hyakuman_amaneのブログ

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【 エッセイスト岸本葉子さんに学ぶ・・・中高年のステキな老後対策?! : <その4> 片づけは「部分」から① 編 】

中高年の衣類はたくさんあるけど、
いつ着るのでしょう・・??

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年の部屋の片づけ・・・

なぜ、とっても上手な人と、まったく逆の人がいるのでしょうか?

 

すぐに片づけられる人・・・

一方、多少ちらかっていても 後からやろうと思い、気がついたらスゴイことになってしまっている人。

 

散らかしやすい中高年はその対策として、片づけを上手にやっている中高年のやり方を参考にしてみてはどうでしょうか?

 

エッセイスト岸本葉子さんの著書を、ご参考にどうぞ・・・

今回のテーマは「片づけは部分から」です。

 

目 次

 

『ちょっと早めの老い支度』(2012年)に書かれていることは・・・片づけは、いきなり「全体」に取り組まない!

 

・クローゼット全体の整理は見果てぬ夢だが、とにかく電話帳ほどの暑さの書類ファイルだけ、よそへ移すことにした。

 

・片付けの本にはよく、いきなり全体に取り組まず、手をつけやすい部分から始めるのが挫折しないコツとある。

 

衣類だけならまだしも、書類ファイルなどがクローゼットにあるのは、いかにも雑然とした印象かも?!

 

クローゼットの中をたまに
出してみると・・・何これ?

 

① クローゼットの中に、洋服以外のモノもギッシリ?

 

「確定申告に使った領収書がたくさん溜まっている。」とは、著者のことば。

エッセイストは個人事業主なので、領収書の数は年間でかなりの量になるでしょう。

 

一般の人は・・・

たとえば、クローゼットの上の方は誰でも洋服掛けに使っているでしょう。

それが一定の容量を超えるとパンパンになってしまいます。

 

密着しすぎて、洋服の間に空気が通らないほどになると、時間の経過とともに少し嫌な匂いがしたりします。

特に夏場・・・多少汗を含んだ衣類がかけられたりすると、その傾向が強くなるでしょう。

 

けれども、問題はほかにも・・・

クローゼットの真ん中から下の部分。

 

クローゼットの空き空間を有効に使おうとすると、半分から下に整理ダンスなどを入れ込んで・・・

さらに、その修理ダンスの上板に「とりあえず」モノをドンドン置いていく。

そんなことはないでしょうか?

 

そしてそれが少しずつ すこしずつ積み上げられていき、いつのまにかクローゼットの扉が閉まらない・・・

そこに入ってるものは、頻繁に使うものなのでしょうか。

それとも、年に1度も使わないものなのでしょうか。

 

1つモノが増えれば 1つモノを減らさないと、パンパンの状態は解決できないのは誰でもわかること。

けれども、それを解決できない自分がいるのも事実・・片づけがいかに難しいかわかります。

 

② そもそもクローゼットは何を収納するところでしょうか?

 

クローゼットは、やはり着るものが中心。

けれども、わが家の各部屋のクローゼットをちょっとのぞいてみると・・・

例外なく、高さの真ん中から下あたりに、引き出しのある整理ダンスを入れています。

 

しかも、整理ダンスの引き出しがとっても開きづらい状態。

収納スペースが多いほど、さらにモノがドンドン増殖中。

 

整理ダンスの中についに入らなくなると、その上にモノが積み重ねられていきます。

そして中のモノを出したいときは、まずケースの上に積んであるものをいったん下ろして、中に入ってるモノを探さなくてはいけません。

 

これはとっても非効率的。けれども わかっていても、なかなか改善できないもの・・・

人は収納スペースがあるほどに、モノをどんどん増やす動物かも。

 

③クローゼットの中のパンパン状態を解決するためには・・・

 

蛇口から出る水が、コップに入るところを想像してみましょう・・・

 

コップが水で満杯になれば、水を止めない限り、コップから水が溢れてしまいます。

そのため こぼさないためには、水をいったん止めるしかありません。

または、いったんコップの水を少し空けてから、あらためて水を注ぐしかないでしょう。

 

誰でも、頭ではわかることなのですが・・・

けれども水が溢れていても、なぜかなかなか止められないもの・・・とっても不思議なこと。

 

クローゼットの書類だけでも、よそへ移そう・・・けれど、移したい先の本棚も 満杯どころか180%くらいの収納率・・・??

 

クローゼットはパンパン
その下にも本がどっさり・・・

 

① 本を前後に2冊詰め込むと、スライド式本棚でなくなる!

 

スライド式の本棚は、とっても便利に見えます。

これを考えた人の発想はスゴイと思います。

 

広い部屋なら、見開きA4サイズの書籍がラクラク入る書棚。狭い部屋でも、新書サイズの本がかなり入る書棚・・・

書棚をスライドさせると、前方の本と、後方の本がとってもスムーズに見つかる仕組み。

 

けれども、本好きの人はどんどん本が溜まっていきます。

そうなると、古い本を処分すればいいのですが、これが案外難しいもの。

 

本を処分しないでいると、本棚の中に入れてある本の前や上などのスキマにもう1冊置くようになる人が多いのでは?

最初は数冊だけ置いていますが、次第にどんどんと増殖していきます。

 

そうすると・・・いつの間にかスライド式の本棚が、スライド不可状態に。

このような経験者も多いのではないでしょうか?

 

当たり前なのですが・・・スライド式書棚に収容できる本の冊数は決まっています。(そんなことは誰でも知っている!!)

