hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 中高年の激しい思いこみを20% ゆるくするステキな絵本・・・今週の3選?! : < その18> おばあちゃんはやっぱりスゴイ! 編 】

おばあちゃんは知恵袋
とってもスゴイかも・・・

 

こんにちは、百萬です。

 

自分では大丈夫と思っていても、中高年の頭はけっこう固いもの。

頭の柔軟性を保つのに、もっとも簡単で、けっこう効果があるものは何でしょうか?

 

いろいろあるけど、絵本はどう?というと・・・

中高年仲間は一瞬、はぁ? という顔になる人がほとんど。

 

けれども、ときどき 絵本は昔けっこう好きだったという人に出会います。

そのような人にこそ、中高年になった今もう1度 絵本はどうでしょう?

けっこう夢中になれるかも・・・

 

今回の3冊は「おばあちゃんはやっぱりスゴイ」がテーマ。

よかったら、ご一緒にいかがですか?

 

目 次

 

林明子さんの『こん と あき』(1989年)は、おばあちゃんの孫への そこ知れぬ愛情がじわ〜と伝わってきて、とってもステキな雰囲気?!

 

(横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

小さな子どもは、おばあちゃんが大好き・・・

ステキな笑顔で、とってもやさしく包んでくれるからでしょうか?

 

キツネの人形のこんちゃんは、あきちゃんが赤ちゃんのときから いつもいっしょ。

その後、あきちゃんはスクスクと成長。

 

そのうち、こんちゃんの一部がほころびてきたので・・・

あきちゃんは、おばあちゃんに直してもらおうと、遠くまで出かけることに。

 

列車に乗って、空いている席に座ると、列車が出発・・・

そのうちに、お腹がグーグーと。

 

気がきく こんちゃんは、お弁当を買いに外に出ました。

こんちゃんは ちゃんと動けるのです・・・

 

でも、残り時間があまりありません。

あきちゃんは少し心配になって・・・悲しくて泣いてしまいました。

 

車掌さんがどうしたの?と聞いてみると・・・

こんちゃんが、列車のドアに尻尾を挟まれてしまったの。

やさしい車掌さんは、こんちゃんのしっぽに包帯を巻いてくれました。

 

そうしているうちに、列車がおばあちゃんのいる駅に無事着きました。

このあたりは砂の丘になっていて、あきちゃんはちょっと寄り道。

 

その途中で大変なことに・・・なんと1匹の犬がこんちゃんをくわえて走っていき、砂の中に埋めてしまいました。

 

あきちゃんが、こんちゃんを見つけ出すと ひどくボロボロの姿に・・・

あきちゃんは泣きながら、民家の方に向かいました。

その途中であきちゃんは、おばあちゃんが立っているのを見つけました。

よかったねえ。

 

おばあちゃんは、時間をかけて こんちゃんを直してくれました。

1つひとつ、丁寧にていねいに・・・それはもう根気よく。

 

あきちゃんはそれを見てとっても感激。

こんちゃんといっしょにお風呂に入ることができました。

 

・・・おばあちゃんのそこ知れぬやさしさが、にじみ出てくるような1冊。

これを読んだ中高年は、はるか昔を思い出してジーンと来たらいいなあ・・・そんなことを妄想します。

 

ヨシタケシンスケさんの『それしかないわけ ないでしょう』(2018年)は、おばあちゃんの知恵袋はやっぱり世界最強ということを教えてくれます!

 

(横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

子どもがほんとうに困ったときに 抱きつくのは・・・かつては、おばあちゃんだったのでは?

いまは だれに・・・???

 

今日は雨だ。

お父さんは、今日は晴れるって言っていた。

大人のいうことは、けっこう外れる・・・

 

ただいま。ねぇねぇ知ってる? ・・・とお兄ちゃん。

未来は大変なんだぜ。

 

未来ってなに?

