hyakuman_amaneのブログ

日々「学ぶ」「働く」「楽しむ」 中での 気づきブログです!

【 絵本は50代からの中高年にとって かたい頭の破壊ぐすりかも? : < その13> 今回の3冊は「泣いたり笑ったり」 編 】

中高年の絵本の世界へようこそ!
さあ、かたくなった頭をこわすぞぉ・・・

 

こんにちは、百萬です。

 

中高年は毎日 起きてから、夕方までの行動がほぼ同じようなパターンの繰り返しかも・・・

 

これだと、1日が長いようで、実は 逆にけっこう短く 感じられるのではないでしょうか?

 

単調な生活リズムはラクな反面、刺激がとても減ってしまうもの。

そうなると、中高年の頭はますます固くなりがちかも。

 

頭のかたさを少しでも壊したい・・・

そんな中高年にもってこいの?「頭の破壊ぐすり」があります。

 

それは・・・絵本。

予想できない方向に話がドンドン向かうので、中高年もけっこう楽しめそう。

 

今回の3冊は「泣いたり笑ったり」です。

よかったら、ごいっしょにどうぞ・・・

 

目 次

 

林明子さんの『おつきさん こんばんは』(1986年)は、お月さまがせわしなく泣いたり笑ったりと・・・変化する様子がとってもメルヘンチック!

 

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

空にうかぶお月さまが、突然 泣いたり笑ったりしたら・・・子どもはどう反応するでしょうか?

 

不思議な体験をすると、人はただ口をポカンと開けているだけ。

あるいは、その場から逃げ出すかも・・・

 

夜になったので、空はまっくらに。

子どもにはちょっとこわい感じ。

 

でも、しばらくすると、おや 空が明るくなったねえ。

お月さまが顔を見せてくれたみたい・・・

これで一安心。まわりがとってもよく見える。

 

お月さま、こんばんはぁ。

今日もまわりを明るく照らしてくれてありがとう。

 

・・・けれども、また暗くなってきたみたい。

雲がかかってきたんだ。

 

雲さん、だめだよ 来ないでねえ・・・

お月さまが泣いちゃうよぉ。

なんだか、そんな子どもの声が聞こえてきそう。

 

雲さんのことば・・・

ごめんごめん、ちょっとお月さまにあいさつしたんだよ。

では、お月さま、さようならまた今度ね。

 

雲さんはす~と離れていくことに・・・

 

あ〜よかった。

今度はお月さまがいい顔で笑ってる。

私も笑顔、みんな えがお・・・

 

メルヘンの世界に迷い込んだような時間・・・

夢の中に浮かんでいるような、なんともいい心持ち。

 

かつては、このような話しをして してと、何度もなんども母親におねだりした・・・かもしれない今の中高年。

 

この絵本で、かたい頭が少しだけ溶けたかも・・・

 

ヨシタケシンスケさんの『このあと どうしちゃおう』(2016年)は、亡くなった僕のおじいちゃんが 生前に泣いたり笑ったりしたことを 教えてくれているみたい!

 

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

大好きなおじいちゃんが死んじゃった・・・

幸せな人生だったのか、それとも・・・???

 

そんなとき、子どもはなにをどう感じるのでしょうか?

 

おじいちゃんの部屋をみんなで掃除していたら、ベッドの下からノートが出てきて。

「この後どうしちゃおう」と書かれたノート・・・

 

おじいちゃんのよれた文字で、自分が死んだらどうなりたいか?

どうしてほしいか?

そんなことがいっぱい書いてあった。

 

たとえば・・・

この後の予定。

天国に行くときの格好。

生まれ変わったら なりたいものなど。

 

さらに・・・こんな神様にいてほしいなあ。

天国って きっとこんなところに違いない。

こんなお墓を作ってほしいなあ。

 

意地悪なあいつは、きっと今度 地獄に行くかも?・・・

いろんな想いのオンパレード。

 

みんなを見守っていく方法は、はて・・・

みんなに作ってほしい 自分への記念品は、う~ん。

 

おじいちゃんのノートを見ていたら、なんだかしだいにワクワク。

僕も天国に行くのが楽しみになってきたみたい!

 

でもちょっと待てよ。

もしかしたら、逆だったのかもしれない・・・

おじいちゃんはもしかしたら、ほんとは寂しくて、すごく死ぬのが怖かったのかも?

 

だから、楽しいことをたくさん考えたんじゃないかなあ。

どっちだったんだろう・・・

寂しかったのかなあ?

楽しかったのかなあ?