そのため 冷静に考えると・・・新しい本を1冊買ったなら、古くなった本を1冊処分しないといけないはず。

 

けれども 頭ではわかっていても、本好きの人はなかなか処分できないもの・・・

 

② 天板の上にも、売ろうと思っている古書などがいっぱい?

 

スライド式本棚がいっぱいになると・・・

仕方ないので、本棚の天板の上に1冊ずつ積み上げていくことに。

 

1冊が2冊になり、2冊が3冊に・・・こんなふうに本が天板の上にどんどん溜まってくると、さらに踏み台まで準備して重ねていくかも。

 

積み上げた本が天井まで届くくらいになると、かなり危険な状態になります。

地震がきて、重量のあるハードカバーの本が落下するとかなり危険。

 

けれども、あまり深く考えずに本を上へとさらに積んで行きます。

こんなふうにして、スライド式書棚の中がごちゃごちゃになり、天板の上もぐちゃぐちゃになってしまいます。

 

事実は1つ・・・収容スペースには限界があるということ。

それは誰でもわかっていること。けれども、本は少しずつ溢れていくもの。

恐ろしいくらいに ささいな変化・・・これがとっても危険かも。

 

いきなり全体に取り組まない。中高年の体力・気力からすると・・・部屋を分割して「部分」からの整理整頓がベターでしょう!

 

まずできるところから
整理整頓するのが大切かも・・

 

① 一般的な「片づけ本」の内容は、けっこう難しいかも?

 

整理整頓する・・・

整理とは、いらないものを捨てること。

整頓とは、いらないものを捨てたあと、本当に必要なものを きちんとわかるように配置すること。

 

一般的な「片づけ本」に書いてある内容は、読んでみるとけっこう緻密・・・

そこに書いてある細かな手順に従って、できる人はわずかな人数かも?

 

特定の日を決めて、一定の基準で、残すモノと捨てるモノにドンドン分けて行く。

これはわかるのですが・・・問題は、なかなか処分しにくいものが立ちはだかることでしょう。

処分の基準は、人それぞれに違いますから・・・

 

② 手をつけやすい部分からやる

 

ある一定の日を決めて、部屋の中のすべてのモノを片づけよう・・・これはまず中高年には無理。

となると、たとえば部屋を4つのエリアに分けるはどうでしょう?

今週はエリアAだけ片づける・・・来週はエリアBだけみたいに。

 

1つのエリアが1回で終わらなければ、来週もう1回続ければいい・・・それでも、着実に前進です。

こちらが終わったら、次はあちら・・・そんな軽いノリが中高年にはけっこうイイ感じかも。

 

けれども実際の作業では・・・

やろうと決めた小さなエリアを実際に整理してみると、懐かしいものが次々と出てくるため、作業がなかなか進まないもの。

そこで時間をとられ、また捨てる判断基準が案外に難しく難航。

 

そのため、あまり気張らずに、できるエリアを できるペースで整理整頓するのが、中高年にはいいような・・・

場合によっては、エリアAをさらに4つに分けるのもありでしょう。

 

今週はここだけやる・・・この軽い気持ちがあれば、きっと前に進むはず。

 

③ 整理整頓の小さな快感を、他の収納場所にも広げる

 

部屋全体の4分の1のエリアそれぞれを、さらに4つに分けた場合、1回で整理するのはたかだか16分の1かもしれません。

 

けれども、そこにある雑多なモノを 収容スペース内に収めることができれば、けっこうやった感じがするもの。

その成功体験を得たら、さらに次の16分の1のスペースへと広げていく。

 

小さな成功体験を少しずつ拡大すれば・・・

4か月くらいで、部屋全体のモノがスペース内に収まる確率が高まるでしょう。

 

一方、一気にやらないと気が済まない性格の方もいるでしょう。

それができる人は、一気にやるのも1つの方法でしょう。

けれども、それができる人はわずかかも。

 

作業エリアを小分けにしながら、できることをできる範囲で進めるのが・・・中高年の体力・気力に合った方法ではないでしょうか?

 

まとめ

あ~あ、今日もモノでいっぱいだぁ・・・

 

何事も、いつかまとめてやろうと思うものです。

特に忙しいときほど、そのように考えるもの。

けれども実際には、1年たっても2年たっても、なかなか進まないのが整理整頓。

 

中高年が不要なものを継続して処分し、もともと狭い部屋のスペースを少しでも広く活用する。

そのためには、欲張らずに、「部分」からアプローチすることがとっても大切でしょう。

 

部屋のスペースを感じて、こころにゆとりを持って暮らすためには・・・まずは「部分」からやってみませんか?

 

・岸本葉子さんの『ちょっと早めの老い支度』(2012年)では、「いきなり「全体」に取り組まない」とのアドバイス!

・衣類だけならまだしも、書類ファイルがクローゼットに積んであるのは、いかにも雑然とした印象かも?!

・クローゼットの書類だけでも、よそへ移そう・・・けれど、移したい先の本棚も満杯どころか180%くらいの収納率かも・・・??

・いきなり全体に取り組まない。中高年の体力・気力からすると・・・部屋を分割して「部分」からの整理整頓がベターでしょう!

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「エッセイスト岸本葉子さんに学ぶ・・・中高年のステキな老後対策?!」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その3>・・・「 モノ減らしを決意③」

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その2>・・・「 モノ減らしを決意②」

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その1>・・・「 モノ減らしを決意①」

hyakuman-amane.hatenadiary.com