同じかも・・・??
こんにちは、百萬です。
中高年の心・・・いつの間にか けっこう枯れてきていないでしょうか?
中高年の心を新鮮な水分でうるおすには、知的好奇心の向くままに 動くのもいい方法かもしれません。
数年前にベストセラーになった『世界の教養365』から・・・
今回のテーマは「知的好奇心とは何か?」です。
目 次
- クローン技術とは?
- 1.知的好奇心としての科学には、生命倫理の問題が残ります・・・しかし生命倫理とはどのようなものでしょうか?
- 2.人間の知的好奇心は無限大・・・人が想像できることは、いつか実現するものでしょうか?
- 3.「ラクしたい」という発想が、知的好奇心の根っこにありそうですが、それは悪いことでしょうか?
- まとめ
クローン技術とは?
うまれるってホント???
『世界の教養365』によれば・・・
母親の遺伝物質を未受精卵に核移植することによって、世代を超えた一卵性双生児である赤ん坊羊ドリーが生まれました。
1997年のことです。
これは、母親のどの部位からの細胞でも、全く新たな個体をつくることができることを示しました。
けれども、ドリーはその後 肺がんなどにより、羊の平均寿命の半ばで安楽死・・・
1.知的好奇心としての科学には、生命倫理の問題が残ります・・・しかし生命倫理とはどのようなものでしょうか?
けっこう危ない面があるかも・・・
生命倫理って、具体的にどのようなことなのでしょうか?
ウィキペディアによると・・・
生命倫理とは、生物学と医学が発展していく過程で、さまざまに生じる倫理的な問題をどのように扱うかということ。
またこれには、医療方針と実践についての道徳的な見方も含んでいて、かなり複雑です。
2018年11月26日の日経新聞には・・・
中国の南方科技大学(深圳市)の研究者が、遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」技術をヒトの受精卵に使ったと報じました。
これにより、双子の女児が誕生したとの主張をAP通信などが報じた・・・としています。
これが事実であれば、ゲノム編集という技術を使って、遺伝子を操作して人の子どもをつくったことになります。
これは当時、大きな話題となったので、ご存知の方も多いでしょう・・・
知的好奇心そのものは、人が生きるためのエネルギーの根源であるため、これに制限をかけるわけにはいきません。
けれども 人間の知的好奇心の先には、そこまでやってはいけないと多くの人が感じる倫理的な問題にいきつく場合があります。
これは、正しいとか正しくないという問題ではなく・・・
多くの人がそこまでやってはいけない、と思う倫理的な判断基準のぶつかり合いでしょう。
だからこそ、知的好奇心の行き着く先には きわめて難しい問題があり、多くの人たちによる話し合いが必要でしょう。
2.人間の知的好奇心は無限大・・・人が想像できることは、いつか実現するものでしょうか?
何だか変わったことやってる!
18世紀から先進国でさまざまな研究が本格的に行われましたが、それは人の知的好奇心が原動力となっていたのでしょうか?
ヨーロッパを中心とするさまざまな基礎研究が実を結んで、社会が大きく発展し、世界がとても小さくなっていきました。
その意味では、人に知的好奇心がなければ、従来と同じことをずっと繰り返すだけでしょう。それだと、産業や文化、人々の生活様式などの発展は難しくなります。
現在でも、77億人の社会の発展を支えているのは、人の限りない知的好奇心でしょう・・・
知的好奇心を持って、世の中のさまざまな事象を観察すると・・・
なぜ そうなっているんだろうとか、これをこんなふうに変えてみたらどうなるのだろう?・・・など、人はさまざまに考えるもの。
そして、さまざまな人がそれぞれに考えたものの中から、人がきわめて大きく発展できるものが見つかっていくものでしょう。
いま私たちはICT技術が極めて高い水準になった時代に生きています。30年前にはパーソナルコンピューターはありませんでした。15年前にはスマートフォンもありませんでした。
けれども、今は若者から中高年までさまざまな人が、それらを当たり前に使って生活して人生を楽しんでいます。
人が知的好奇心を持って、頭の中にさまざまに想像できるものは ほとんどが実現しています。
けれども、知的好奇心がいき過ぎると、倫理や道徳の問題が現れます。
そして、それが人類を破滅させる危険性をはらんでいるのも事実でしょう。
そのため、知的好奇心は重要ではあるものの、進んでいく方向と内容が人を破滅させる危険性のあるもの・・・
そのため、重大な管理下におかなければならないことは、各方面から指摘されているとおりでしょう。
3.「ラクしたい」という発想が、知的好奇心の根っこにありそうですが、それは悪いことでしょうか?
工夫して楽になったんだよ・・・
日本人はとても真面目で、手を抜かないと思われているようですが、それはホントでしょうか?
確かに真面目さが日本人の特徴であり、海外などから一定の評価を得ている点でしょう。
その一方で、日本人の手を抜かない働き方、やり方などを観察すると・・・物事を効率的に行うことが、あまり上手でないのではないでしょうか?
もっと楽に仕事するというのは、本当はさまざまな工夫をすることでしょうが・・・
これが、もしかすると手を抜いているようにみられる場合があるのではないでしょうか。
あることを完成するのに1時間かかる作業があるとします。
やり方を抜本的に変えて、その作業を10分で終わることができるようになったとします。すると、これは効率性が上がったといえます。
けれども、それを改善とは言わず、手抜きのようにみられるなら問題でしょう。
人の知的好奇心は、底なし沼のようなものかもしれません。
人は関心のある分野については、尽きることのないエネルギーが溢れ出てきます。
逆に、関心があまりない分野については、人のエネルギーはほとんど出てこないもの。
人は、自分の関心のある分野や領域については、知的好奇心を活用することで、社会を発展させる能力を持っていると見ることもできます。
これまで、どの時代においても、どの地域においても、人はさまざまな発見をしてきました。
また、その発見をもとに、それらをつなぎ合わせて改善したり、まったく新しいモノをつくり、新しい考え方を考案してきました。
知的好奇心によって得られたさまざまな財産を、いろいろと組み合わせる能力を持っているからこそ・・・
今の社会の発展があり、また今後もあり続けるでしょう。
けれども それが行き過ぎると、人間を破壊させるような倫理的な問題が生じることになるのも事実・・・
まとめ
まったく同じ猫がいっぱいってこと?
科学者は、今でもクローン技術の研究を深く続けています。
人間が生きていく上で必要な技術を開発することは、とってもいいこと。
ただし一方で、その発見や発明が人間に悪い影響を及ぼす可能性がある場合には、倫理的な観点から適切な対策を取る必要があります。
クローン技術は、人間にとって適切に使われれば役に立ちますが・・・
知的好奇心だけが先行すると倫理面での問題が出そうです。
そのため、倫理的な観点については、今後も十分なチェックが必要でしょう。
・クローン技術とは?
1.知的好奇心としての科学には生命倫理の問題が残ります・・・
2.人間の知的好奇心は無限大・・・人が想像できることは、いつか実現するもの。
3.「楽したい」という発想が、知的好奇心の根っこにありそうですが、それは悪いことでしょうか?
ご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「中高年の心の栄養 」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<3日目>・・・「 ラスコー洞窟の壁画」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<2日目>・・・「ジェイムズ・ジョイス(小説家)」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<1日目>・・・「<1日目>アルファベット」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com