見つめる・・・坂本龍馬
妻と娘が2人で四国旅行に行ってきました。
私は1人でお留守番。
土産話の中に、高知県の桂浜にある坂本龍馬像の話しがありました。
海のはるか彼方に向かって、一般の人には見えないものを観ているような雰囲気だったとか。
桂浜は 私も学生時代にオートバイで四国を一周したときに、立ち寄ったことがあります。
40年以上も前ですが・・・
海岸道路の砂利にハンドルを取られて コケたことがあるので、今でも忘れられません。
さて、妻と娘の話を聞きながら、最近 歴史にちょっとだけ興味を持った息子が、その話題に関心を持ったような顔に・・・。
この日は珍しく、息子がたまたま実家に来ていました。
そんな顔を見たので、しばらくして私はさっそく図書館から 坂本龍馬のマンガを1冊借りてみました。
そして、息子によかったらどう?とやってみました。
すると・・・
そのあたりのやり取りが、親と子どものつき合い方の1つとして 参考になるかも?しれないと思い、お知らせします。
目 次
- 長男と一緒に観た坂本龍馬の映画「幕末」!・・・大政奉還決定前後。龍馬最期に至る場面に絞った濃い映画でした!
- 映画の次はマンガ。まず龍馬が生まれてから亡くなるまでをざっと読み、次は長編マンガへ!
- さらに、妻のお竜(おりょう)が見ていた坂本龍馬像を追っかけてみたら、意外な一面が・・・!?
- まとめ
長男と一緒に観た坂本龍馬の映画「幕末」!・・・大政奉還決定前後。龍馬最期に至る場面に絞った濃い映画でした!
実は マンガを読む前に、坂本龍馬の映画を長男と一緒に観てみました。
以前に、吉田松陰の映画を2人で観たことがあったので、今回も抵抗感なく・・・
約2時間。
映画をただひたすら観てればいいだけですから・・・カンタンに終了。
この映画は、1867年(慶応3年)に大政奉還が決定された、その7年前からの数年間に絞ったもの。
1970年の制作。
坂本龍馬役に 萬屋錦之介(「子連れ狼」で有名ですね・・・)、妻のお竜(おりょう)役に吉永小百合(当たり前ですが、とっても若い!)。
30歳近くになる長男は・・・
ときどき チラリと顔を覗くと、けっこう真剣。眠っていませんでした。
以前、会社の飲み会で、吉田松陰の教育熱心さを先輩からトクトクと聞かされた長男。
そんなことから「吉田松陰ってどういう人?」との質問が私に かつてありました。
本をほとんど読まない息子に、小難しい本を読むよりは、歴史はまず映画やマンガからどう? とアドバイス。
それで、一緒に吉田松陰の映画「獄(ひとや)に咲く花」を観たことがありました。
そのときも、へっ? けっこうしっかり観ているじゃないか。そんな記憶が・・・
※ 吉田松陰に興味のある方は、<歴史の1シーン> その1を よかったら次をご覧ください。
hyakuman-amane.hatenadiary.com
土佐藩の改革を性急に進めようとする 土佐勤王党の志士たちの動きから、映画は始まります。竜馬もその1人。
場面は変わり・・・薩長同盟を結ばせた後に、坂本龍馬は京都の寺田屋(伏見区)で襲われ、お竜の機転で薩摩藩邸に逃げ込む場面へ。
そして大政奉還が決定。そのスタート直前に、京都の近江屋(河原町)で 中岡慎太郎とともに殺害されるまで。
坂本龍馬が暗殺されるまでの数年間にフォーカスして、龍馬の人物像に迫っています。
私がこの映画を観たのは久しぶり。当時はまだ20歳前後かも。
この頃は、たぶん吉永小百合さんがお目当てだったような記憶が・・・
坂本龍馬の生涯で、そのクライマックスに近い時点の映画を観て 長男はウンウンと。
何がうんうんなのか不明ですが・・・
映画の次はマンガ。まず龍馬が生まれてから亡くなるまでをざっと読み、次は長編マンガへ!