1年後とか、10年後とか、この先の話だよ。

 

未来の世界は、大変なことばっかりなんだってさ。

友だちが大人から聞いたんだって。

 

お兄ちゃんは興奮して続けます・・・

 

人が増えすぎて食べ物がなくなったり、病気がはやったり、戦争が起きたり。

宇宙人が攻めてきたり、地球が壊れたりするんだって・・・僕たちが大人になる頃は、大変なことしかないんだってさ。

 

え〜、ほんとなの?

とってもヤバいかも・・・

 

おばあちゃん・・・・・・未来がとっても大変なの。

なになに、どうしたの?

 

未来はひどい世界になるんだって・・・お兄ちゃんが言ってた。

 

大丈夫よ・・・未来がどうなるかなんて、誰にもわかんないんだから。

大変なことだけじゃなくて、楽しいことやおもしろいことも たくさんあるんだから。

 

おばあちゃんは ほほえんで続けます・・・余裕たっぷり。

 

大人はすぐに未来がきっとこうなるとか、だからこうするしかないとか・・・

そんなことを言うけど、たいてい当たらないのよ。

 

そうか・・・!

お父さんも、今日は晴れるって言ってたけど、雨だった。

 

そうなのよ。ねっ・・・

 

大人はよく これとこれどっちにする?とか言うけれど・・・

どっちも違うかも・・・と思った時は、新しいものを自分で見つけちゃえばいいのよ。

未来はたくさんあるんだから・・・

 

そっか、2つとか3つしか ないわけないもんね。

そうよ。それしかないわけ ないじゃない。

 

そうか・・・だから、私はいろんな、いろ〜んな世界を考えるんだぁ・・・

 

毎日ウィンナーが食べられる未来。

1日中、パジャマでもいい未来・・・

 

毎週土曜日がクリスマスの未来。

ロボットが抱っこして、どこへでも連れて行ってくれる未来。

 

テーブルから落としたイチゴを、ロボットがギリギリで拾ってくれる未来。

宿題を代わりにやってくれる未来・・・などなど。

 

こんなふうに、いろんな未来を考えてみると楽しいじゃない・・・

 

そういえば、好きとか嫌いかとか、よいか悪いかとか、敵か味方とか・・・

よく聞かれるけれど、それもどっちかしかないんだ。

 

すきでも、きらい でもないっていうか・・・

「すらい」とかが あってもいいんだぁ。

 

おばあちゃん、私は大人になったら、未来を考えるお仕事をするわ・・・

あらステキ、いいわね。でもそのころには、もうおばあちゃんは天国に行っているかなあ。

 

ちょっとおばあちゃん、そんな話 それしかないわけないでしょ。

明日 突然すごく元気になって、世界旅行に出かけられるかもしれないし・・・

 

たとえ天国に行っちゃっても・・・

次の日に なぜかクマのぬいぐるみになって、帰ってくるかもしれないし。

100年たっても元気かもしれないじゃない。

 

あはははは、そうね、未来っていいでしょう?

 

・・・この絵本も、おばあちゃんはスゴイ!と思わせてくれます。

いろんなことを知っていても、孫の目線で話し相手になってくれるおばあちゃんは世界最強かも。

 

おじいちゃんには、たぶん無理かも・・・???

 

吉沢たつおさんの『100ぴきかぞく』(2022年)は、全ページに100匹のネコが描かれている超大作?・・・中高年が見るとクルクル目が回りだすかも?!

 

(横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

98匹の孫を家に迎えたおばあちゃんと、おじいちゃん・・・どちらのパワーがスゴかったでしょうか?

 

100匹の猫の家族が暮らす家。

98匹の子どもたちと、お父さん お母さん。

 

今日は、おばあちゃんとおじいちゃんの家に遊びに行きます。

 

みんな歯を磨いて・・・

あれれ 歯を磨かずに、誰かがおにぎりを食べているよ。

 

次は洋服に着替え・・・

お母さんにリボンをつけてもらって、うれしそうな子がいるね。

どこにいるかわかるかな?

 

・・・こんな感じで、各ページで98匹の子ネコが描かれている中から、その1匹を探し出す楽しさ?!

 

朝ご飯ができました。

ペロペロキャンディーをなめているペロくんはどこかな?

