こんにちは、百萬です。
中高年からの老後対策はとっても大切・・・とは、よくいわれる話し。
けれども、実際に行動しているかとなると、なかなか難しいのではないでしょうか?
エッセイストの岸本葉子さんの著書の中で『ちょっと早めの老い支度』(2012年)から・・・
これは中高年にけっこういいかも!と思えるものをピックアップして考えてみました。
いいと思うものは実際にマネてみて・・・さらに改善を加えて自分流に育てていくと、けっこういいかもしれません。
今回のテーマは「モノ減らし②」。
目 次
- 岸本葉子さんの著書『ちょっと早めの老い支度』(2012年)には、次のようなことが書かれています・・・!
- ①思い出の品は大切だけど・・・年に1度でも見ることがあるのでしょうか?
- ②家の中で長い間「死蔵」しているモノは、年齢がいくほどに増えていきます!
- ③思い出は現物を10個ほどまで、あとはデジタル写真で保存して・・・モノを減らすのはいかがでしょうか?!
- まとめ
岸本葉子さんの著書『ちょっと早めの老い支度』(2012年)には、次のようなことが書かれています・・・!
「思い出の品」は大切なものですが、実はけっこう場所を取っているものです。
・写真、子ども時代の絵など、いわゆる思い出の品。ほかに雛飾り、母親の若い頃の着物などが溢れている。
・かつては実家にあったそれらの品も、母が亡くなり、父が身軽な住まいへ引っ越すのに伴い、私の所へ移ってきた・・・
・そして、自分の部屋は荷物だらけに。
高齢の親を持つ中高年は、自分のモノに加えて、さらに親のモノまで引き取りだすと、部屋中がパンパンになるでしょう・・・
①思い出の品は大切だけど・・・年に1度でも見ることがあるのでしょうか?
中高年の家の中をぐるりと観察すると、あれぇ、思っている以上になんだかいろんなものがあるなあ・・・
左にも、右にも、高いところにも、細かなモノが所狭しとあるのではないでしょうか?
では、そこに何が入っているんだっけ?
そう思っても・・・だいたいはわかるものの、詳細までは思い出せないモノがけっこうありそうです。
もしかして、引っ越しの時に段ボールに詰めて、封をしたままのモノまであったりしませんか?
中高年の記憶の範囲を超えるたくさんのモノが・・・いつの間にか溜まっている人が多いかもしれません。
ところで、部屋の中に収納されているたくさんのモノを、年に1度くらい取り出してみることはあるでしょうか・・・
1年に1度手に取ってみるものは、モノ全体の何割くらいでしょう?
たぶん・・・多くて、せいぜい全体の2割にも満たない人が多いのではないかと思います。
会社の中高年仲間と雑談していると、そのくらいでしょう。
キレイに収納したのはいいけれど、何を収納したか・・・よく覚えていないのも、けっこうあるのではないでしょうか。
そうなると、収納するという行為は、ほとんどがムダな作業だったかもしれない気がしてきます。
何かを探しているときに、たまに懐かしいモノを見つけることがあります。
思わず数十分、それをじっと眺めていたりするものでしょう。
けれども、再びそれをしまって、またそれなりの時間が経つと、また何が収納されているかを覚えていない・・・
そんな繰り返しが多いように思います。
②家の中で長い間「死蔵」しているモノは、年齢がいくほどに増えていきます!
現在の家に住み始めて、みなさんは何年経つでしょうか?
あたりまえですが、住んでいる期間が長いほど、家の中のモノはドンドン増えていくものです。
個人差はあるでしょうが、普通は居住年数に応じて、モノは自然に増殖するものでしょう。
けれども、モノは少しずつ、すこしずつ増えていくため、日々の変化はそれほど激しくないもの。
ある日、改めて各部屋を見渡してみて、あまりにモノが多くなっていることに気づいて、ビックリするものです。
各部屋をのぞいて見て、何がどのくらいあるのだろう・・・そんな思いがするものではないでしょうか。
毎日何気に見ているだけだと気づかないものでも、たまにじっくりと観察してみると、その増え方が異様に映るかもしれません。
まさか全部のモノをひっくり返すわけにはいかないので・・・
何があるのかを思い出そうとするものの、どんなモノがどのくらいあるのか、パッとわかる中高年はどれくらいいるでしょうか・・・
忘れてしまっているモノがそれなりにあるのです。
モノが確かにそこに収納されている・・・
けれども、それを年に1度も使わない、あるいは何かすら覚えていない。
そんな状況が中高年には、けっこうありそうです。
中高年になると、その年数に応じて相当の量のモノが溜まっているもの。
そして、何があるかをハッキリと言えないモノがたんまりあるはず・・・
岸本葉子さんは、著書でこれを「死蔵」と言っています。
そこに何かが確かにあるけれど、実生活になんの効用もない・・・というところでしょうか。
まさに言い得て妙でしょう。
③思い出は現物を10個ほどまで、あとはデジタル写真で保存して・・・モノを減らすのはいかがでしょうか?!
思い出の品は増えることはあっても、決して減ることはないものでしょう。
よく考えれば、これは当たり前のこと。そうであれば、中高年はどうしたらいいでしょう?
その1つの答えとして、思い出の品をデジタル化する方法が考えられます。
それらをデジタル写真として、キチンと保存するのです。
やってみると、最初はとっても違和感があります・・・
思い出の品を写真に撮って保存するなんて、いったん何なの?という感じかもしれません。
これは、紙の本をずっと読んでいた中高年が、ある日から電子書籍に変えたときの感覚に、少しだけ似ているかもしれません・・・
私は現在、図書館で借りる本以外は、基本的に電子書籍です。
電子書籍にない本は、やむをえず紙の本を買うときがあります。
本当は紙の本を買いたいところですが、いつのまにか部屋の中が本だらけになってしまうのです。
電子書籍というと、慣れないうちは確かに違和感がありました。
けれども、こんなものだと思えばちゃんと読めますし、何より部屋がぐちゃぐちゃにならず、いつもスッキリしています。
そんなわけで、思い出の品をデジタル化するというのも、けっこう整理整頓のいい手段でしょう。
とはいえ、これだけはデジタル化だけではムリというものがあるものでしょう。
相当の思い入れの品はありますから・・・デジタル化して、かつ現物を保存するのはありでしょう。
そして、それらはもしかしたら、あの世に持っていきたいモノに思えるレベルのものでしょうか・・・
まとめ
中高年の定年後は20年・・・
かつては平均寿命が60歳代だったので、老後のことを深く考えたり、ましてや悩む必要などなかったもの。
けれども わずかの間に、定年後の期間が20年近くになると・・・
さすがにそれなりの考え方で生活した方が、とってもいい感じかも。
けれども、自分1人だけでゼロから考えても限度があるもの・・・
そのようなときは、輝いている?人の・・・中高年の生き方や考え方を参考にして、自分なりにいろいろ考えて行動してみるのがいいのではないでしょうか?
・岸本葉子さんの著書『ちょっと早めの老い支度』(2012年)は、とっても参考になります・・・!
・①思い出の品は大切だけど・・・年に1度でも見ることがあるでしょうか?
・②家の中で長い間「死蔵」しているモノは、年齢がいくほどに増えていきます!
・③思い出は現物を10個ほどまで、あとはデジタル写真で保存して・・・モノを減らすのはいかがでしょうか?!
ご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「エッセイスト岸本葉子さんに学ぶ、老後対策?!シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その1>・・・「モノ減らしを決意①」編
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