗状態を観察すると、大勢のさまざまな人々が・・・かなりの回数、行き来した様子がうかがえる感じ。

 

通路に上がる短い階段は、今の人でも足を大きく持ち上げないと昇れないくらいの高さ。妻は膝がよくないので、私が支えないと昇れないくらいでした。

 

それなりに小さかった昔の人々が、この階段を登るのは結構きついと思われます。

よく使うのであれば階段の長さを伸ばして、ステップを少し短めにするのがいいのではないかと、また妄想・・・

 

③当時の王は、ここで日々何を思ったのでしょう・・・

 

城内の敷地に、王の石碑がありました。

四角い石を積み上げ、さらにその上に大きく長い石を縦に立て、そこにさまざまな刻印が施してあります。

 

文字自体がよく見えないため、なんと書いてあるか不明。

かつての王の名前や、生きた年代あるいは活躍した内容などが刻まれているのかもしれません。

 

その石碑のまわりには、芝のような短い草が生えていたので、腰を下ろしてのんびりしてみました。

座って四方を見ていると・・・当時の大勢の人々が、この広い空間をいくつかに仕切って、さまざまに生活していたのでしょう。

 

琉球の資料から、当時の服装や髪の形などがある程度わかります。

そのようなことをイメージしながら、いにしえに想いを馳せるのはとっても楽しいもの・・・

 

まとめ

 

散歩の途中でカワイイ草花が・・・

 

中高年の散歩・・・人によって、いろいろな目的と方法があるもの。

 

散歩していると、体に力がみなぎってくることもあります。また頭がスッキリすることもあります。

忘れていたことを、突然 思い出すこともあります。長い間あたためていたことが、ある時にひらめいたりします・・・

 

散歩の目的はさまざまでも、歩いていると とても気持ちがよくなることは間違いなし。体が適度に疲れるので、夜も眠りやすくなります。

 

そして、たまには自宅から遠いところに行って散歩をすると・・・すべてが新しい発見ばかり。

散歩を刺激的にするには、ときに自宅から遠く離れたところも とってもよいものかも・・・

 

・高台に築かれた城跡からいにしえを偲ぶ散歩がスタートして、中高年はとってもワクワク状態に・・・?!

・城壁の石の積み方を眺めると、中高年はいろんなことを妄想して・・・散歩がなかなか進まない感じ?!

・城壁内側の狭い空間を歩くと・・・いにしえの人々の動きや想いがイメージできて、中高年の楽しい妄想はまだまだ続く感じ!

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「半径300メートルをはるかに超える散歩 !」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その7>・・・「沖縄 普天満宮近くの民家街をのんびり歩く!」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その6>・・・「沖縄 ガンガラーの谷 の遊歩道を歩く!」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その5>・・・「40年ぶりに九州を楽しく散策 熊本  加藤清正公に再会?!」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com