①短編マンガ『ビジュアル伝記 坂本龍馬』
坂本龍馬といえば、ほとんどの人が知っているはず。
でも、その生涯はどんなの?となると、ちょっと怪しいかも・・・
このマンガ1冊で、坂本龍馬の生涯のあらましがザッとわかります。
小さいころに、近所の子にいじめられたこと。男まさりの姉にしっかり鍛えられたこと。江戸に剣の修行に行ったことなど・・・
マンガ好きな人は、グィグィ引き込まれること うけあい。
固い本だとすぐに眠くなるところですが、マンガだと眠る間もなくサッと読める感じ。
このマンガを書いた人は、坂本龍馬の生涯を節目ごとに、その特徴をよくとらえていると思います。
全体像がよく理解できていないと、このようには書けないもの。
②長編マンガ『お〜い!竜馬』
短編のマンガで坂本龍馬の生涯がザッとわかったら、興味のままに長編マンガへ突入。
武田鉄矢さん、こやまゆう さんの『お〜い!竜馬』がおススメ。
龍馬と竜馬。どちらも正解?のようなので、あまり気にせずに・・・
単行本で23巻あります。かなり読みごたえがあるので、気の向くままに少しずつ読むと いいかも。
坂本龍馬の熱狂的な?ファンである武田鉄矢さん原作のため、とても人間味のある竜馬を細部にわたって描いています。
なお、今ならマンガワンでポイントを貯めれば、全巻無料。
さらに、妻のお竜(おりょう)が見ていた坂本龍馬像を追っかけてみたら、意外な一面が・・・!?
映画とマンガをみたら、次は興味のあるがままに 歴史の本を・・・
もう少し知りたいとか、切り口の異なる坂本龍馬を知りたいと思えば、図書館のホームページで検索するのがいいかも。
映画とマンガで坂本龍馬の生涯とその功績の概要がわかったら・・・
次はたとえば、妻のお竜からみた坂本龍馬はどのような人物だったのか?
私は以前からその点に興味がありました。
すると・・・
・坂本龍馬はあまりキレイ好きではなかったみたい。衣服をなかなか洗わせてくれなかったとか・・・
・坂本龍馬は大政奉還に向かわせるための仲間との行動の様子を、お竜にはけっこう話していたみたい。
この点は、口の固い長州藩の高杉晋作とはまったく異なるタイプのよう・・・
・長文の手紙を書くことが大好きで?、かなり得意だったみたい。
男勝りの姉に最もたくさんの手紙を書いていた。(姉が怖かったからか、それとも甘えられたからか・・・?)
その次はお竜さんか?(ただし、竜馬が亡くなった後に、1通を除いてすべて焼いたとありました・・・)
図書館のホームページで「坂本龍馬」の本を検索すると、比較的新しい本はその目次と内容がけっこう詳しく書かれています。
それを見て、自分の興味・関心に合いそうな本を確認して予約すれば、けっこううまくヒットします。
図書館まで行って1冊ずつパラパラやるよりは、かなりの時間の節約に。
これで 坂本龍馬を探索する 新たな旅ができるかも・・・
まとめ
見ていたものは・・・もしかして、
100年後の経済大国 日本かも?!
歴史の好きな人はけっこう多いもの。
けれども、歴史の本はだいたいが 硬い、かた~い書きぶり。
そのため、その入り口部分で、まあ〜ちょっとやめとくかと 二の足を踏む人も多いかも?
それはまさに、若かりし頃の私そのもの。
そして、それは私の子どもたちも似たようなもの。
以前の飲み会で、会社の先輩から吉田松陰のことを とくとくと聞かされた長男。
内容がほとんど はぁ???
その結果、歴史がそこそこ好きな私に助言? を求めてきた長男。
こんなことは本当に久しぶりだったので、ちょっと驚き・・・
それで、吉田松陰のマンガを紹介してみたら、長男はけっこうハマってしまったようでした。
そして映画を観て、さらに自ら図書館で本を借りて読むまでに・・・
その過程を見ていると、人生の先輩が 後輩に適切なアドバイスができれば、若者は本にもっと興味が持てるかも・・・などと思ったしだいです。
私と同じで、映画やマンガが大好きな息子。
それらから入ると、ウソみたいに歴史に興味を持てるみたい。
物事って、難しそうに見えても、意外に単純な面もありそうです・・・
今回もブログをご覧いただき、ありがとうございました。
ご参考に、過去の<歴史の1シーン>その2・その3は次のとおりです。
よかったら、ご覧ください。
その2
hyakuman-amane.hatenadiary.com
その3
hyakuman-amane.hatenadiary.com