 

中高年の私は、ペロくんを一所懸命に探します。

けれども、老眼鏡では細かすぎてよく見えない。裸眼で見るとよく見えるものの、全体が見えない・・・

 

そんなこんなで、子どもにとっては楽しい宝探しゲームのような絵本が・・・中高年にはとっても苦痛に。

けれども、もう少しがんばってみます。

 

さあ出かけましょう。

たくさんの花を持っているのはだあれ?

 

駅に着きました。ちょうど電車が来ています。

おばあちゃんにあげるお花を持っている子がいるよ。だあれ?

 

ガタンゴトン、電車は満員。

ガタンゴトン、座席にヤギのおばあさんが座っています。ワンチャンもいます。でもほとんどネコばっかり。ワイワイ がやがや・・・

 

途中の駅で乗り換え。

「急いで。列車が出るよ」お父さんが呼んでいます。車掌はクマさんとうさぎさん。

そのとき、双眼鏡で遠くを眺めて子がいるね。

わかるかな?

 

やっとおばあちゃんとおじいちゃんの「のびのび村」に到着。

ここからは歩いて行きます。

お人形を抱っこしている子はどこかな?

 

おばあちゃん、おじいちゃんのお庭には野菜がどっさり植えてあります。

みんなスモックに着替えて、晩御飯の材料を取り入れ。

さぼって、かぼちゃの絵を描いているのはだれ?

 

すっかりどろんこ。銭湯へ向かいます。

みんなでお風呂に入って、「あ~、いい気持ち。」

車のおもちゃで遊んでいる子はだれかな?

 

晩御飯はみんなで取り入れた野菜のカレーライス。「いただきま〜す」

デザートはおばあちゃん手作りの特大ケーキ。「おいしいね~」「あ~、おなかいっぱい」

イチゴを3つ持っている子はどこかな?

 

そろそろ寝る時間。お父さんが絵本を読んでくれます。

でも、すでにもう寝ちゃった子がいるね。だあれ?

 

小さな子どもはネコさがしに夢中になりそう・・・

中高年はちょっと目が疲れるかも。

100匹のネコたちが全ページに描かれていて、これはスゴイ感じ。

 

おばあちゃん手作りの特大ケーキは、どれくらい大きかったのか。

これが かなり気になるところ・・・

 

まとめ

 

パパも子どもといっしょに絵本を
読んで、とってもうれしそう???

 

いまの中高年も・・・小さいころは、おばあちゃんから知恵をたくさんもらったのではないでしょうか?

 

今回の絵本は、おばあちゃんのスゴさがテーマ。

 

昭和のおばあちゃんは、小さな子どもたちにとっても好かれたもの。

平成、そして令和のおばあちゃんはどうでしょうか?

 

3世代がいっしょに住めない家が普通になってくると・・・

おばあちゃんと小さな子どもたちの交流がほとんどなくなっていくもの。

これはお互いに とっても残念なことかも。

 

結婚当初から妻の母と同居していた私。そのため、子どもたちはすっかりおばあちゃん子に。

いつ見ても、お互い とっても楽しそうな毎日だったような・・・

 

おばあちゃんといえば、かつてはとってもスゴイ存在。

今はそれがわかる機会がなかなかないけれど・・・

 

時代が変わっても、おばあちゃんの知恵袋はまだまだ存在感が大きいのでは?

そういったことを考えさせてくれる絵本は、中高年にとっても うれしいものかも。

 

・林明子さんの『こん と あき』(1989年)は、おばあちゃんの孫への そこ知れぬ愛情がじわ〜と伝わってきて、とってもステキな感じ?!

・ヨシタケシンスケさんの『それしかないわけ ないでしょう』(2018年)は、おばあちゃんの知恵袋はやっぱり世界最強ということを教えてくれます?!

・吉沢たつおさんの『100ぴきかぞく』(2022年)は、全ページに100匹のネコが描かれている超大作・・・中高年が見るとクルクル目が回りだすかも?!

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「中高年の絵本シリーズ」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その17>・・・「何だろう なんだろう?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その16>・・・「気づいてほしい」編

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<その15>・・・「いったい何だろう?」編

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