こんにちは、百萬です。
普段は、自宅の近所をのんびり散歩・・・
でも今回は、遠くの地 九州を気ままに散歩。
自宅からはるか遠くの地を「散歩する」と言ったら、ちょっと変でしょうか?
それって、旅行でしょう?・・・普通なら、そういわれるところ。
そうなのですが、私にはいつもと違うところを、気の向くままに ゆっくり散歩する感覚に近い感じ。
十分に知り尽くしている場所を散歩するのも、なかなかいいもの。
知っているはずと思っていても、見方を変えてみると、けっこう新たな発見があります。
近所でさえそうなので、自宅から遠く離れたまったく知らないところを、初めて自由に散策するのはもっと楽しいもの・・・
私の場合、有名な観光地でなくてもまったく問題なし。
普通の人が 普通に暮らしている場所でも、歩きながらあちこち見ていると、興味深いものにけっこう出合えるもの。
自分の足で歩き、自分の目でよく見てみると・・・日本全国にさまざまな人がいて、いろいろなやり方で生活している。
こんなことを知るのは、とてもおもしろいもの。
自宅を遠く離れた場所での散歩・・・
今回は九州での散歩の 4回目。
長崎と熊本での散歩中の気づきをお知らせします。
目 次
- 長崎県の口之津港からフェリーで熊本県へ・・・乗船までの待ち時間を利用して 海外通りを散歩すると、遠くから大きなフェリーがドンドン近づいてきて、まるで映画のワンシーンみたい!
- 熊本県天草市にある大江教会のまわりをぐるりと散歩・・・海近くの高台にある教会に、日々訪れる信者の姿が彷彿とするような感じ!
- 熊本県の崎津教会はまさに海のすぐそば・・・ネコと戯れながら、海沿いにのんびり散策したら、潮の香りで開放感いっぱいに!
- まとめ
長崎県の口之津港からフェリーで熊本県へ・・・乗船までの待ち時間を利用して 海外通りを散歩すると、遠くから大きなフェリーがドンドン近づいてきて、まるで映画のワンシーンみたい!
長崎県の雲仙から、海岸沿いにずっとレンタカーを走らせ、口之津港になんとか到着。
朝早くホテルを出たので、比較的早くフェリー乗り場に・・・
地図で見ていると、けっこう複雑な長崎県の地形・・・
場所によってはフェリーがとっても便利なため、利用者が多いのでしょうか?
乗船手続きを終えて、時間がけっこうあったので 近くを散策。
目の前に広がる一面の海を眺めながら 海沿いに歩くと、暖かくてとってもいい感じ。
海がキラキラ・・・
風は弱く、波がとても穏やか・・・
堤防で釣りをしている人たちもいて、何気にバケツの中をのぞいてみると けっこう釣れている感じ。
フェリー乗り場入口では、わずか10分くらいの間に、私たちのレンタカーの後にけっこうな車の列・・・
長崎から熊本に行くには、フェリーが便利であることがよ〜くわかりました。
平日でもけっこう利用する人がいるんだと思いながら、さらに海に沿って散策を継続・・・
しばらくすると、大きなフェリーが少しずつ接近。
足をちょっととめて、海に目をやると・・・ズンズンこちらに近づいてくるにつれ、かなりの大きさ。
40年ほど前に、青函トンネルが開通する前・・・
青函連絡船に自分の車を乗せて、青森から函館にゆっくりと向かったことを思い出します。
青函連絡船は今では人を運んでいないと思いますが・・・
当時 船に揺られて、向こう岸までゆっくり移動する旅もなかなかいいもの。
これはまさに中高年向き・・・
人のほとんどいない海岸通りを、夫婦で左右を見ながら のんびり散歩。
ネコがときどき道路に出てきて、たまに頭をなでて・・・
熊本県天草市にある大江教会のまわりをぐるりと散歩・・・海近くの高台にある教会に、日々訪れる信者の姿が彷彿とするような感じ!
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産になっている大江教会・・・
天草で当時 最も早く建てられた教会とのこと。
最近、この教会を訪れた中高年も多いのではないでしょうか?