 

このことについて、お父さんとお話しをした。

よくわからないけれど、こんなふうにノートに書くのはいいことだよねぇ・・・とお父さん。

 

よし、僕もこのあと「どうしちゃおうノート」を作るぞ。

僕はノートを買いに行った。

とりあえず今日は天国に行った時のために、ブランコで空を飛ぶ練習をした・・・

 

おじいちゃんの泣き笑い。

僕もこれから先 、泣き笑いがいっぱいになるかも・・・

 

おじいちゃんと孫 のほのぼのした温かみが感じられそう。

今の中高年にも、かつてはこんなことがあったかも・・・

 

エリック・カールさんの『プレッツェルのはじまり』(2013年)は、パン職人の泣き笑いを通して プレッツェル誕生の秘話を教えてくれているみたい!

 

横浜市立図書館の蔵書より引用)

 

パン職人がちょっと手を抜いたことで、まずいパンを食べた王さまから追放されそうに・・・

人生は、ちょっとしたことで、泣いたり笑ったりするのが運命のよう。

 

そんな中で 人が幸せになるには、何に気を配ったらいいのでしょうか?

 

ドイツのパン屋さんのウォルター。

みんなが認める とってもおいしいパン屋さん。

 

ある日ネズミを追いかけた猫が、パン工房の牛乳の入った容器をひっくり返して・・・

ミルクがたくさんないと、おいしいパンが焼けない。

 

ああ、王さまにパンを差し上げる時間にとても間に合わない。

仕方がないので、ウォルターは水で薄めて焼いてしまって・・・

 

さて、王さまと王女が今日もパンを食べると・・・

いつもと違うパンだと とても怒りはじめて、お前はこの地から追放だ と。

 

けれども、そのとき王さまのもとに朝日が差してきて・・・

少し気が変わり、「朝日が三方から差してくる おいしいパンを作れば、許してやる」

 

ウォルターは寝る時間もおしんで汗を流し・・・

けれども、どうしても命令されたパンが作れません。

 

最後にはヤケになって、パン生地を天井に投げつけてしまい・・・

それがバケツにぽっちゃりと。

それを妻のアンナが焼いてみると、なんだか変わった形のパンの出来上がり。

 

やがて、そのパンを王さまと王女が食べると・・・

これは変わった形・・・3つの光のかたちだ。

うん、とてもおいしい。

 

その後、少し固めの このパンはプレッツェルと呼ばれ、大好評に・・・

 

プレッツェルの語源は、お祈りをするときの人の姿勢。

1人の右腕を真ん中の人の左肩に、もう1人の左腕を真ん中の人の右肩に置いているような・・・3人の姿勢。

 

エリック・カールさんは、『はらぺこあおむし』など、2003年にローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。

 

まとめ

 

子どもたちは空想の天才
中高年も絵本を読めば、
発想力が豊かになるかも・・・

 

絵本ワールドの魅力・・・

 

絵本なんて大人の読むものじゃないよ・・・中高年はたいてい そう思うはず。

私もそうでした。

 

ある日、図書館で時間があるときに、何気なく手にした1冊の絵本。

ページを開いてみると、おおぉ、なんと懐かしい・・・

 

読み進めるうちに、子どもにかつて読んであげたときとは違う印象を強く持ち・・・

自分の年齢が変わると、絵本に対する見方がずいぶん違うもの。

 

そんな感覚の変化をおもしろく思い、それ以降、毎週3冊ほどを図書館から借りてくるのが習慣に。

そして、やみつきに・・・。最近では、妻も何冊かつまみ読み。

今では、数多くの本、マンガといっしょに 絵本を毎週楽しんでいます。

 

気づかないうちに、どうしても思い込みが激しくなりがちな中高年。

絵本ワールドは、そんなかたい頭を少しこわしてくれること うけあい。

 

林明子さんの『おつきさん こんばんは』(1986年)は、お月さまがせわしなく泣いたり笑ったりと 変化する様子がとってもポエム!

ヨシタケシンスケさんの『このあと どうしちゃおう』(2016年)は、亡くなった僕のおじいちゃんが 生前に泣いたり笑ったりしたことを 教えてくれているみたい!

エリック・カールさんの『プレッツェルのはじまり』(2013年)は、パン職人の泣き笑いを通して プレッツェル誕生の秘話を教えてくれているみたい!

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

なお、「50代からの中高年の絵本」シリーズの直近のものは、次のとおりです。

よかったら、ご覧ください。

 

<その12>・・・「予測できないかも?」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その11>・・・「笑顔が消えた?!」編

hyakuman-amane.hatenadiary.com

 

<その10>・・・「想定外の主人公?」編

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