こんにちは、百萬です。
近年の日本人の平均寿命の伸びは、あまりにもスゴくないですか・・・?
一般的なサラリーマンは65歳でリタイヤ。
けれども、その年齢での中高年の平均余命は20年ほどあります。
戦後の昭和25年ごろの平均寿命は、男性が58歳、女性が61歳くらい。その後の伸びは驚くばかり。
そうなると、中高年は定年後の20年ほどを・・・生きがいを持って健康に過ごすには、それなりの準備や対策が必要でしょう。
・・そうは思っても、1人だけでいろいろ考えるのも けっこう大変なこと。
そういうときは、老後の準備や対策をじょうずに立てて生活している人を、参考にするのはけっこう有効でしょう。
エッセイストの岸本葉子さん・・・彼女の読みやすい文章に魅かれて、これまでにかなりの著書を読みました。
その彼女もいつの間にか60代となり、私と同じ中高年に・・・
最近の著書では「老後への備え」や「老後の快適な過ごし方」なども多く、中高年にはとても参考になることが増えました。
その中で、『ちょっと早めの老い支度』(2012年。以下、「この本」といいます) から・・・これはけっこういいかも!と思えるものをピックアップして、中高年なりに考えてみました。
いいと思うものは実際にマネてみて・・・さらに改善を加えて、自分流に育てていくと、けっこういいかもしれません。
今回のテーマは「モノ減らし」。
目 次
- 岸本葉子さんの著書『ちょっと早めの老い支度』(2012年)によれば・・・「無理な収納は ”死蔵” の元」!
- ①家族それぞれのクローゼットを観察すると、パンパンのもの、ちょうどいいもの、多少の空間があるもの・・・実にさまざま!
- ②ほとんど着ない衣類を廃棄する必要性はわかるけれど・・・その前に、本当に 新たに買う必要があるのかを 考えるのはもっと重要かも!
- ③クローゼットの中に、十分な空気が通るスペースが確保できているかどうか・・・これをまず確認することから、モノ減らしが始まります!
- まとめ
岸本葉子さんの著書『ちょっと早めの老い支度』(2012年)によれば・・・「無理な収納は ”死蔵” の元」!
この本に、次のようなことが書かれています・・・
・服を狭いところに無理に押し込むので、服が折れたり、シワになったりする。
・これは、服がありすぎるからだ。そのため、管理がおろそかになり、着られる状態を保てていない。
・だから、収納そのものが服の状態を損ねているともいえる。
服の枚数と収納スペースのたたかい・・・
冷静に考えれば、どうがんばっても、収納スペースの広さ以上に服は入らない。
入らないときはどうするか?・・・ムリやり力を入れて 押し込むことに。
①家族それぞれのクローゼットを観察すると、パンパンのもの、ちょうどいいもの、多少の空間があるもの・・・実にさまざま!
みなさんの家の各部屋のクローゼット・・・けっこう パンパン状態ではないでしょうか?
わが家の各部屋のクローゼットを改めて見てみると・・・
妻と娘のクローゼットは、多くの服でかなりパンパン。ギッシリ入っているので、取り出すのがけっこう大変な感じ。
何とか収まっているものの、それぞれの服などが密着していて、押し合っているような感じ。
これだと、ハンガーにかけて吊るすときに、服に折れ目が入ったりすると その跡がしっかりと残りそうです。
一方、息子のクローゼットはそれなりに余裕がある状態。服がすぐに取り出せそう・・・
服やパンツがそれなりにあるものの、買っている数が多すぎないように感じます。
私のクローゼットは、なんと4分の1くらいがスカスカ状態。
もともと服にそれほどの関心がないせいもあり、1つがダメになったら1つ購入する程度のためでしょうか・・・
その代わり、クローゼットの下に本がところ狭しと置いてあります。図書館にない本は、電子書籍がない場合に、紙の本を買っているためです。
妻のクローゼットは、中高年の老い支度として そろそろ一考を要する時期かも。
年1回も着ないものがけっこうありそうですが、はたして断捨離できるでしょうか・・・
②ほとんど着ない衣類を廃棄する必要性はわかるけれど・・・その前に、本当に 新たに買う必要があるのかを 考えるのはもっと重要かも!