現在のロマネスク様式の天主堂は1933年(昭和8年)に、フランス人宣教師のガルニエ神父によって建設されたもの。
海近くのやや高台にある、全体的に白っぽい感じの教会。
静かなたたずまいで、とっても静か。
かつてこの地で、キリスト教信者の迫害があったとは想像できないような雰囲気・・・
教会のすぐ横に十数家の墓地があり・・・
日本風の墓の最上部に、十字架が設置されていました。
数は少ないものの、和洋混合のような感じの墓。
なんとも不思議で、信者のみなさんの気持ちがわかるような・・・
日本人は、自分たちと他国の文化を融合させる・・・天賦の才があるのかも。
教会の中をしばし見た後、教会の周りをぐるりと散策。
アップダウンがそこそこあり、けっこうきつい感じ。天気がよく、少々汗ばむほど。
教会建物はそれなりに古いものの、掃除が行きとどいていてとっても気持ちいい感じ。
高台にあるため、風が教会の開け放たれた窓を吹き抜けています。
散歩の途中で・・・
この教会を建てた外国の牧師さんの墓に、略歴が刻まれていました。
教会の歴史的背景を学びつつ、教会の中だけでなく、歩きながら 周辺の様子を見て回るのはとても楽しいもの。
散歩を終えて車に戻ってみると・・・
隣に車を停めている年配の女性が、車と教会の間を何度もなんども行き来しています。
何かをお祈りしてるような・・・
その地で生きる人々の生活が、ごく普通の日々の中に 垣間見えるような。
熊本県の崎津教会はまさに海のすぐそば・・・ネコと戯れながら、海沿いにのんびり散策したら、潮の香りで開放感いっぱいに!
当日 訪れた2つ目の教会は、熊本県の崎津教会・・・
ここもキリスト教の潜伏から復活までの足跡が残り、世界文化遺産に登録されているところ。
世界文化遺産に登録されてから、訪問した中高年も多いのでは?
この教会は海のまさにすぐそば。
平地にドンという感じで、しっかりと建っています。
かなりの観光客がいるかと思っていたものの・・・
行ってみるとそれほどの人もなく、教会の中と外をゆっくりと見てまわることができました。
近くの資料館で、人生の大先輩と思われる年齢の男性ガイドさんが・・・
江戸時代に弾圧され続けたキリスト教信者たちの長く隠れた活動を、こと細かに教えてくれました。
ずっと弾圧され続けても、信仰を守り抜く力強さを持ち、まったく頭の下がる思い・・・
歴史的な背景を聞いた後は、教会周辺をゆっくりと散歩。
本当に小さな漁村という印象。
出会う人も少なく、そのかわりネコを何匹か見ました。
人に慣れているのか、とてもゆったりどっしりと歩くさまは堂々としたもの。
海岸近くを散策して少し疲れたので、小さなお店でソフトクリームを・・・
私たちがアイスクリームを食べていると、観光客が通るたびにこちらをのぞき込む感じ。
店のご主人としばし歓談・・・
ご主人が若いころは、この近くに真珠の養殖場があって、それなりに栄えていたそう。
けれども 最近はそれがダメになってしまったとのこと。
そのため、若者はどんどんと都会に出ていってしまったよ と・・・
今では80歳前後の高齢者が残っている感じ。
まとめ
長崎県からフェリーで熊本県に渡り、2つの教会を見てから、その周辺をゆっくり散歩。
まさにのんびりとした田舎風の光景がずっと続いていて・・・中高年にはとてもゆったりとできる空間。
いつもは自宅の近くを散歩している私ですが・・・
遠くのまったく知らない土地に来て、その周辺をただひたすら のんびり散歩。
会った人と ときどき会話して、いろいろな話を聞かせてもらって。
同じ日本人なのに、環境のまったく違うところで、人がさまざまに生活していることを実感。
ときどき、ちょっと不思議な感覚になることも・・・
へえ、こんな楽しみがあるのかぁ、こんな習慣があるんだとか・・・
土地の人たちにいろいろな話を聞けるのは、とても楽しいもの。
観光地だけでなく、その周りの民家を見てまわり、曲がりくねった道を歩いて ご縁のあった人たちと話しをすると・・・
その地で生活している人たちの生き方や考え方などが、少しだけ見える感じ。
これはやっぱりとても楽しいもの・・・
・長崎県の口之津港からフェリーで熊本県へ・・・乗船までの待ち時間に散策すると、遠くから大きなフェリーがドンドン近づいてきて、まるで映画のワンシーンみたい!
・熊本県天草市にある大江教会のまわりをぐるりと散歩・・・海近くの高台にある教会に、日々訪れる信者の姿が彷彿とするような感じ!
・熊本県の崎津教会はまさに海のすぐそば・・・ネコと戯れながら、海沿いにのんびり散策したら、潮の香りで開放感いっぱいに!
ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
なお、「半径300メートルをはるかに超える世界の散歩」シリーズの直近のものは、次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
<その3>・・・「40年ぶりに九州を散歩 佐賀・長崎」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その2>・・・「40年ぶりに九州を散歩 福岡②」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com
<その1>・・・「40年ぶりに九州を散歩 福岡①」編
hyakuman-amane.hatenadiary.com