あそこまで行けば半分かなぁ
こんにちは、百萬です。
熱い気持ちで、中高年が 今後の自分の人生目標を 考えるのはとってもいいこと・・・
けれども どれくらいの中高年が、途切れることなく目標を達成しているのでしょうか?
目標を立てた当初は熱い気持ちがあるため、しばらくはそれなりに継続できるものです。
けれども、半月がたち1か月が経過するころには、どうかすると中だるみが生じやすいもの。
中高年の日々は、想像以上にさまざまなことが起きるもの。
となると なおのこと、せっかく立てた目標に取り組むことが、次第に難しくなることが多いのではないでしょうか。
目標への取り組みがきちんと継続できるように、対策を考えてみたいと思います。
目 次
- 小さな目標を達成したら、自分をほめてあげる・・・そして 大きな目標を達成したときのために、自分にステキな?ご褒美をあらかじめ考えておくのは とってもいい方法です!
- 外発的な動機づけは、「他の人からの働きかけの力」しだいなので、あまり期待しにくいもの・・・けれども中高年が管理職である場合は、部下のモチベーションアップのために この力がとっても必要です!
- まとめ
小さな目標を達成したら、自分をほめてあげる・・・そして 大きな目標を達成したときのために、自分にステキな?ご褒美をあらかじめ考えておくのは とってもいい方法です!
きっといいことが・・・
中高年が目標をしっかり達成しようと思ったら・・・まずは、モチベーションを継続するための作戦が必要ではないでしょうか?
モチベーションをアップさせるには大別して、次の2つの方法があります。これは目標管理の どの教科書にも書いてあること。
・「内発的」な動機づけ
・「外発的」な動機づけ
このうち・・・「内発的」な動機づけとは、自分で自分のモチベーションを高める方法。自らが積極的に行うものです。
自分でできる 内発的な動機づけには、いろいろなものが考えられます。
中高年が10人いれば、10とおりの方法があるでしょう。
でも、その基本は同じ・・・
① 自分を「継続的に、積極的に、自分をほめてあげる」ことです。
「自分をほめる」・・・これはカンタンなようで、実は案外難しいもの。
ためしに、「私はすごくがんばって、目標を1つ達成した。これは実は、スゴイことだよ」・・・みたいに、自分をほめてあげた経験が、何回あるか思い出してみてください。
いかがでしょうか?
・・・すぐに思い出せない中高年が、大半ではないでしょうか?
② そして、自分をほめるときに、何かご褒美があると モチベーションがもっと上がるもの。
大きな目標を達成するには、その下位に「中くらいの目標」があり、さらにそのベースに日々の「細かな目標」があるはず。
今日の「細かな目標」が1つクリアできたら、大好きなチョコレートを自分にプレゼント。マンガを30分ほど自由に読む時間をあげるなど・・・
ご褒美とは、自分がうれしければ 何でもいいのです。
そして、「中くらいの目標」が1つクリアできる段階になったら、中くらいのご褒美を自分にあげましょう。
・・・さらに「目標を最終的に達成」したら、それなりのご褒美を自分にプレゼント!
中高年は、「馬面人参」という古めいた言葉を、思い浮かべるかもしれません。
けれども、人も動物もがんばったらご褒美があると思うと、それなりにモチベーションが上がるのも事実。
であれば、中高年は自分をもっともっとほめてあげて、ご褒美をあげて・・・やる気をさらにさらに高めるのがお得です。
外発的な動機づけは、「他の人からの働きかけの力」しだいなので、あまり期待しにくいもの・・・けれども中高年が管理職である場合は、部下のモチベーションアップのために この力がとっても必要です!
考えておこうっと・・・
モチベーションをアップさせる方法のうち、「外発的な動機づけ」とはいったい何でしょうか?
・・・それは、他の人のモチベーションを高めてあげる方法です。
たとえば 会社であれば、上司が部下のモチベーションを高めるために行うのが 主でしょう。主導権は上司が握っています。
いわゆるアメとムチの組み合わせで、人のやる気をコントロールしようとするもの。
外発的な動機づけは、相手に対して行うものなので・・・当たり前ですが、相手自身はコントロールできません。
外発的な動機づけについては、次の3つが中心になります。
① 金銭的報酬を高めてあげる
② 関心と愛情を注いであげる
③ 承認欲求を満たしてあげる
① 金銭的報酬とは、とってもわかりやすいもの・・・まさに給料などが増えることで、人のやる気が一定程度 増すでしょう。
人はやはり生活のために仕事をします。生活のためには一定のお金が必要です。
そのため、とても根源的な人間くさい部分になりますが、けっこう重要な部分。
②「関心と愛情を注ぐ」のは、わかりやすいイメージです。
多くの人は、他の人から関心を持たれたい、愛情をもらいたいと思っているもの。
人は強がっていても、1人だけでモチベーションを高く保ち続けるのはなかなか難しいものです。
具体的には、仲間との絆を深めるとか、肯定的な話し方をするなど、相手の気持ちが前向きになれるさまざまなものが対象になります。
③「承認の欲求を満たす」とは、「関心と愛情を注ぐ」よりも、1つ高いレベルのモチベーションアップにつながるものです。
まわりの人たちとのさまざまなやりとりによって、関心と愛情を受けるのはとってもいいこと。
けれども、それでもまだ不足する部分があるのが・・・人というものでしょう。
人は心の中に「重要な価値ある人として、人から認められたい」という願望があるものです。そうすることで、自信を持っていたい気持ちがあるもの。
A.H. マズローさんはこれを欲求5段階説として、「承認の欲求」を高いレベルに位置づけました。
この欲求が満たされると人は大きな喜びを感じ、幸福感で満たされることになるというもの。
他人からの支援とはいえ、これがうまくいくとモチベーションはけっこう上がるもの・・・
中高年が管理職の場合は、部下のモチベーションを高めるために、このような「外発的な動機づけ」を積極的に、継続的に行いたいものです。
まとめ
自分に合ったやり方で・・・
中高年の目標・・・
65歳までの会社中心の生活と、それ以降の家庭中心の生活。それぞれ生きいきと毎日を送りたいものです。
中高年は体力、気力などの面で、少しずつ踏ん張れなくなるのはやむを得ないこと。
けれども、それをよくわかった上で、そしてそれを前提として・・・今後どのような目標を持って取り組めば、継続できるか。
これまでを振り返って、それなりに得意な分野について戦略的に考えて実行するか、めんどくさいからそんなことやらないと思うか・・・
考え方1つで、中高年の毎日がワクワクするか、そうでないかが ある程度決まるように思います。
どうせなら、ワクワクする人生の方が楽しいもの・・・これは誰でもそうでしょう。
その際に目標管理というツールは、中高年にとても役立つと思います。
・小さな目標を達成したら、自分をほめてあげる・・・そして 大きな目標を達成したときのために、自分にステキな?ご褒美をあらかじめ考えておくのは とってもいい方法です!
・外発的な動機づけは、「他の人からの働きかけの力」しだいなので、あまり期待しにくいもの・・・けれども中高年が管理職である場合は、部下のモチベーションアップのためにこの力がとっても必要です!
ご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「50代からの中高年の目標はナニ?」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その10>・・・「もっとも大切な中高年のセルフコントロール」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その9>・・・「中高年にピッタリ合う目標管理の方法は? 」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その8>・・・「 中高年の体力・気力・知力にピッタリ合う目標づくり」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com