毎年どれくらいの量の衣類が、捨てられているのでしょうか?
独立行政法人 中小企業基盤整備機構の調査によると、日本では・・・
・2020年度の衣類廃棄量は年間78万トンで、75万トンが一般家庭からのもの。(それでも、2009年度の94万トンから減少しています・・・)
・そのうち、リサイクルされずに 焼却処分されるものが51万トン。7割近くが捨てられることに。
日本で年間 廃棄される衣類は78万トン。
これを衣類の枚数に換算すると24億枚、1人あたり20枚・・・
これは、なんだか食品ロスと同じくらい、驚くような数字かもしれません。
ゴミになるような服の買い方はいけないと思う人がいる反面、実態はけっこうなものではないでしょうか?
欲しい服を1枚買ったら、けっこう古いものの中から1枚捨てる・・・
お風呂にドンドン水を入れ続けると、やがてあふれます。こぼれないためには、一方で水を抜く必要があります・・・これと同じ原理。
これは誰でもわかることですが、実際にやるのはなかなか難しいものかもしれません・・・
③クローゼットの中に、十分な空気が通るスペースが確保できているかどうか・・・これをまず確認することから、モノ減らしが始まります!
クローゼットの衣類の中に、十分な空気が通るようにするためには、どうすればいいでしょうか?
答えは、どう考えても明らか・・・
クローゼットの最大容量よりも、1〜2割少ない衣類の枚数に抑えるしかないでしょう。
これは、考えれば誰でもわかること。
けれども、現実にはそうなっていないことが 多いのではないでしょうか。
わが家の妻と娘、息子、私それぞれのクローゼットを見ると・・・
空間のスカスカ度合いは、かなり違うことがわかります。
自分ではその状態がよくわかっているはずですが・・・わかっていても、状況はなかなか変わらないもの。
クローゼットの収容可能枚数と、衣類の保有枚数(= 現在の枚数 + 買う枚数 - 捨てる枚数)を緻密に?計算して、新しい衣類を買う人はどれくらい いるのでしょう・・・
クローゼットの中で、衣類どうしがぴったり密着していると・・・空気の循環が悪くなるため、イヤなにおいがずっと残ったままになります。
そのため、まずはクローゼットの点検をしてみませんか・・・?
衣類の密着度合い(パンパン度合い)を、まず確認してみることが重要でしょう。
そして、衣類の出し入れに 相当 苦労するようであれば・・・
明らかに、収容能力以上に掛けてあることになるでしょう。
住宅によっては、クローゼットの収納スペースがかなり狭い場合もあるはず。
そのため、保有する衣類の枚数だけで、多すぎるかどうかは判断しがたいもの。
けれども、そのクローゼットに収容できないのが事実であれば、衣類の保有枚数 (= 現在の枚数+買う枚数 - 捨てる枚数) を考えざるをえないでしょう。
・・・まずは、クローゼットの中の「真実を知る」ことから 始めるのがいいのではないでしょうか。
まとめ
中高年の定年後は約20年・・・
ちょっと前までは平均寿命が60歳代だったので、老後のことを深く考えたり、ましてや悩む必要などなかったもの。
けれども 、定年後の期間が20年近くになると・・・
さすがに、それなりの考え方で生活するのが必要でしょう。
けれども、自分1人だけでゼロから考えても限度があるもの・・・
そのようなときは、輝いている?中高年の・・・生き方や考え方を参考にして、自分なりにいろいろ考えて 行動してみるのがいいのではないでしょうか?
①家族それぞれのクローゼットを観察すると、パンパンのもの、ちょうどいいもの、多少の空間があるもの・・・実にさまざま!
②ほとんど着ない衣類を廃棄する必要性はわかるものの・・・その前に、本当に新たに買う必要があるのかを 考えるのはもっと重要かも!
③クローゼットの中に、十分な空気が通るスペースが確保できているかどうか・・・これをまず確認することから、モノ減らしが始まります!
ご覧いただき、ありがとうございました。